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恋愛小説のオススメ。物語を通して恋愛観や価値観を磨こう

Date:2018.06.11

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恋愛小説のオススメ。物語を通して恋愛観や価値観を磨こう|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/renainovel/

最近、小説は読んでいますか?漫画や雑誌ならともかく、活字がたくさんの小説は何だかハードルが高い気がして読む気にならない…という人も多いかと思います。

ですが、小説はその中で起きた出来事を読者に追体験させてくれる、素敵な読み物です。中でも恋愛小説は、登場人物に感情移入して自分も恋をしている気になったり、恋愛についての価値観について考えさせられます。

イマイチ恋愛を楽しめていないという人や、恋愛がどういうものだかいまだによく分かっていないと言う人は、恋愛小説を読んでみてはいかがでしょうか?

この記事では、いくつかのジャンルに分けておすすめの恋愛小説をご紹介していきます。


読んでるこっちもキュンとする!王道系の恋愛小説

恋愛小説と言えば、読みながら胸がキュンとするのが醍醐味ですよね。「こんな恋愛がしたい」と憧れることもあれば、「まるで自分まで恋をしているようだった」と恋愛の疑似体験をできることもあります。

そんな王道とも言える、胸キュンな恋愛小説のおすすめをご紹介。

『植物図鑑』…著・有川浩

有川浩さんと言えば、甘くてキュンとする恋愛小説の代名詞と言える小説家さんですよね。映画化・ドラマ化された作品も数多くあります。

そんな有川浩さんの代表作とも言える恋愛小説が『植物図鑑』です。

あらすじ
主人公は20代後半のOL、河野さやか。ある日、行き倒れているイケメン・樹を自宅に泊めたことがきっかけで、彼との奇妙な同居生活が始まります。

居候することになった樹は料理上手で植物オタク。素性の知れない、どこか秘密のある樹にさやかは少しずつ惹かれていきます――。

ふたりの距離が少しずつ近づいていく感覚や、一緒に暮らす中で些細なことにもドキドキしてしまう描写が読者に良く伝わってきます。

いくつになっても少女マンガが好きな女性や、ラブストーリーでドキドキ・キュンキュンしたいという人には強くおすすめできる作品です。

作中では樹が採ってきた山菜で料理を作ってくれるシーンがあります。山菜料理はどれもおいしそうで、読書をしながらグルメ的な楽しみ方もできますよ。

『黄色い目の魚』…著・佐藤多佳子

クオリティの高い青春小説としても知られる『黄色い目の魚』は、まるで自分の青春時代を思い出すようなフレッシュで瑞々しい作品。大人の恋愛も良いですが、学生時代にしかなかった、キラキラした恋心を思い出してみてはいかがでしょうか?

あらすじ
周りに溶け込めず、イラストレーターをやっている叔父にのみ心を開く村田みのり。そんな彼女をの表情を、絵を描くことが好きな同級生の木島悟は追っています。

絵を通して近づいていくふたりが、友情とも恋愛とも言えない不思議な絆を育んでいくうちに、やがて自分たちの歩むべき道を見つけていきます。

登場人物の気持ちに沿った文体で、真っ直ぐ着実に進んで行くストーリーが本作の持ち味。

学生時代を思い出したいという人や、読みながら青春特有の爽やかさを感じたいと言う人におすすめの1冊です。

恋愛小説と言える作品ですが、それ以上に思春期の不安や葛藤、反抗…といった瑞々しいエネルギーが感じられます。

『ねえ、委員長』…著・市川拓司

3つの短編集から構成される市川拓司さんの恋愛小説です。どれも青春時代の甘酸っぱい恋の物語で、中でも表題作の『ねえ、委員長』は読者が実際に追体験したかのような読後感を与えます。

あらすじ

  • 『Your Song』
    …転校生は、いつでも歌を口ずさむ”変な男の子”の祐希。主人公はそんな彼に淡い恋心を抱きます。
  • 『泥棒の娘』
    …主人公の「ぼく」が出会ったのは、いつもラッパを持ち歩く風変わりな女の子。彼女は悪目立ちし、たくさんの生徒から攻撃の的にされています。
  • 『ねえ、委員長』
    …成績優秀の学級委員長である主人公は、通学中に発作で座り込んでいるのを同級生の男子に介抱されます。彼は「問題児」として有名な生徒でした。

表題作以外は短編なので、短時間で読み切ることができます。

どの作品も「問題児と理解者」の関係性が光る、学生時代ならではのストーリー。学校内でどこか浮いたことのある、浮いた人を見たことのある人の心に突き刺さります。

読む前はありがちな設定と思われがちですが、登場人物たちの描写が丁寧なので、読み進める内に登場人物達に感情移入させられます。

『好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く』…著・瀬那和章

全部で3篇の恋愛短編集であるこの作品は、一緒に住んでいる3姉妹がそれぞれの主人公になっています。3姉妹が持つ恋愛への感じ方・考え方に共感する人も多いのではないでしょうか。

あらすじ
26歳インテリアコーディネーターの長女・24歳電話オペレーターの次女・22歳イラストレーターの三女が織りなすそれぞれの恋愛ストーリーです。

表題作『好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く』は、長女が妻子持ちの男性を好きになってしまうお話。

本人の価値観や感じ方によって、全く違う恋愛が待っている…と思わせられるストーリーです。

恋愛描写も楽しめますが、3つの物語すべてが同時に進行している、という展開が見どころ。視点が違うことで明らかになる彼女たちの心情や行動には、思わずハッとさせられます。

いろんな”好き”の形に触れて、それぞれで違う恋へのときめきを与えてくれる小説です。

切なくなる、胸が締め付けられるおすすめ恋愛小説

甘い恋愛小説よりも、ちょっと切なくなるような恋愛小説を読みたい…という気分のときもありますよね。

胸が締め付けられるような恋愛物語の描かれた小説をご紹介します。

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』…著・七月隆文

一風変わったストーリー展開が話題を呼んだこの作品は、映画化されたことでも有名。映画しか見ていない人や、映画は気になっていたけれど結局見ていない…という人は、ぜひ原作小説を読んでみてはいかがでしょうか?

あらすじ
大学生の主人公・高寿は通学電車内で可愛らしい女性・愛美に一目ぼれし、告白します。ふたりは順調に段階を踏んで恋人になるのですが、高寿はある日、愛美からとんでもない秘密を聞かされます――。

出だしはピュアで可愛らしいラブストーリーですが、ヒロインが秘密を明かし、謎が解けた瞬間に物語は切ないラブストーリーへと変貌します。

どちらも相手を愛しているからこそ、切なくなる。悲恋と言うよりは愛のある切ないラブストーリーを読みたい人におすすめです。

世界観はちょっとだけSFですが、特に難しい設定でもないためサクサク読めますよ。1度読み終えた後は、また違う視点でもう1度最初から読みたくなる作品です。

『100回泣くこと』…著・中村航

映画化もされた中村航さんのベストセラー小説です。物語の題材としては「どこかで見たことがある」と感じさせるテーマですが、小説として読むうちに感情移入させられ、切ない気持ちにさせられる良作。

あらすじ
母から愛犬が弱っているとの電話を受けた主人公の藤井は、彼女・佳美に促されて実家へ帰ります。実家へ帰る準備途中、佳美にプロポーズをした藤井は「結婚の練習」として彼女から同棲を提案され、受け入れることに。

実家に戻ると愛犬は無事に容態を持ち直し、藤井は帰宅して佳美との同棲を開始。ところがその年の12月、佳美が酷い風邪を引いて病院に行くと、思いがけない病名を告げられます。

恋人が病気にかかり、ふたりでいられる1分1秒を大切に生きていく…という小説はよくありますが、この作品は描写が丁寧な上に登場人物がみんな優しいので、切なさに拍車をかけられます。

独特の雰囲気に引き込まれ、今ある瞬間を大切にしようと心から思える作品です。

読後感も悲惨というよりはただただ切なくなるタイプのもの。序盤の幸せな空間が、より終盤の切なさを煽ります。

『きみの膵臓をたべたい』…著・住野よる

こちらも映画化された有名な作品です。衝撃的なタイトルとは裏腹に、優しい時間が流れていく様と切なさが多くの読者の心を動かしました。

あらすじ
主人公の「僕」は、クラスメイトの咲良が膵臓を病んでいて余命が少ないという秘密を知ってしまいます。「僕」は秘密を知る人物として、自分とは全く別のタイプの人間である咲良と関わっていきます――。

ふたりの青春がキラキラと眩しい作品ですが、確実に死から逃れられないのだという事実が付きつけられ、読んでいる内に胸が痛くなります。

この作品のポイントは、ふたりの軽快な会話と死を連想するほの暗い雰囲気、そして訪れる唐突なクライマックスです。

読み終えた後、タイトルの意味に気づいて涙を流す読者は後を絶ちません。

恋愛って何?考えさせられる、笑わせられる恋愛小説

恋愛小説にはいろんな作品があります。ただキュンとするものや切なくなるものだけではなく、恋愛を通してちょっと違った気持ちにさせられる作品も捨てがたいもの。

恋愛について考えさせられたり、思わず爆笑してしまうような恋愛、「あるある」と共感できるような恋愛小説もご紹介しますね。

『肩ごしの恋』…著・唯川恵

女性から共感を得る恋愛小説やエッセイで有名な唯川恵さんの、直木賞受賞作。恋愛に対して全く違う意識を持つ2人の女性を描いた恋愛小説です。

あらすじ
自分を「鮫科の女」と自称し、女を武器にしている「るり子」と、クールで恋に一生懸命になれない「萌」は幼馴染の27歳。対照的な女性2人が恋愛と友情を経験しながら、家族として、女としての幸せを探して生きる姿を描きます。

女性だからこそ「わかる」と共感できる部分がたくさんあって、恋愛への感じ方と共に女性としての在り方についても考えさせられます。

ただ綺麗なだけでは終わらない女性の本音や日常、欲望がむき出しになった作品です。

綺麗な恋愛小説に飽きたという人や、女としての生き方に疑問を抱いていると言う人にぜひ読んで欲しい1冊です。

『夜は短し歩けよ乙女』…著・森見登美彦

独自の作風と描写力でお馴染み森見登美彦さんの有名な作品です。個性豊かな登場人物や愉快な言い回しがクセになり、あっという間に読み進められる名作。

あらすじ
後輩の「黒髪の乙女」に想いを寄せる先輩男子学生は、彼女を求めていたるところへくり出します。黒髪の乙女を追う中で奇妙な事件に巻き込まれながらも、先輩は着実に彼女との距離を縮めていきます。

1人1人のユニークな登場人物のセリフや行動には、思わずクスッとさせられます。

楽しく恋愛小説を楽しみたい人や、レトロで他にはない雰囲気の小説を楽しみたいという人におすすめの1冊。

この作品が気に入った人は、『夜は短し歩けよ乙女』に登場した一部の人物の活躍が見られる『四畳半神話大系』もおすすめですよ。

『恋愛中毒』…著・山本文緒

第20回吉川英治文学新人賞を受賞した、恋愛小説の最高傑作とも呼ばれる小説です。序盤から巧妙に伏線が張られていて、読み進めるにつれてその伏線が回収されていく様は圧巻もの。

あらすじ
小さな編集プロダクションに勤める男性は、事務のアルバイトである水無月という女性の過去を知ることになります。

離婚歴を持つ水無月は「もう人を愛しすぎない」と誓うも、昔からのファンだったタレント作家・創路と関係を持ち、愛人になりました。他に3人の愛人と妻子を持つ創路に嫉妬し、病的とも言える行動に出ます――。

少しずつ水無月の本性があらわになっていく描写は、読んでいて鳥肌が立つほど。

恋愛に依存してしまう女性の生き様や、恋愛にのめり込むことの危険性をまざまざと見せつけられます。

「怖い」と思うことはありますが、女性ならどこか共感してしまう部分もあるのではないでしょうか?恋愛に依存しやすい恋愛体質な人には、特に読んでもらいたい1冊。

日本にはない情景、価値観。海外発の恋愛小説

日本の恋愛小説に飽きてしまったと言う人は、海外発の恋愛小説を読んでみてはいかがでしょうか?海外で生まれた作品には、日本にはない雰囲気や価値観が見えて新鮮な気持ちになれます。

最後に、海外発のおすすめ恋愛小説をご紹介します。

『ティファニーで朝食を』…著・トルーマン・カポーティ

古い中編小説で、オードリー・ヘプバーン主演で映画化もされたあまりにも有名な作品です。「タイトルだけなら聞いたことがある」という人も多いのではないでしょうか?

あらすじ
マンハッタンに暮らしているホリーは天然・自由奔放な性格で、お金持ちの男性と結婚することが目標。ある日、ホリ―が住んでいるアパートにポールという男性が引っ越してきます。

ホリーは自分の弟の姿をポールに重ね、仲良くなっていくうちに惹かれ合うようになります。

明朗快活、天真爛漫なホリーの姿にあこがれを抱く女性も多くいます。文章からだけでもマンハッタンのオシャレな雰囲気が伝わってきて、読みながら冒険のようなワクワク感が得られますよ。

映画と小説ではところどころで違う点があるので、映画しか見たことがないという人はぜひ原作小説も読んでみてくださいね。

『朗読者』…著・ベルンハルト シュリンク

かつて『愛を読むひと』という邦題で映画化された小説です。題材に戦争が取り入れられているため、人によっては若干重たい物語に感じられるかもしれません。

あらすじ
当時15歳のミヒャエルは、下校中に気分を悪くして年上の女性ハンナに看病して貰います。その後ふたりは男女の関係を持ち、ハンナはミヒャエルに本の朗読をせがむようになります。

しかし突然、ハンナは行方をくらませます。次にミヒャエルがハンナを見たのは大学生のとき。ハンナが被告として裁判にかけられているのを、彼は傍聴席から知るのでした。

親子くらいに歳の離れたふたりが惹かれあう姿はとても美しく、同時に年齢差の残酷さを感じさせます。

ふたりがすれ違っていく様が切なく、ラストも悲しいものになりますが、そこには壮大なふたりの愛が見えます。

時代背景や人を裁くこと…恋愛以外にも考えさせられることの多い作品です。

『キャロル』…著・パトリシア ハイスミス

男女ではなく、女性同士の恋愛を描いた作品です。ちょっと抵抗のある人もいるかと思いますが、「一人の人間同士が恋愛をする」という1点において完成された名作恋愛小説。

あらすじ
舞台は1950年代のアメリカ。クリスマス商戦の中、19歳の女性テレーズはデパートのおもちゃ屋でアルバイトをしていました。そこへ客として現れた美しい女性キャロルに目を奪われ、テレーズは恋にも似た憧れを抱きます。

離婚調停中だと言うキャロルに誘われ、テレーズはふたりで自動車旅行に出かけます。

女性同士特有の距離感や美しさが作品の持ち味で、女性だからこそ分かるキャロルの魅力には、読者も魅了されてしまいます。

同性愛と言うよりは「一人の人間同士が友情以上の愛情を芽生えさせ、惹かれ合う」という印象が強い作品です。

純粋な女性としての恋心を緻密に描写する1冊。小説を読み終えたら、女優さんたちのオシャレなファッションが光る映画の『キャロル』も観てみてくださいね。

恋愛小説は恋の教科書。考え方や価値観のヒントがたくさん

恋愛小説を読むと、恋愛への感じ方や考え方が変わるきっかけになります。登場人物たちと一緒に物語の中でいろんな想像力を働かせる内に、やがて現実でも人の気持ちを考えたり、どう行動すべきかを選択したりする力も身に付きます。

今の恋愛に行き詰っている人や、理想の恋愛ができていないと悩んでいる人は、ぜひ恋愛のヒントとして恋愛小説を読んでみてはいかがでしょうか?

小説を読むと知識が増えて、あなたの新たな魅力として”知的さ”が加わることにもなります。「恋愛小説」と言ってもジャンルは様々ありますから、あなたの読みたい恋愛小説を探してみてくださいね。

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ライター:箸屋

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