ママになる準備は万全?臨月の過ごし方と気をつけたい注意点
Date:2018.12.27
お腹の赤ちゃんは十月十日(トツキトウカ)お腹の中にいます。お腹の中に命が芽生えて40日目が出産予定日になりますが、36週~39週6日までが臨月と言い、いつ産まれてもおかしくはない期間です。
臨月は、もうすぐ産まれるまだ見ぬ赤ちゃんをお腹に感じながら、忙しくなる出産後に備えて過ごす準備期間です。
第二子の臨月ならば、上の子どもと過ごす大切な時間でもあり、初めての臨月ならば一人の時間を満喫したり、旦那さんと二人で過ごしたりすることができる貴重な時間でもあります。
そんな幸せな臨月という期間をどのように過ごすのが有意義なのか、また注意すべき点をご紹介しましょう。
いつ産まれてもおかしくない臨月の有意義な過ごし方
臨月は、もういつ入院しても出産しても良いという万全な準備を整え、ゆったり過ごすことが大切です。そして、いざという時のために、必要なものをひとまとめにして持ち歩くようにしましょう。
「母子手帳」「保険証」「病院の診察券」「携帯電話」「病院・旦那さんの連絡先を書いた紙」「大きめのナプキン」「バスタオル」
出産準備
臨月に入りまだ出産準備をしていないのならば、今すぐ取りかかりましょう。臨月に入ると、いつ産まれても良い状態なので、すでに出産準備を完了していなければなりません。
臨月の赤ちゃんは気まぐれです。安定していても急に破水してしまうかもという心構えを持っておきましょう。
- 入院準備
- 分娩を予定している病院から「出産準備リスト」が渡されるはずです。パジャマや身の回りの物、赤ちゃんに必要な肌着などリストをチェックしてバッグに詰めておきます。
いつでも誰でも持ち出せるように、家族にバッグのありかを知らせておきましょう。
- 陣痛や分娩時のイメトレ
- マタニティ雑誌を読みながら、分娩の練習をしてみるのも良いでしょう。呼吸法など、イメージトレーニングして心の準備をしてから本番に臨みましょう。
- 退院後の準備
- 退院後、すぐに育児に専念できるような快適な空間を作っておきましょう。ベビーベッドの配置やミルクポットの用意、沐浴セットなど、必要なものがすぐに使えるように準備しておくと慌てなくて済みますね。
散歩する
体が重く疲れやすくしんどい時期でもありますが、多少の運動は必要です。体調が良ければ、近所を散歩しましょう。ゆっくり景色を楽しみながら散歩すれば、気分転換にもなります。
ただし、平日の昼間が望ましいです。場所にもよりますが、平日でも夕方や土日など子どもが外で遊んでいる時間帯は、何があるかわかりません。
自分が気をつけていても普段の自分の動きができない状態なので、ボールを避け切れなかったり、後ろから子どもにぶつかられたりすることがないとは言い切れないですから。
また、お腹が張る時や体調が優れない時は、散歩が日課でも家で安静にしておきましょう。
旦那さんや友達とおしゃれな場所で食事を楽しむ
臨月を終えて出産したら、育児に大変な日々が待っています。当分はおしゃれなカフェやレストラン、焼肉屋などに行くことが気軽にできなくなってしまうので、ゆっくりとおしゃべりしながら美味しいものを食べておきましょう。
上の子とのスキンシップを大切にする
経産婦さんの場合ですが、赤ちゃんが産まれると上の子にしてあげたくてもしてあげられないことが出てきます。どうしても赤ちゃん優先になってしまう生活になるので、赤ちゃんが産まれるまでのこの期間は、上の子とのスキンシップを意識して密にすることが大事です。
どんどん大きくなるお腹を見て上の子も「ママが取られるかも。」という危機感を本能的に感じ始め不安定になりがちです。「あなたのことも大切で愛しているのよ。」と愛情を注いで安心させてあげてくださいね。
一緒に走り回ることはできませんが、たくさん遊んだりお話をしたり抱きしめることができますよ。
横になる時間を作る
ただでさえ眠い、重い、だるい臨月期。横になる時間を作りましょう。昼寝しても良いですし、横になってテレビを見ても良いです。水分量が多くなる妊娠した体はむくみやすく、水分をろ過する腎臓は横になった時の方が元気に働いてくれるのです。
ただ、昼寝であまり長く寝てしまうと夜眠れなくなり昼夜逆転の生活になってしまう可能性があるので、昼寝も20分~30分ほどにしておきましょう。
髪の毛をカットしにいく
中途半端な長さだとお産や育児に邪魔なことが多いので、長いまま縛るスタイルの方もいますが、赤ちゃんのお世話をし始めるとドライヤーで乾かす時間も大変です。
そこで、妊婦さんにはショートカットが意外に人気で、妊娠期にカットして産後伸ばしたり様子を見ながら2-3ヶ月後に美容院に行く方が多いのです。
また、産後は自分の体調や赤ちゃんのお世話で、なかなか美容院に行くタイミングがないのが現実です。しかし、臨月の体で長時間座っていたり、シャンプーをするのは大変なので、カラーやパーマは控えてカットくらいなら美容院に行っておいても良いでしょう。
その際には予約時に妊婦であることを伝えておくことがベストです。何らかの配慮をしてくれるはずですよ。
これだけは気をつけて!臨月を過ごす時の注意点
あと一ヶ月もしないで出産を迎える臨月になると、油断して今まで気をつけていたことでも手を抜いてしまうことがあるかもしれません。
ここでは、臨月で気をつけるべき注意点を紹介しましょう。
無理をしない
あれもしなきゃ!これもしておかないと!とバタバタ動き回るのをやめましょう。ただでさえお腹が大きく疲れやすいのに、余計な体力を使ってお産が大変になったら元も子もありません。
もうここに来たら腹を据えて、ゆったりとできることをして穏やかに過ごすことの方が大事です。
ふとんの上げ下ろしや荷物持ち、お風呂掃除、長時間の運転、立ちっぱなし、高い所に上る作業など疲れることや転倒しやすいことは避けるように気をつけましょう。
長風呂をしない
お風呂に長時間入るのをやめましょう。脳貧血や立ちくらみを起こす危険性があります。また、熱いお風呂も同じくNGです。
臨月太りに注意
臨月に入ると気が緩み、食べすぎてしまう人がいます。妊婦はたくさん食べて太るものだという考えは、もう古いです。太りすぎてしまうと出産にも悪影響が出てしまいますよ。
鉄分や葉酸を多く含むバランスの良い食事を心掛け、便秘にもなりやすいので食物繊維と水分を十分摂るようにしましょう。
遠出をしない&人混みに行かない
いつ産まれてもおかしくない臨月なので、あまり遠出をせずにお出かけをするなら近場に出かけましょう。病院まで1時間以内で行ける範囲ですね。お休み時にお出かけする際には、旦那さんや親などと一緒に出掛け、一人にならないようにしましょう。
また、近場でも人が多い場所は、自分が気をつけていてもぶつかられたり突き飛ばされたりする可能性や病気を移される可能性があるので、人混みに行くのは控えましょう。
公共の乗り物には乗らない
電車など移動に時間がかかる公共の乗り物や、混雑しそうな公共の乗り物には乗らないようにしましょう。万が一災害や事故などで電車が止まったら?人込みでお腹を圧迫されたら?と最悪の状況を踏まえて行動しましょう。
臨月はお腹の赤ちゃんと過ごす心を整える期間
もうすぐこのお腹の中にいる赤ちゃんと会えるんだと思うとうれしくもあり、また育児に対して不安にもなる時期の臨月。
初産の方は、赤ちゃんを産んだ途端にママになって右も左もわからない子育てに奮闘することになり、経産婦さんはまだ手がかかる上の子がいながらの子育てが始まります。
どちらにしても幸せの真っ只中にありながらも、不安が入り混じりますよね。そんなことから、「いつ産まれるかわからないし!」とずーっと家にいれば息が詰まるだけです。たまには上記のようにリフレッシュすることで出産をリラックスして迎えることができますよ。
周りにも協力してもらい、出産と育児に対する心を整える期間として有意義な臨月を過ごしましょう。
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