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べたつくけど実は乾燥している梅雨の肌。湿度に負けない梅雨肌対策

Date:2016.06.23

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べたつくけど実は乾燥している梅雨の肌。湿度に負けない梅雨肌対策|女性の美学
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shutterstock_89428240ただでさえ湿度が高くてべたつく時期に肌もべたべたになってる。もしかしてこれって、梅雨肌?

湿度が高くなれば多少肌がべたつくのは仕方がないとしても、メイクが崩れやすくなるのはいやですよね。

梅雨の時期は肌トラブルがおきやすくなる季節。いつもより丁寧なスキンケアが必要なのです。

出来るだけこのべたべた感を減らして、さらっとした肌を手に入れたい!という方のための梅雨肌対策をご紹介します。

湿気と乾燥のダブルパンチで「梅雨肌」に

日本は高温多湿の気候です。梅雨の時期は雨が降っていなくても湿度が80%を超えることも珍しくありません。

会社や家では梅雨の時期から除湿のためにエアコンを使い始めますね。室内はさらっと快適になるのですが、肌にとっては乾燥するのであまり良くはないのです。

肌は乾燥すると皮脂を出してなんとか潤いを取り戻そうとしますが、水分は足りないので潤っているというよりは「べたべた」な状態です。

そしてそこに外の湿度がプラスされるので、肌の内側は乾燥しているのに外はべたべたという「梅雨肌」が出来てしまうのです。

梅雨肌の症状には以下のようなことがあります。

皮脂でべたつきかゆみや炎症も

汗+皮脂+湿気=かゆい!

肌の表面では汗と皮脂が混ざって皮脂膜になります。肌を守る大切なものですが、皮脂が多すぎると毛穴が詰まるなど肌トラブルの原因に。

過剰な皮脂が毛穴に詰まったままになると

  • 皮脂が酸化する
  • 雑菌が繁殖する

などのトラブルが起きて、肌がかゆくなってしまいます。

汗も皮脂も増える梅雨の時期特有のトラブルかもしれませんね。

テカリも気になる!メイク崩れもいや!

顔がテカっていると、何だか脂ぎって見えるからいやですよね。しかも、メイクも崩れやすい。

梅雨の時期は湿度が高くて汗が蒸発しにくいので肌の表面にとどまってしまい、テカりやすくなります。

特にTゾーン!普段は普通肌、乾燥肌でも梅雨の時期はTゾーンだけやたらとテカってしまう、という方もいます。

毛穴が開いてメイクのノリも悪い

毛穴に皮脂が詰まったままになると、どんどん毛穴が開いてしまいます。白くポツポツ目立つようになったり、皮脂が酸化すれば今度は黒いポツポツに。どちらもいやですよね。

ファンデーションのノリも悪くてむらになりやすいので美肌からはほど遠い状態に。

そして肌の乾燥やたるみが加わると毛穴までたるんできて涙形に広がってきます。早めに皮脂を取り除き、毛穴を引き締める対策が必要です。

乾燥による皮脂の過剰分泌でニキビも増える

湿度が高くなって汗が増えると、それに伴ってニキビが増えることがありますね。これは汗が原因なのではなく、皮脂が増えてしまっているからです。

なぜ皮脂が増えるのかというと、乾燥から肌を守ろうとするためです。

肌には常在菌というものがいて、普段は何ら悪さはしないのですが、皮脂が増えると悪者に変身する菌があります。それがアクネ菌

肌の保湿成分を作るという大切な役目を持った菌なので、いなければいいというものではないのですが、皮脂が増えるとアクネ菌も増えてニキビの原因となってしまいます。

大人ニキビの原因の多くは乾燥と皮脂分泌がセットになっていますから、ニキビ対策には肌を保湿して清潔に保つことがとても大切です。

どうして梅雨肌は起こるの?梅雨時期の肌トラブルの7つの原因

冬のカサカサとも季節の変わり目の不安定な肌とも違う梅雨肌。どうしてこの時期はこのような肌トラブルが起きるのでしょうか。

乾燥するのにテカるインナードライ肌

外に出れば湿度が高いのに、部屋の中は快適な湿度。しかしエアコンの中にいれば肌は乾燥する一方です。

また、外に出て汗をたくさんかくと、汗が蒸発する時に肌の潤い分も一緒に蒸発してしまいます。

ですから肌の奥はとても乾燥してしまっているのに、残り少ない水分を何とか閉じ込めようとして皮脂をたくさん出して蓋をしようとします。

これがインナードライの状態です。

この状態で皮脂を取り除こうとすると、余計に皮脂が増えてしまいテカリがひどくなるという悪循環に。

テカっている原因は乾燥なのですから、何より保湿が大事なんです。

皮脂が毛穴に詰まったままになっているから

皮脂自体は肌に必要なものですが、それが毛穴に詰まったままの状態なのがよくないのです。

皮脂分泌だけでニキビなどのトラブルが起きるわけではありません。

毛穴に詰まっている皮脂が酸化することで色々な菌が繁殖しやすくなるため、

  • ニキビ
  • 皮膚炎

の原因になるのです。

汗が増えると角質が傷つきやすくなる

気温は低くても湿度が高いと暑くて汗をかきますよね。大量の汗は肌表面がずっと湿った状態になるので、肌の一番上の層である角質層がふやけた状態になります。

そうすると角質層がはがれやすくなってしまい、ちょっとしたことでも肌のダメージに。角質層がバリア機能を果たさなくなってしまうのです。

紫外線による肌へのダメージ

梅雨の時期は一時的に気温が低くなったりすることもあり、天気も悪いし紫外線は大丈夫かな?と油断しがちです。

ところがこの時期の紫外線量は決して少ないわけではなく、真夏とほとんど変わりません。

うっかり日焼け止めを塗らずに紫外線を浴びてしまえば、肌はどんどん乾燥していきます。

エアコンの乾燥による肌へのダメージ

湿度が高い日はエアコンをドライで運転している人も多いでしょう。湿度が下がれば室内は快適になりますが、肌はどんどん乾燥していきます。

しかも、外から入ってきた時に汗をきちんと拭かずにそのまま肌が乾燥していくと角質がはがれやすくなりダメージを受けやすくなるのです。

洗い過ぎによってターンオーバーが早まっている

油っぽい肌を何とかしようとして、顔を洗いすぎている人が多いのです。

洗い過ぎは乾燥を助長するだけでなく、肌のターンオーバーを早めてしまうことがあります。

正常な肌のターンオーバーはおよそ28日。早すぎても遅すぎてもあまりよくないんですね。

それが洗い過ぎによってどんどん角質層を落としてしまっていると、次の細胞が未熟なままで肌の表面に上がってきますから、バリア機能を果たすことが出来ません。

未熟な角質ははがれやすく、ケガをしたのと同じような状態になっているのです。

成熟した角質がないと肌荒れや炎症がおきやすくなるので、ターンオーバーは早ければいいというものではないのです。

カビが原因の脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎とはカビが原因で起こる皮膚炎で、皮脂に含まれる脂肪酸が酸化して炎症を起こし、

  • 赤くなる
  • かゆくなる
  • 皮膚がかさつく
  • 皮膚がはがれ落ちる

などの症状がおきます。

梅雨の時期から夏にかけて多い皮膚炎で、鼻の周辺など皮脂が多いところに症状が出る傾向があります。

マラセチア菌というカビが皮脂や汗をえさにして増えたために炎症が起きると考えられています。

乾燥が原因のかゆみなら市販のクリームなどで保湿すれば良いのですが、カビが原因だと抗真菌薬を使わなければ治りません。

マラセチア菌を抑える薬を使わないと、一時的にかゆみが収まってもまた再発することが多いのです。

普通の湿疹と見分けがつきにくいのですが、かゆみが収まらない場合はただの肌荒れではない可能性もあるので、皮膚科に相談しましょう。

湿度の高い時期でもテカり知らずな肌を目指す!効果的な梅雨肌対策

暑ければ汗もかくし、梅雨の時期の湿度だけはどうしようもありません。ですが、肌を守るための対策はできるはず。

サラサラでテカリ知らずな肌を作るための対策をご紹介します。

保湿をしっかりして乾燥を防ぐ

なんといっても一番大切なのは保湿です!肌の潤いが足りないからそれを補おうとして皮脂がどんどん出てきてしまうのです。

水分を与えずに皮脂だけ取り除こうとしても余計に皮脂が出るだけです。皮脂を取る前にまずは保湿!肌への水分補給が何より大事です。

お風呂から上がったらすぐに保湿です。時間が経てば経つほどどんどん肌は乾燥していきます。

洗顔の仕方を見直して皮脂を取りすぎない

洗顔のし過ぎにも気をつけます。皮脂を落とそうとして何度も洗ったりするのは逆効果です。

必要な皮脂まで落としてしまうとともに、肌の善玉菌を洗い流してしまい、ニキビが出来やすくなります。

刺激の少ない石鹸を使い、泡で優しく洗いましょう。ごしごし洗って皮脂を落としすぎないように。

タオルで拭く時もごしごしとこすらずに、水分を拭き取るような感じで優しく押し当てて拭きます。

汗をこまめに拭き取って肌を清潔に

流れるほどの汗でないと、メイクが崩れるのもいやだしとそのままにしてしまっていませんか?

肌が汗でずっと濡れた状態はお風呂に入っているのと同じことです。1日中肌がふやけたようになっているので、とても傷つきやすい状態です。

汗はこまめに優しく拭き取って、サラサラな状態を保つようにして下さい。

オフィスでも乾燥を防ぐ!エアコン対策

一人で家にいる時ならエアコンも自由に調節できますが、会社にいればそうもいきませんね。そんな時は、肌を守るために薄くクリームか乳液を塗りましょう。

外から入ってきた時はまず汗をしっかりと拭き、薄くクリームを塗っておくだけでも乾燥から保護できますし、汗をはじく効果もあります。

梅雨の時期でも紫外線対策をしっかりしましょう

絶対やっておかなくてはいけない紫外線対策。梅雨肌だけでなく、シミやシワの予防としてもとても大切なことですね。

紫外線対策は、SPF数値の高い日焼け止めを1回塗って終わり、というのではなく、数時間置きにこまめに塗り直すことが大切です。

しかも数値の高い日焼け止めは肌への負担も大きいので、角質がはがれやすくなっている梅雨の時期にはあまりオススメできません。

SPFの数値は20~30くらいで大丈夫ですから、それを塗りムラのないようにしっかり塗るとともに、汗で落ちやすい時期ですから2~3時間おきに塗り直しましょう。

内側からも外側からも皮脂のコントロール

脂っこい食事を減らすなど、内側からも皮脂を減らす努力をしましょう。外側からは、毛穴のお掃除をして皮脂をしっかりとることです。

ホホバオイルなどの植物オイルを使ってクレンジングをするのもいいですね。油汚れには油が効きます。

毛穴の汚れをしっかり摂ることで皮脂の過剰分泌を抑えることが出来ます。

その他にも

  • 酵素系洗顔料
  • 角栓パック

など、あなたの肌にあった毛穴のお掃除法を見つけましょう。

時間があるならサロンのフェイシャルエステなどで徹底的にきれいにしてもらうのもいいですね。

しっかり引き締める!何より大事な毛穴ケア

皮脂がどんどん分泌されると毛穴も開きやすくなります。そして毛穴が開いたままだとさらに皮脂を分泌させ、テカリもニキビも解消できません。

毛穴の汚れをとったらしっかりと引き締めることが大切なのです。

蒸しタオルなどで肌を柔らかくして毛穴の汚れをしっかりとったら、

  • 保湿をしてから冷たいタオルを当てる
  • 化粧水をつける時に手ではなくコットンでパッティングして肌の温度を下げる
  • 収れん化粧水を使って引き締める

などの対策をして毛穴をしっかり引き締めましょう。

化粧崩れを防ぐベースメイクの工夫

毛穴のつまりを取り、毛穴をしっかり引き締めたら化粧ノリもずいぶん良くなってくるはず。せっかくベースとなる肌を整えたので、ファンデーション選びにも一工夫を。

ファンデーションにも季節があります。

冬には乾燥から守る保湿効果の高いファンデーションがいいですが、梅雨の時期は皮脂対策が出来るタイプのファンデーションを選びましょう。

リキッドよりもパウダータイプの方がいいかもしれませんね。保湿効果の高いものは油分が多いことがあるので、汗の多い時期は化粧崩れの原因となります。

リキッドタイプを使う時は最後にルースパウダーで仕上げるとサラサラ感が続きます。

そしてファンデーションを塗る前は皮脂をしっかりとってから!このひと手間が化粧崩れを防ぎます。

ライフスタイルもしっかり見直す

汗や皮脂をコントロールしても、肌自体が健康でなければトラブルを解消することは出来ません。

肌本来の保湿力を取り戻してターンオーバーを正常化することで、過剰な皮脂分泌なども抑えることが出来ます。

  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 野菜不足
  • 運動不足
  • 防腐剤や保存料が配合された刺激の強い化粧品を使っている

など、肌への負担を減らす原因を少しずつでいいので減らしていくことが大切ですね。

いつもより念入りにケアが必要な梅雨肌対策

梅雨の期間はだいたい1ヶ月から1ヶ月半くらいですが、この時期は特に丁寧なスキンケアが必要な時期です。

短い期間だからといって油断していると、そのダメージが1年ごとに蓄積されて、5年後、10年後に大きな差となって現れます。

日々のお手入れ次第で肌はきれいになりますから、普段よりも肌をいたわるようにケアして下さい。

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ライター:奈南有花

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