今どきシャンプーの選び方!ツヤ、香り、頭皮ケア、貴女は何重視?
Date:2017.07.04
近年、シャンプーにもいろいろと種類が増えてきましたね。
だけど、種類がありすぎるし、それなりにお値段がするものもあるし、何よりも違いが分からないし…とにかく失敗したくない!
結局、新しいものにトライしそびれちゃう、なんてことありませんか?そんなあなたの為に、最新のシャンプー事情と選び方について、調べてみました。
この記事の目次
意外と気にしてなかった?洗浄成分による大きな違い
いきなりですが、あなたはシャンプーを買うときに、成分表示を見たことってありますか?「そういえば、あまり見ずに購入している…」って人が多数なのではないかと思います。それもそのはず、シャンプーの広告は
- 手触り・指通り
- ツヤ
- 質感(しっとり・さらさら等)
- 香り
という、消費者に対する感覚的なアプローチが大半の作りとなっています。有効成分や、植物性のエキスやオイルなどを使用している、なども聞こえては来るけれど、「なんとなく良さそう?」っていうイメージ止まり。
洗浄成分でシャンプーを選ぶときは、裏の成分表示を見てみましょう。多く含まれている成分から先に書いてあります。最初は必ず水、その次が一番多く含まれている洗浄成分名になります。
1.洗浄力が高い、高級アルコールシャンプー
ドラッグストアなどで見かける、安価な市販のシャンプーのほとんどがこのタイプです。山積みにされたり、チラシ商品などになっていることも多いですね。
大抵、成分表示を見ると水の次に
- ラウレス硫酸アンモニウム
- ラウレス硫酸Na
- ラウリル硫酸Na
と記載があるはずです。
高い洗浄力と、泡立ちの良さ、先ほども言ったとおり安価なのが魅力。その代わり、洗浄力・脱脂力の強い洗浄成分を使用しているため、頭皮や髪に対して刺激が強く、敏感肌や乾燥・地肌トラブルがある方にはオススメできません。
ただ、強い洗浄力や脱脂力のある成分をシャンプーに配合しているので、リンスやトリートメントはその分コッテリとコーティング剤が入っている場合があります。
すすぎ残しなどがあると、どんどん仕上がりが重くなったり、毛穴の汚れが悪化することがあるので、これから紹介するアミノ酸系のシャンプーと併用するのもおすすめです。
2.石鹸成分のみでスッキリ、石鹸シャンプー
石鹸成分のみのシャンプーで、合成界面活性剤を含みません。洗浄力は高めで、皮脂をスッキリと落とす効果があります。また、頭皮や肌に界面活性剤を残さないので、以下あてはまる人にはオススメです。
- 市販のシャンプーで頭皮・首筋や背中にニキビが出やすい
- 安心・安全な自然素材を使用したい
- 頭皮の脂をしっかりと落としたい
- 顔や身体の洗浄にも石鹸を使用しており、肌に合う
ただ、洗浄力が強いので髪がきしんだり、摩擦で毛が抜けやすくなる・すすぎ残しで石鹸カスがでやすいのが難点。
人によっては刺激が強く感じるので、石鹸が肌に合わない人や、敏感肌の人は様子を見て使用することが必要です。髪と頭皮環境をアルカリ性にするので、酸性のクエン酸などのリンスが必要です。
3.低刺激・頭皮環境を整えるアミノ酸系シャンプー
洗浄成分に注目してシャンプーを選ぶ人にとって、最もおすすめなのがコレ。アミノ酸由来の洗浄成分を使用しているシャンプーです。成分表示を見ると水の次に
- ココイルグルタミン酸TEA
- ココイルメチルタウリンNa
- コカミドプロピルベタイン
などの表記があります。他にも名称がありますが、長くて覚えづらいので、ココイル・ベタイン系の名称が成分トップに来ていればほぼ間違いないと言えるでしょう。
洗浄力は弱めで低刺激ですが、頭皮環境を整える働きもあるので、
- 敏感肌の人
- 頭皮ケアをしたい人
- 髪を根本から元気にしたい人
- 髪のうねりやダメージが気になる人
にオススメです。高級アルコールシャンプーと比較すると泡立ちがあまり良くないのと、そこそこ値が張るのが難点。
「あ、ここは洗浄成分重視なんだな」なんて、特色も見えてきて面白いので、ひとつの知識として覚えておいて損は無いのかなと思います。
シリコン悪役説はもう古い?ノンシリコンシャンプーを選ぶ時の注意点
近年すっかり定番になった、ノンシリコンシャンプー。一時はシリコンが悪役のように言われていましたが、ここ最近では、その効果について再度見直しが進んでいます。
もともと、シリコンとは髪の手触りをよくする為に配合される成分です。髪のキューティクルに付着しコーティングする働きがあり、手触りを良くしツヤを出してくれます。
とはいえ、シリコンはコーティングする効果はあれど、髪を補修したり、保湿したりという効果はありません。
よって、強い洗浄力のシャンプーでノンシリコン処方というのは、髪にダメージを与えやすいということになります。
- 髪を自然な手触りにしたい
- 髪のボリュームを出したい
という人にはノンシリコンシャンプーはおすすめですが、もともとパーマやカラーリングなどでダメージのある髪にはあまりオススメできません。
ノンシリコンシャンプーを選ぶ際は、ラウレス・ラウリル系の洗浄成分がメインのものではなく、洗浄成分が比較的弱い、アミノ酸ベースのものを選ぶと良いでしょう。
いろいろ選べて面白い!新顔シャンプーのススメ
ここまで、シャンプーの洗浄成分について色々と説明してきました。とはいえ、テレビや雑誌を見ているだけでも、華やかなシャンプーの新商品は気になるものです。
なんて人には、1回使い切りのテスター用も売られていますよね。シャンプー・リンスそれぞれ1回分を100円そこそこで試せるので、ボトルを買って「好みの香りじゃなかった…」なんて、失敗も防げます。
だからこそ、色々試してみるのも楽しい!最近主流の新顔シャンプーの種類を、簡単に紹介しますね。
ツヤと香りが長持ち、オイルシャンプー
ツヤと指通り、香りが長続きするのが特徴のシャンプー。
- アルガンオイル
- ツバキ種油
- オリーブオイル
- ヤシ油
など、植物性の良質なオイルが配合されているものもありますね。
優れたコーティング力で、タバコや脂のにおいがつくのも防いでくれて、良い香りも長持ち。髪のツヤと香り重視の人はオススメです。
自然由来の成分で安心、ボタニカルシャンプー
ボタニカル、とは「植物由来の」という意味。洗浄成分や保湿・補修成分に植物由来のものを使用したシャンプーということで、新商品も多く見るようになりましたね。配合されている成分をちょっと見ただけでも、
- 気分をスッキリとさせてくれる、レモングラスエキス
- 頭皮の保湿、血行促進効果があるオウゴン根エキス
- 皮脂を分解・除去してくれるグレープフルーツエキス
- 抗酸化作用のあるビルベリーエキス
ひとえにボタニカルシャンプーといっても、保湿を重視するもの、頭皮をすっきりとさせるものと多種多様。ナチュラル志向や、使われている成分が気になる人にオススメです。
時短美容を叶える、クリームシャンプー
ここ最近、店頭で大きく展開されるようにもなってきましたね。1本でシャンプー・リンス・トリートメントをこなし、泡立てず使えるシャンプー。
必要以上に皮脂を落とさず、洗いすぎないので、
- 頭皮の乾燥や髪のパサつきが気になる人
- 髪が広がってまとまらないのが悩み
という人にもおすすめです。
また、シャンプー・リンス・コンディショナーといちいち泡立ててすすぐ必要がないので、子育て中や共働きなど、忙しい働く女性の時短美容としてもこれから広まっていくと予想されます。
選ぶのも楽しみのひとつ!今後もシャンプーの進化に期待
「好きな香りのシャンプーで朝シャンすると1日幸せ!」とか、「指通りなめらか、ツヤツヤさらさら~」と、お気に入りの髪のコンディションは気分を上げてくれますよね。
髪のお悩み別に選ぶのも良し、洗い上がりで選ぶのも良し!とりわけ、今まで使用感や広告のイメージだけで選んでいた人は、是非この機会に成分もチェックしてみてはいかがでしょうか?
進化を続けるシャンプー業界、まだまだ目が離せませんね。お気に入りが見つかるよう、私も日々チェックを続けていこうと思います!
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