食べ過ぎをなかったことにしたい!翌日からは和食中心の食生活
Date:2019.11.07
思った以上に食べ過ぎてしまって、翌日からの体重増加が気になるという経験は結構ありますよね。話が弾んだ飲み会や、年末年始などなど…。
食べ過ぎてしまった日の翌日からは、食事内容を変えて運動習慣をつけて、食べ過ぎた分をリセットしていきましょう。
この記事でご紹介するのは、食べ過ぎをなかったことにするための方法。もちろん一瞬でリセットできるわけではありませんが、着実にリセットするための効率的なルートを見ていきます。
この記事の目次
まずは誤認識を改めて。食べ過ぎをリセットするメカニズム
「食べ過ぎをなかったことにする」と聞いて、どんなメカニズムでそれが達成されるかはご存知ですか?脂肪が一気に消え失せたり、摂取カロリーをゼロにしたり…というのは間違い。
食べ過ぎをなかったことにする上で通るルートをまず確認しておきましょう。
「体重が増える=太る」は間違い
よく勘違いされていますが、体重が増えているからと言って「太った」と認識するのは間違いです。食べ過ぎた翌日に体重が増えていたとしても、まだ「太った」とは言えないのが現実。
本当に「太った」と言えるのは体重が増えることではなく、体脂肪が増えることです。
ですから体重計に乗ったところで、太ったかどうかは正確に把握できません。食べ過ぎをリセットするために目指すべきなのは、「体重を減らす」ことではなく「体脂肪を減らすこと」。
体脂肪は摂取カロリーが消費カロリーよりも多いときに増えるものです。食べ過ぎの後は脂肪を燃焼させるべく代謝を高め、消費カロリーを上げていくことに専念しましょう。
3日~1週間かけてリセットしていく
食べ過ぎの翌日だけ頑張れば、食べ過ぎた分をリセットできると思っていませんか?食べ過ぎの状態をリセットするためには、ちょっと時間をかける必要があります。
食べ過ぎた分のカロリーや身体につきそうな脂肪分をリセットするには、時間をかけて代謝を促し、カロリーを消費する必要があります。
それに食べ過ぎた翌日に極端な断食などしてしまうと、食事量の激しいギャップに身体が追い付かず、低血糖などを起こして余計に脂肪が蓄積されてしまいます。
翌日だけではなく、3日~1週間程度はカロリー控えめの食事を心がけて、ゆっくり食べ過ぎる前の状態に近づけていきましょう。
食事内容を工夫して食べ過ぎをリセットしていく方法
食べ過ぎた翌日からは、それ以上に脂肪やカロリーを蓄えないためにも、少し控えめな食事をして徐々にリセットしていきます。
もちろん断食はNG。食事を抜くと栄養不足で余計に代謝が下がります。食べ過ぎた日以降の食事内容は、次のポイントを押さえて用意しましょう。
脂身や食べ過ぎた物を控える
食べ過ぎが災いして太ってしまう人は、食べ過ぎた翌日も変わらずに脂身などの太りやすいメニューを食べています。また、パンや肉類などの食べ過ぎた物をいつもと同じ量食べてしまうのもNG。
食べ過ぎの翌日からは野菜や大豆、海藻類などを中心に構成した食事を摂りましょう。
肉類や揚げ物、脂っぽい食べ物はNG。味噌汁やサラダ、魚などが理想的です。また、小麦類よりもお米を食べた方が糖質を控えてタンパク質を摂取できます。「一汁三菜」な和食中心の生活を目指してみましょう。
カリウムを補って水分を排出する
食べ過ぎた翌日に体重が目に見えて増えているのは何故か…それは水分が増えているからです。食べた食事のすべてが脂肪に変わる前に、食事に含まれた水分が丸ごと体重として加算されています。
まずは食べ過ぎで体内に溜め込んだ水分を排出するため、カリウムの豊富な食べ物を選びましょう。
カリウムは体内から余計な水分を排出し、むくみや水太りを防ぎます。間違ってもむくみを摂ろうとして、水分を断とうなどとはしないように注意。
- 海藻類(わかめ、昆布など)
- イモ類(里芋、ジャガイモなど)
- かぼちゃ
- 水菜
- ナス
- 白菜
- キャベツ
- 大根
- バナナ
海藻類と野菜を入れた味噌汁は、食べ過ぎをリセットするときの定番メニューです。
ビタミン・ミネラルを摂る
食べ過ぎを気にして食事量を少なくするのではなく、栄養価に注目した食事を整えるのが大切。特にビタミンやミネラル類は積極的に取りいれましょう。
ビタミンには糖や脂質の代謝を助ける作用が、ミネラルには体調を整えてカロリー消費を助ける働きがあります。
糖の代謝を助けるビタミンB1はうなぎや玄米に、脂質の代謝を助けるビタミンB2は大豆製品や卵に含まれています。タンパク質の代謝を助けるビタミンB6はにんにく、かつお、バナナが優れた含有量を持っています。
ビタミンもミネラルも豊富な野菜・フルーツ類を積極的に取り入れましょう。バナナはおやつにもおすすめです。
小麦類よりも米を食べる
主食は小麦類よりもお米がおすすめです。パン・パスタ・麺類よりもご飯を積極的に選んでください。和食メニューで徹底すれば、主食もお米で合わせやすくなりますよ。
玄米や雑穀米は白米よりもビタミン・ミネラルが豊富なので、食べ過ぎをリセットするのにもおすすめです。丼ものにしたり炊き込みご飯にしたりと、和食はバリエーションも豊富ですよ。
「お米は糖質が高いのでは?」と思うかもしれませんが、お米はむしろタンパク質が豊富で代謝しやすい食材なので、食べ過ぎた翌日以降の食事に適しています。
身体の温まる料理にする
代謝を上げてエネルギー消費効率を高めるのに必要なのは、体温を上げることです。体温が上がれば血流が促進されて、食べたものを消化・吸収しやすくなります。
発汗作用のある食べ物や温かい食べ物を積極的に摂って、エネルギー消費効率を高めましょう。飲み物も温かいものが理想的。
- 生姜
- ココア
- 紅茶
- キムチ
身体を温める作用のあるのはこんな食材です。休憩やリラックスタイムには生姜を入れたココアや紅茶がおすすめ。
また、食事は基本的に冷えたものより温かいものを食べましょう。身体が温まりますし、消化されやすく身体に負担をかけません。
食べ過ぎた翌日からは運動で消費カロリーを高める
食べ過ぎた日の翌日からは、食べた分をいかに脂肪として蓄積させないかが肝心。摂取したカロリーを消費できるよう、運動量もいつもより増やしましょう。
運動をしてカロリーを消費する
時間をつくって運動習慣を作りましょう。特におすすめなのが、エネルギーを燃やして代謝を上げる有酸素運動です。
- サイクリング
- ウォーキング
- ジョギング
- スイミング
また、ヨガやストレッチで血流を高めつつ筋肉を柔らかくほぐすのもおすすめ。運動をしていると気持ちもリラックスしてきて、「食べ過ぎた」という罪悪感から解放されますよ。
サウナや半身浴を利用する
身体を温めて代謝を促すという点では、半身浴やサウナ、岩盤浴もおすすめです。特にサウナや岩盤浴はたくさん汗をかいて、身体の中の老廃物を排出させられます。
じっくり半身浴に費やす時間がない場合でも、湯船にお湯を溜めて肩まで入浴することは習慣づけましょう。
お風呂には筋肉を優しくほぐしたり、神経を落ち着けてリラックスさせる作用があります。食べ過ぎの罪悪感でストレスを溜めるような悲劇も予防しておきましょう。
積極的に身体を動かす
ガッツリと運動する時間が取れない場合は、いつもの日常習慣の中で運動できそうなチャンスを見つけ、身体を動かしましょう。
- エレベーターは控えて階段を使う
- 少しの距離なら徒歩で移動する
- バスや電車ではつま先立ちで立つ
- バスや電車は1駅前で降りて歩く
- 家事をするときに腕や足をよく振って歩く
意外と運動のチャンスは日常生活にたくさん潜んでいます。うまく日常生活の何気ない動作を運動にしてしまえば、食べ過ぎた分のカロリーを上手く消費していけますよ。
覚えておけば食べ過ぎも対処次第でリセットできる
大切な飲み会や楽しいひと時など、誰にだって食べ過ぎてしまう日はあります。食べ過ぎたからと言ってすぐに太るわけではありませんから、時間をかけてゆっくりリセットしていきましょう。
食べ過ぎは確かに太りますが、食べ過ぎを恐れて極端に食事量を減らすのはもっと良くないこと。栄養不足は身体の調子を下げ、痩せにくい体質に近づけます。
食べ過ぎをなかったことにする方法を覚えておけば、いつか食べ過ぎてしまったときでも冷静に対処できますよ。
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