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市販のヘアカラーと美容院でする違い。気になる仕上がりやダメージの差

Date:2017.04.21

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市販のヘアカラーと美容院でする違い。気になる仕上がりやダメージの差|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/haircolorjitaku79666/

今の髪色飽きてきたな、そろそろ髪を明るい色にしたいな…

これからの時期、イメチェンも兼ねてヘアカラーをしたい!
なんて人も多いかと思います。そこで迷うのが、美容院でヘアカラーするか、それとも市販のヘアカラーを使うか。

市販のは安いけど髪が痛むっていうし、美容院は良いっていうけど値段が高いし…
そもそも、一体このふたつって何がどうちがうの?

なんて迷ってる時間がもったいない!今回は悩める貴女のために、美容院と市販のヘアカラーの違いについて説明します。

市販も美容院も実は一緒だった!?カラーリングの仕組みについて

まず、ここではカラーリングの仕組みを簡単に説明します。

カラーリングとは
ブリーチの力で髪の色を抜き、そこに新しい色素を入れる事を言います。自分の髪のメラニン色素を分解することにより髪色が抜け、そこにカラー成分を入れることで染色するんです。
ブリーチと聞くと、脱色したキンキンの髪を想像しがちですが、実は市販のものや美容院で使用するヘアカラー剤使用では、必ず含まれるプロセスなんですよ。

じゃあ、市販と美容院のヘアカラーは何が異なるのか?次で詳しく説明していきますね。

市販と美容院のカラーリングの違いは大きく二つ!

市販のヘアカラーを試したことのある人はご存知かと思いますが、まず1剤と2剤にわかれた薬剤を混ぜ合わせ、それを髪に塗って馴染ませるのが一般的ですよね。一つ目のちがいは、この薬剤の強さの違いなんです。

薬剤の強さを、使い分けられるかどうか

一般的にヘアカラーで使われる酸化染毛剤(アルカリカラー剤)と呼ばれるものは、

  • 髪に色素を入れる薬剤(1剤)
  • ブリーチ効果を起こす過酸化水素(2剤)

この二つを混ぜ合わせて使います。美容院では、2剤の濃度を髪のコンディションによって使い分けることができます。

既に染まっている毛先はあまり色を抜く必要がないので、ブリーチ効果の弱いもの、新しく生えてきた根元にはブリーチ効果を高くするため高い濃度のもの、と塗り分けをしてくれます。

2剤(過酸化水素)の濃度は最大6%と定められており、美容院では6%のものと3%のものを使い分けているところが多いようです。

なんとなく想像はつくと思いますが、濃度が高くなるほど、髪や薬剤の触れる頭皮への刺激は大きくなります。

ところが、市販されているヘアカラーは「誰でも、ムラなく同じような効果を得られるように」と2剤の濃度は6%で一定、髪の部分による調整はできません。

なので、過去に染めた毛先と、生えてきたばかりの根元の部分に強いブリーチ力のある薬剤を塗ることになり、毛先は染色ダメージが溜まっていくことになります。

また、市販のヘアカラーは短時間で効果を出すために、毛に入っていく力が強いカラーに限られますが、美容院では既に染まっている部分用の、ダメージが少なくて済むカラーも揃えています。

これらの、髪のコンディションによって薬剤を塗り分けることが出来る・出来ないが、ひとつめの大きな違いとなります。

ここで補足~「オシャレ染め」と「白髪染め」の違いって?

カラー剤の成分について触れたので、ここで普通の「オシャレ染め」としてのヘアカラーと、「白髪染め」ヘアカラーの違いも簡単に説明しちゃいますね。

一般的にオシャレ染めはブリーチ効果が高く、染毛効果はそこそこ。対して白髪染めは、すでに髪からメラニン色素が抜けて白くなっているので、ブリーチ効果は弱く、染毛効果が高くなっています。

「じゃあ、オシャレ染めより白髪染めのほうが髪へのダメージは少なく、カラーリングできるんじゃない?」というのは違います。

というのも、まず自分の持っているメラニン色素を抜かないと、色素成分は入っていきません。

市販のヘアカラーで色が入りにくい、なんて人は自前のメラニン色素が多く、なかなか色が抜けない&入っていかないのが原因という場合が多いようですね。

▼おしゃれ染めと白髪染めの違いについてはコチラも参考にしてください!

かなり差が出る!カラーリング技術の違い

さて、話を戻しますね。上記した薬剤の違いに加え、美容院・市販のヘアカラーで大きく異なるのが、カラーリングの腕前。

よほどカラーリングに自信のある人は別として、初めての人やロングヘアなどの人は、「自分でうまくできるかな…」と少々心配になってしまいますよね。

実際、セルフのヘアカラーには技術が要ります。

  • 自分では見えにくい後頭部もムラなく薬剤を塗らないといけない
  • 地肌に近いところは体温が高く、染まりやすいので注意しながら
  • 地肌から遠い毛先や襟足は逆に染まりにくい
  • 以前パーマやヘアカラーをした部分は、新しく生えてきた毛とは色の入り方が異なる
これらに気をつけながら、さらに肌や衣類、周りの家具などにカラー剤を付けないように塗って片づけて…安価で気軽に、いつでも使いたいときに使えるのが市販品の大きな魅力ですが、技術と手間はかかりますね。

対して美容院のヘアカラーは、自分の希望を美容師さんに伝えるだけで、プロの技術でムラなくキレイに仕上げてくれます。

初めてカラーする人なら、

  • もともとの髪の質や色からカラー剤を選んでくれたり
  • 染まり具合を見ながら色身を調整してくれたり
また、過去のカラー・パーマ歴で、生えてきた部分と毛先でコンディションが違う人ならそれに合わせて仕上げてくれたりと、細やかな対応が可能です。

カラーリング後の薬剤の落とし方も違います。市販のカラー剤は薬液を馴染ませ、数分置いた後にシャンプーして薬剤を落としますが、ここで洗い残し・すすぎ残しをすると頭皮・髪のトラブルの原因に。

美容院ではシャンプー前に乳化を行い、しっかりと薬剤を落としてからシャンプーをするので、頭皮や髪に薬剤が残らずにヘアカラーが完成します。

乳化とは
薬剤を頭皮から浮き上がらせ、頭皮のダメージを減らす方法です

▼市販のヘアカラーでキレイに染めるコツについてはコチラ!

美容院カラーと市販カラーのメリット・デメリットまとめ

美容院でのヘアカラーは、高いけど仕上がりの良さやダメージの少なさが魅力!対して市販品は、安価さ・時間をとられない手軽さが魅力!だけど…

美容院メリット

  • 薬剤の使い分けができ、髪や頭皮へのダメージが比較的少ない。
  • プロの技術力で、なりたいスタイルに近づけてくれる
  • 自分は寛いでいれば良いだけ
  • 色もちが良く、カラー後のメンテナンスが楽

美容院デメリット

  • 値段が高い
  • 予約日時を決める必要がある
  • けっこう時間がかかる
  • 美容師さんに希望をしっかり伝える必要がある

市販カラーメリット

  • 価格が安く、コンビニやドラッグストアで簡単に入手できる
  • いつでも、好きな時に時間を選ばずカラーリングできる

市販カラーデメリット

  • キレイに仕上げるにはそこそこ技術が要る
  • 色ムラになりやすい、希望の色にならない場合がある
  • 失敗するとリカバリーが難しい
  • 髪や頭皮へのダメージは比較的大きい
  • 色落ちが早い場合がある

比較すると美容室のヘアカラーに軍配!お値段は高くなるけれど、仕上がりや後々のメンテナンスも含めると、トータルで美容室のヘアカラーには嬉しいメリットが沢山ありますね。

決して市販のヘアカラーは良くない!なんて訳ではないけれど、やっぱりプロに任せた仕上がりは違うものです。

ヘアカラーをもっともっと!楽しむために

美容院と市販品のヘアカラー、違いがちょっとでも分かって頂けたでしょうか?決して美容院を全面プッシュするつもりではないですが、圧倒的に仕上がりもお手入れも楽なのは事実です。

例えば、ズボラで定期的に美容院に通わない筆者は、メッシュ状に染めてもらっています。すると、生え際から黒い髪が生えてきても、メッシュになったカラーは比較的自然にフェードアウトしてくれるので放っておいてもプリンになる心配がありません笑

敏感肌の人にはオーガニック処方のカラーを使ってくれたり、生え際だけ染めたいなんて人にも、リタッチと呼ばれる高い技術で対応してくれます。

もちろん、生え際のちょっとした部分を染めるだけとか、忙しくてどうしても美容院に行く時間が取れない!なんていう時は市販のものが便利なんですけどね。

双方メリット・デメリットはあれど、自分の髪のコンディションや生活スタイルに合わせて、使い分けが可能なヘアカラー。

さあ、今回はどっちで染めてみますか?

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ライター:もより

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