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部下の上手な褒め方、下手な褒め方。サビ残を褒めるのは逆効果!

Date:2017.08.17

上司のみなさん、部下をきちんと褒めていますか?

とあるアンケートによると、「上司に褒められるとやる気がアップする」と答えた部下は全体の8割以上に及びます。

的確に褒めることで、部下のやる気を引き出し、パフォーマンスを格段に伸ばすことができるのです。

でも残念ながら、シャイな日本人は職場でも「褒め下手」になりがち。

  • 「照れくさい」
  • 「どう褒めたらいいのか分からない」
  • 「褒めてはみたものの、いまいち効果が見られない」

こんな理由から部下を褒めることを早々に諦めてしまう上司も、多いかもしれません。

そこで今回は、正しい「部下の褒め方」についてまとめます。

褒め方ひとつで部下がどう変わるのか、良い方向へ変えていくにはどんなふうに褒めれば良いのかを具体的にご紹介します。

さらに、「未熟な部下に褒めどころなんて見つからない。どうすればいいの?」という上司のために、部下の褒めポイントを見つけるコツも書き添えました。

褒めることに悩む全上司のみなさん、ぜひ参考にしてください。では、早速いきましょう!


【1】部下も上司も得をする!部下を褒めるメリット

何事にも目的があり、目的があるからこそモチベーションを保つことができます。

部下を褒める、というのはちょっと面倒なミッションですから、やはり目的(モチベーション)が必要ですよね。

まずは部下を褒めることで起きる良い変化、メリットを探っていきましょう。

▼部下の叱り方についてはコチラを参考にしてください!

部下の叱り方の記事のトップ画像キャプチャ

(1)部下の成長に繋がり、上司の仕事も楽になる

自分が頑張りを認められ、上司にきちんと褒めてもらえたら「嬉しい」「また頑張ろう」と前向きになるのが、人間の自然な心理です。

成果を出しても褒められることなく、失敗したときばかり注目されて叱られる。そんな環境では、部下の意識はどうしても「怒られないこと」に集中してしまいます。

叱られてばかりでは、失敗を恐れて萎縮してしまい、本来の能力を発揮することができません。

また恐怖ばかりが印象に残ると、何か問題が起きたときに必死で隠そうとしたり、「あいつのせいだ、自分は悪くない」と足の引っ張り合いを始めたりする可能性もあります。

逆に、適切なときに適切な褒め方をされると、部下のモチベーションは何倍にもアップ。

やった分だけ認めてもらえる環境ならば、「どうすればもっと会社の役に立てるだろうか」「さらに良い仕事のためには何が必要か」と、自ら積極的に考え、動くようにもなります。

「上司がちゃんと見ていてくれるんだ」という喜びは、その場のモチベーションアップに繋がるだけでなく、将来的な成長にも繋がっていくのです。

部下が成長して力をつけてくれれば、上司も自分のやるべきことに集中できます。

褒めることで部下の能力を引き出し、伸ばす。それは、上司のあなた自身の仕事を楽にスムーズに運ぶ手段でもあるのです。

(2)信頼が深まり、ベストな関係で仕事ができる

部下にとって、自分の頑張りをきちんと見ていてくれる上司はありがたい存在です。

部下が「誰にも気づいてもらえないだろう」と思うような小さな成果を、いつも褒めてくれる上司がいたら?

部下にとって、その上司はかけがえのない、信頼できる存在になるでしょう。

人の行動は、信頼関係の有る無しでかなり捉え方が変わってきます。

いつもきちんと時間を守る人が待ち合わせ場所に来なければ「どうしたんだろう」と心配になりますが、それがいつも遅刻する人ならどんな言い訳をされても「またか」と怒りを覚えるでしょう。

部下にとっての上司の行動も、同じです。

信頼できる上司に言われれば素直に受け止められることでも、普段から信頼できないと感じている上司に言われたら、反発を覚えてしまうのが普通です。

とくに何か問題が起きて部下を叱らざるを得なくなったときには、普段の信頼関係が大きく響いてきます。

褒め上手になって信頼関係を築くことは、お互い気持ちよく仕事をするため、そしていざというとき苦言をしっかり受け止めてもらうためにも重要なのです。

(3)上司の望む方向へ部下をリードするのに最適

褒めることで、部下の行動をより理想的な方向へリードしていくこともできます。

たとえば同じ仕事をするのに、

  1. 大きな成果が得られるけれど、面倒な【やり方A】
  2. 成果があまり出ないけれど、簡単な【やり方B】

という2つの選択肢があったとします。

上司が望むのは成果が大きな【やり方A】ですが、多くの部下が望むのは面倒の少ない【やり方B】です。

もし、どちらでやっても上司のフィードバックがないならば、部下は手間の少ない【やり方B】でいいや、と結論づけるでしょう。

でも、【やり方A】なら苦労が認められ、上司に必ず褒めてもらえるとすれば、事情は変わってきます。

この場合、ちょっと面倒だなと思いながらも、手を抜かず【やり方A】を継続させる部下も多いのではないでしょうか。

仕事の全貌(大局)を見ている「上司の要望」と、目先の仕事しか見えていない「部下の都合」は、噛み合わないことも多いものです。

上司の意見がいくら正論でも、部下が実行してくれるとは限りません。

でも、そんな悩みも、褒め上手になることで解決に向かいます。

“望ましい行動は、きちんと評価する”。その姿勢を貫くことで、部下を理想の姿にリードしていくことが可能なのです。

【2】ありがちだけど逆効果!?NGな褒め方とは

褒め上手になることで、部下も自分も働きやすくなることが分かりましたね。

でも、なんでもかんでも褒めれば良い、ウケの良さそうな言葉をかけてやれば良い、というわけではありません。

とんちんかんな褒め方は、じつは逆効果。部下の信頼を失ったり、部下に見下されてしまう可能性があるんです。

NG(1)心にもないお世辞を言う

思ってもいないお世辞というのは、相手には意外と分かります。人間は、自分が思うよりも気持ちが表情に出ていることが多いのです。

「さすがだねー、すごいねー」と言いながらバカにするような顔をしていたら、言われた方はかえって腹立たしく思いますよね。

褒めよう褒めようと頑張りすぎて、当たり前すぎることをわざわざ褒めるのもNGです。

まともな社会人が「今日も遅刻しないで来たね、偉い」なんて面と向かって言われたら、「嫌味かな」としか思えません。

心にもないお世辞や、無理やりこじつけた褒め言葉は、逆効果だと心得ましょう。

NG(2)本人の行動とは無関係のことを褒める

部下を褒めるときのコツは、「行動」を褒めることです。(コツについてはこの後詳しく書いていきます)

本人の頑張りや行動に関係のないこと、たとえば、

  • 容姿
  • 年齢
  • 家柄
  • 交流関係
  • 実力ではなくたまたま取れた大口の契約

こうしたことを褒められても、部下はあまり嬉しくありません。

想像してみましょう。社長の息子が新卒で入社してきたとします。配属先で上司から「きみは社長のご子息なんだってね、すごいね」と言われて「認めてもらえた」と喜べるでしょうか?

これはもう、褒めるというより「ヨイショ」ですよね。言われた方はあまり嬉しくないどころか、「この人は自分の家柄が目当てで媚を売っている」と感じるかもしれません。そうなったら、健全な信頼関係を取り戻すのは至難の業です。

これは極端な例かもしれません。でも、無意識に本人と無関係のことを褒めてしまっていることは多いもの。

「さすが若い人は違うね」
「美人だから営業に向いてるね」

こうした言葉をかけることで「自分は部下をいつも褒めている、褒め上手だ」と考えるのは危険です。

褒め言葉は、「本人の」「行動(やったこと)」に向けられたものであってこそ、その威力を発揮します。

NG(3)不本意におこなったことを手放しに褒める

仕事を続けていく上で、自分の意志に反するけれどやらざるを得ないこと、というのは誰にでもあり得ます。

たとえば、

  • サービス残業
  • 休日出勤
  • 行きたくない接待飲み会

など。

嫌々ながらも「仕事だから」と必死に自分をなだめておこなっていることが、部下にだってあるのです。

本人が納得しないままに渋々、嫌々やっていることは、褒めない方が無難です。

そうしたことを褒められて「やって良かったな」と感じる人も、中にはいます。でも多くの場合、「好きでやったわけじゃない」「上司はなんにも分かってない」と反発し、失望する感情が沸き上がってくるものです。

こういったケースでは、「よくやった」と褒めるよりも

  • 「大変だったね」と苦労をねぎらう
  • 「おかげ様でうまくいったよ、ありがとう」と感謝を伝える

という伝え方のほうが、部下は努力が報われた満足感を得ることができます。

同時に「嫌なこともあるけど、上司はちゃんと分かってくれている」と信頼を深めることにも繋がります。

NG(4)気まぐれに褒める

自分の機嫌が良いときだけ褒めて、機嫌が悪いときは叱る。

お気に入りの部下だけ褒めて、それ以外の部下には冷たく当たる。

こうした不公平、不平等な態度は、いくら褒めてもかえって部下の不信感をあおります。

こういうケースでは、褒められている人間も、じつは決して嬉しくありません。

今日は上司の機嫌が良いから、もしくは自分がたまたまお気に入りだから褒められるのだと分かっているので、「認められている」と感じることはなく、目的である部下の成長には繋がりません。

自分の都合で、気まぐれに褒めるのは逆効果です。職場の雰囲気を悪くする大きな原因にもなりますので、気をつけましょう。

【3】部下を伸ばす「上手な褒め方」ポイント5つ

褒め方としてNGなのは、

  1. 心にもないお世辞
  2. 本人の行動と無関係な「おだて」「ヨイショ」
  3. 不本意な行動を手放しに褒めること
  4. 気まぐれに褒めること

この4つです。

では、褒め上手な上司は部下のどういった点を褒めるのでしょうか?

部下を成長させ、信頼関係を築く「上手な褒め方」のポイントを5つご紹介しましょう!

(1)行動やプロセスを褒める

褒め上手な上司は、褒める対象として

  • 部下本人の「行動」
  • 結果に至るまでの「プロセス」

に着目します。

上司としてはつい目に見える「成果」に注目してしまいがちですが、部下が認めてほしいのはむしろそこに至るまでのプロセスや、行動です。

毎日めげずに外回りをしてゲットした契約。遅くまで残って納期に間に合わせた仕事。

成果を褒めることも大事ですが、その成果を生んだ「頑張り」や「努力」に着目できる「褒め嗅覚」を養いましょう。

(2)具体的な理由をセットで褒める

「すごいね」「よくやったね」という感想だけでなく、具体的に「ここがすごい」という理由を付け加えると、褒め言葉に重みが増します。

理由を添えて褒めることで、自分が部下にどう動いてほしいのか、どこに重点を置いて仕事を任せているのかを、より明確に部下に伝えることもできますよ。

  • 「丁寧な顧客フォローの姿勢が素晴らしいね」
  • 「この書類の中のこの表現、分かりやすくてとてもいいね」

と、自分がどこを良いと感じたのか、セットで伝える癖をつけましょう。

(3)個人的感情は挟まず、公平に褒める

上司も人間なので、気の合う部下もいれば合わない部下もいることでしょう。また、機嫌が良い日も悪い日もあって当然です。

でも、その影響を仕事には及ぼさないよう努めるのが、デキるビジネスパーソンです。

自分の都合や個人的な感情によって褒め方を変えるのではなく、部下本人の行動に着目しましょう。

褒めるべきときは誰であろうと褒め、そうでないときはどんなにお気に入りの部下でも意味なく褒めたりしない。

公平さを守ることで、褒め言葉は初めて真実として部下たちの耳に届きます。

(4)褒めるときに小言を添えない

部下を褒めた後にどうしても一言、もの申さずにはいられない人がいます。

「この企画、面白いね。ただ企画書に誤字が多いんだよなあ」
「ここ汚れてたの、よく気がついたね。でももうちょっと早く掃除してくれたら良かったのに」

こうした発言、上司の側は褒めているつもりかもしれません。

でも、こんなふうに言われて「褒められた」と感じる部下は、まずいません。多くの場合「小言を言われた」という印象のみを抱くでしょう。

褒め言葉と小言では、小言の方が強く印象に残ります。褒め言葉で部下のモチベーションを上げたいときは、決して小言とセットにしてはいけません。

誰かを褒めた後に「でも」「ただ」といった言葉をつい付け加えてしまう、という人は、意識してグッとこらえてください。

部下も完璧ではないので、その仕事ぶりが半端に見えて、注意したいときもあるでしょう。

そんなときは、褒めるのとは別に「注意する」という機会を設けるのがベストです。

それが難しいとしても、せめて注意した「後に」褒め言葉で締めくくるのがおすすめです。

上の例で言うと、

  1. 「この企画、面白いね。ただ企画書に誤字が多いんだよなあ」
  2. 「この企画書、誤字がちょっと目立ったよ。でも内容は面白いね

2つのパターンのうちどちらの方が「褒められた」という気持ちになるかは、一目瞭然ですよね。

(5)第三者の前で褒める

人は、直接褒められるのも嬉しいですが、第三者を通じて褒められると嬉しさが倍増します。

たとえば、こんな場面です。

取引先の社長に部下を紹介しながら「彼はとても優秀で、うちの頼もしいエースなんです」と伝える。

どうでしょうか。直接「きみはうちのエースだよ」と言うとなんだか空々しく聞こえるかもしれませんが、第三者に教える形で口にすると、とたんに真実味を増すと思いませんか?

「ああ、自分はエースだと思われていたんだ」「信頼してくれているんだ」と実感できることで、部下のモチベーションは一気に上がります。

第三者にそう紹介されると、部下自身がエースの自覚を持って仕事に取り組むようにもなります。

能力はあるのにいまひとつ頼りない部下を自立させたいときなどには、とくにおすすめの褒め方です。

【4】あの部下にもある!「褒めポイント」を見つけるコツ

さて、上手に褒めるコツについて具体的にご紹介してきました。

でも読者のみなさんの中には「褒めたくても褒めるべき部分が見つからない」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで最後に、部下一人一人の「褒めポイント」を上手に見つける秘訣をご紹介しましょう。

(1)1日1回褒めるつもりで観察する

褒めることは、おだてることとは違います。上手な褒め方とは、部下の行動にきちんと気づいて認めてあげること。

部下の行動に気づくには、何より観察が大事です。

自分より経験の浅い部下。仕事ぶりもまだまだ未熟。粗ばかりが目についてしまい、とても褒められそうにない……。

もしそんなふうに感じているとしたら、それは観察不足かもしれません。

その部下の行動を「できないやつ」だと決めつけて色眼鏡で見ていませんか?一度その思い込みを捨てて、フラットな気持ちで注意深く観察してみてください。

1日1回褒めることをノルマだと思って、じっと観察してみてください。

人は、見たいものだけを見る習性があります。「良いところを見つけよう」と念じながらよく見ていると、部下の意外な行動に気づくことがあるでしょう。

どんなに小さなことであっても、長所は立派な長所です。ぜひ褒めて大きく伸ばしましょう。

(2)成果より「変化」に気づいてあげる

部下が大きな成果をあげたときに褒めるのは、普通の人。デキる上司は、成果をあげる「前」からどんどん褒めて能力を引き出します。

プロジェクトが結実したときだけでなく、進行の最中にも「褒めどき」は幾度となく訪れます。褒めどきを知るコツは、「変化」に敏感になることです。

あなたの理想の部下の姿があるとしましょう。今の部下は、その状態にはほど遠いかもしれません。

でも、急に理想の姿に変身する部下はいません。どんな人だってほんの少しずつ成長していき、足りない部分は一つずつ改善しながら一人前になっていくのです。

成長のスピードを速めるコツは「変化に気づいてそこを褒め、更なる変化を促すこと」

たとえば、

プレゼンのときに前回よりも大きな声が出ていた

とか、

先月よりもミスをする回数が減った

とか。

完璧な仕事ではないかもしれませんが、その中でも「以前より良くなったこと」を見つけたら、ぜひもったいぶらずに褒めましょう。

褒め上手になることは、部下を自分の理想の姿に導くことに他なりません。よく観察し、たくさんの変化に気づきましょう。

(3)第三者の褒め言葉を伝える

第三者の前で褒める、という褒め方のテクニックをご紹介しましたが、その逆で「第三者から聞いた好評価を部下本人に伝える」というのも、おすすめです。

身近な上司の視点からはなかなか見えない長所も、他の部署や取引先の目線で見れば「ここはなかなか良い」とはっきり見えているかもしれません。

もし本人不在の場でそういった評価を聞いたならば、「いや、そうは言ってもあいつはまだまだ……」なんて思わずに、そのまま本人に伝えてあげてください。

部下としては、上司と第三者の両方から一気に褒められた気分になり、大きな意欲が湧いてきます。

褒め上手になって良いスパイラルを作り出そう!

部下のやる気を引き出すことは、上司の仕事の成果を上げる重要なカギです。

褒めることは、少ない手間で部下の最高のパフォーマンスを引き出す、魔法のような仕事術。ためらったり、諦めてしまうのは、もったいない!

コツを守って、照れずにどんどん褒めていきましょう!

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