• 美容
  • ライフスタイル
  • 健康
  • ファッション
  • スピリチュアル
  • DIY女子部
  • 恋愛
  • 大人の美学

痛みと苦しみはオンナのしあわせ?実は知らない「無痛分娩」のこと

Date:2013.07.02

「妊娠・出産は女の喜び」というのは、よく聞く言葉ですね。全ての女性に当てはまるわけでは決してありませんが、出産が女性にしかできないことであるのは間違いありませんし、新しい命を産むことができるというのは、とても素晴しく、喜ばしいことでもあります。

しかし出産と言えば、不安や恐怖といったイメージもあるのではないでしょうか。「無痛分娩」という言葉を聞いたことがある方は、妊娠に興味を持ってらっしゃる方であれば特に多いかと思います。

けれど「無痛分娩って何?」という質問にハッキリと答えられる方はあまり多くはいらっしゃらないのではないでしょうか。今回は「無痛分娩って何?」「無痛分娩って本当に痛くないの?」などなどの疑問にお答えしてみたいと思います。

無痛分娩とは何か

無痛分娩とは、簡単に言えば読んで字のごとく「出産時の痛みを無くす分娩法法」です。しかしここで気をつけたいのが「無痛分娩=痛くない」というわけではない、という点です。

無痛と見ると、痛みが一切無いようなイメージを受けますよね。けれど実際は、そういうわけではないのです。

無痛分娩の他に「和痛分娩」というものがあります。これは痛みを無くすのではなく、痛みを散らしてより出産をスムーズに、かつ産後のダメージをも軽減しようというものです。

実は日本で言われている「無痛分娩」の実態は、この痛みを和らげるものであることが多いのです。

無痛分娩のメリット・1;恐怖感が薄れる

無痛分娩という分娩法には、もちろんメットもデメリットもあります。まずはメリットをご紹介しましょう。1つ目は、出産に対しての恐怖感が薄れる、ということです。通常、たかだか親知らずを除去する程度の事柄であっても麻酔を使用しますよね?

1本の歯の何百倍ものサイズを持った存在が出てくるにあたり、想像もできないような痛みが待っているのは間違いありません。……その、痛みへの恐怖が、出産自体への意欲や想いを削いでしまっている可能性があります。

これはとてももったいないことです。「産みたい」けれど「あまりにも痛いのはイヤだ」という感情を両方持つことは、ごくごく自然なことなのですから。

一番大切なのは、痛みをとるという作業が確実に必要な人たちもいる、ということです。例えば痛みに弱い体質の方や、パニック障害などを持っている方。彼女らは安全に出産を行う、痛みを和らげて臨む必要があるのです。

無痛分娩のメリット・2;イキミやすいため、子どもへの負担が減る

無痛分娩に反対する人の中には「麻酔のせいで感覚がなくなってしまって、イキムことができなくなってしまう」という意見を言う人たちもいます。

しかし実際には、うまくイキむことができないというのは、自然分娩の際にも多く見られることです。痛みと体力の消耗が激しすぎるせいです。

無痛分娩では、痛みを完全になくすわけではありません。感覚がなくなるわけでもありません。そのため、より意識のハッキリとした体力の消耗の少ない状態で、赤ちゃんの感覚を得ながら、より正確なタイミングでイキむことができると言われています。

無痛分娩のメリット・3;産後の回復がしやすい

これは若干、見落とされがちなポイントですね。「出産」は身体に大きなダメージを与える行為です。その産後のダメージは、一昔前であれば「産後の肥立ちが悪く」などと言われ、死者が出ることも当たり前のものでした。

それを回避するためにも「床上げ」という文化があります。出産後2週間〜4週間程度は、産後の女性は出来る限り安静に過ごしましょうというものです。里帰りなどをして、子の世話や家事などを実家の家族にお願いする、というのはその風習によるものの一つの形態です。

しかし世の中には、里帰りをできる妊婦さんばかりしかいないわけではありません。様々な事情により、里帰りや誰かにサポートを頼むことのできない妊婦さんも多くいらっしゃるのです。

無痛分娩を取り入れることによって、出産時のダメージを減少させ、産後の体力がより回復しやすいようにする、ということが現実的に必要であるという女性はたくさんいます。出産はゴールではなく、スタートです。産後のことも考えた選択を行いたいですよね。

無痛分娩のデメリット

無痛分娩のデメリットについてもご紹介しておきたいと思います。

1点目は、希望した全ての人が行える手法というわけではないということです。これは無痛分娩に関わらず言えることではありますが、無痛分娩を行うことができるのか否かは、妊婦さんの体質を十分に検査してからでないと判断できないのです。

麻酔の効きにくい体質であったり、アレルギーのある方もいらっしゃるかと思います。

2点目は、費用です。無痛分娩は保険の適用外ですので、実際にいくらかかるのかは病院次第ではありますが、自然分娩に比べ、総合で12〜15万円程度高額になるようです。

3点目は、安心して実施できる病院がまだまだ少ないということです。対応している病院は、まだ全国で250程度しかないと言われています。

4点目は、日本ではまだまだ「痛みに耐えることこそ母親の愛の証」という意見が根強いということです。これは、なかなか目に見えないだけに厄介かもしれませんね。

しかし、昔から帝王切開や無痛を選ばざるを得ない母親も多くいらっしゃいましたし、子どもへの愛はそこでは変わらないというのは、たくさんのコメントからも、また研究データからも示されていることです。

第一、痛みを経験しなければ愛が持てないのであれば、全国の父親は子どもを愛せないことになってしまいます。子どもにたっぷりとした愛情を持っているお父さんも、たくさんいらっしゃいますよね。

いかがでしたでしょうか。無痛分娩には、メリットもデメリットもありますね。自然分娩と無痛分娩の他にも、分娩の方法はたくさんあります。どのような方法を選ぶにしても、出産することを選択したひとりひとりの女性がみんな、納得した方法で臨むことができることを願います。

この記事をシェアする

関連記事