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泣きたいのに泣けない心理を徹底解明!涙活でストレスが消える

Date:2016.06.10

shutterstock_207036016「涙もろい人」と聞いて、あなたはどんな印象を持ちますか?

「感受性が豊か」「愛情深い」「素直」
または、
「泣き虫」「弱い」「負けている感じ」

あなたが抱いたイメージは、どちらの印象に近いでしょうか?

涙は心の持ちようによって、好意的にも否定的にも捉えられます。でも元々は、人間の心と身体の健康のために必要なシステムです。

泣く、という行為のマイナス・イメージにとらわれているなら、要注意。

泣きたいときもぐっとこらえて頑張ることは、決して悪いことではありません。

しかし現代、心身に必要な涙を流すことができない人、本当に悲しいことがあっても、「泣きたいのに泣けない」という症状を訴える人が急増しています。

涙の役割と「いざというとき」涙が出てこない症状の危険性

泣きたいのに泣けない状態を、あえて「症状」と呼ぶのには理由があります。

それは、上でも述べたとおり、泣くという行為が心身の健康に不可欠なシステムだからです。

涙は、ストレスから人を守っている

最近話題の「涙活(るいかつ)」という言葉。これは、涙を利用して身体をリラックスさせ、精神的な安定も手に入れようという画期的な考え方です。

一説によれば、泣くことは、睡眠や笑いよりも更に大きなリラックス効果があると言われます。

涙を司るのは、自律神経です。

自律神経とは、

  • 活動するための交感神経
  • 休息するための副交感神経

の二つの神経の総称。互いにバランスをとりながら、脳や心臓を動かしたり、発汗など生きるために必要な機能を調整しています。

自律神経は、自分でコントロールすることができません。

泣くという行為は、この自律神経がバランスを崩しそうになったとき、健全な状態に戻すための、いわばとっておきのシステムなのです。

涙が身体の健康を守るメカニズム

私たちが思わず泣いてしまうとき。それは、

  • 悲しみ
  • 怒り
  • 哀れみ
  • 悔しさ
  • 感動
  • 嬉しさ

など、感情が大きく動いたときですよね。

感情の針があまりに大きく一方向へ傾くと、脳は緊張やストレスを感じます。このとき活発に働いているのが「交感神経」です。

交感神経は、動物が危険を察知したとき、回避するために働かせる神経です。いつでも逃げられるよう筋肉を緊張させ、動悸や発汗を激しくさせます。

しかしこれは心身にとっては強いストレス状態で、長く続けば、

  • めまい
  • 発熱
  • 内臓の不調
  • 頭痛
  • うつの症状

などが現れます。

こうした事態を避けるために、人は涙を流します。涙を流すと脳のスイッチが「副交感神経」に切り替わり、

  • 筋肉の緊張がゆるむ
  • ストレスで浅くなった呼吸が整う
  • 脳に酸素が行きやすくなる
  • 混乱や敵意が解消される

といった効果をもたらします。

泣いた後の脳は、よく眠った後と同じくらいリラックスしている状態だと言われています。そして、これほど急激にリラックスを得られる方法は、睡眠以外では「泣くこと」だけなのです。

リラックスできる涙・できない涙の違い

副交感神経を働かせることができる涙は、「情動の涙」です。情動の涙とは、

  • 悲しい
  • 嬉しい
  • 感動

など、心が動いて流れ出てくる涙です。

タマネギを切ったときに出てくる「角膜を守るための涙」や、ドライアイを防ぐため一定の間隔で分泌される「基礎分泌の涙」には、リラックス効果はありません。

また、自分以外の誰かに見せるためわざと流す涙、自然に逆らって流す、いわゆる「嘘泣きの涙」にも、リラックス効果はありません。

「泣きたいのに泣けない」のはなぜ?その心理とは

涙は悪いものではなく、むしろ健康にとって大切なものです。では、その涙がどうしても流れてこないのは、一体なぜなのでしょうか?

泣くという行為は、人それぞれの心と密接に関係しています。ですから、泣けない理由ももちろん人によって様々。

現代女性に多いのは、以下のような理由です。

  • 「大人だから泣いてはいけない」
  • 「女性だから泣き虫、と言われたくない」
  • 「泣いても何も解決しないと思うから」

それぞれ、もっともな考えです。ただ怖いのは、この状態があまりに長く、強く意識に刻み込まれた場合です。

「泣いてはいけない」と考え続けていると……?

泣いてはいけない、と考え続けていると、いつしか次のような思考に入っていきます。

  • 「泣きたいのか、泣きたくないのか、わからない」
  • 「ひどく落ち込む出来事があり、泣きたいと思っても、なぜか泣けない」

こんな風に感じるときは、すでに自分の精神状態を把握できず、コントロールできなくなっています。

これは、うつ病の症状に近いです。もしくは、うつ病そのものである可能性も高いです。泣くことを我慢しすぎると、人は本当に病んでしまいます。

大人の女性こそ「涙活」で、健康な涙を取り戻そう

まずは、「涙は悪」という考えを手放しましょう。泣くのは悪いことでも、また弱いことでもありません。

「でも泣き虫と思われたくない」……その気持ちも当然です。働く女性にとっては、セルフイメージもまた大切。

では、仕事や社会生活のジャマにならないよう、上手に涙活するには、どのようなポイントがあるでしょうか?

ポイント1:ひとりで泣く

当たり前といえば当たり前ですが、人に知られないよう泣けば、「泣き虫」と思われることはありません。

感情が高ぶるあまり爆発して人前で泣いてしまう、といった事態を避けるためにも、人のいない場所で泣きたい気持ちを発散しておいた方が、よいのです。

ポイント2:定期的に泣く

涙活の中には、「週末号泣」というやり方があります。

これは、

  • 予定のないお休みの、前日
  • 集中的に泣ける時間をつくり
  • 10分間くらい思いきり涙を流す

というもの。

翌日人に会う予定がなければ目が腫れても気になりません。思いきり泣くとスッキリするので、翌日のお休みも朝から有意義に過ごせるかもしれません。

定期的に涙を流すことで自律神経も安定し、感情をコントロールしやすくなっていきます。

ポイント3:自分の涙のツボを探る

涙活では、感情を高ぶらせて涙腺を刺激します。このとき涙のよりどころにするのは、自分の記憶以外のものにする方がよいです。

自分の悲しみや怒りの経験を思い出すと、涙と一緒にマイナスの感情が蘇り、涙のリラックス効果を妨げてしまいます。

  • 映画
  • ドラマ
  • 漫画
  • 小説
  • 感動系ノンフィクション

といった、物語性のある媒体を通して泣きましょう。

また人によっては、

  • 音楽
  • 絵画
  • 芸術品

などに、涙を誘われることもあります。

涙が出るほど感情が動くのは、対象に深く共感したときです。共感するのは、自分の経験を通して「わかる」と感じたときなので、泣けるツボは人それぞれです。

色々なものを見たり読んだり、試してみて、泣ける作品を見つけてください。評判よりもあなた自身の感覚を大切に。自分だけの「涙のツボ」を探りましょう。

「涙活」する涙も残っていない……あなたが涙を取り戻すには

自分が感動しそうなものや、昔感動したものを見ても心が動かない。また、感動してはいるけれども、涙が出てこない……。

そんな方もいらっしゃるでしょう。今、あなたの心はおそらく、自分が思っている以上に疲労を溜め込んでしまっています。

そんなときは、無理に「泣こう」とがんばる必要はありません。かといって、張りつめた心のままでいるのも身体によくないです。

涙の代わりに心をリラックスさせてくれる方法を、いくつかご紹介しておきます。

1:自然に触れる

植物や風、水などの自然に触れることは、脳に深い安心感を与えます。

  • 窓を開け、部屋の空気を入れ替える
  • 動物に触れる
  • テレビを消して外の音を聞く
  • 花を飾る
  • 美しい景色を見る

など、できるだけ身近に自然を感じてみましょう。

景色を見るには、遠出するもよし、近所を散歩するもよし。気が向かなければ、雑誌などで写真を見てもOKです。

2:アロマやお香を炊いてみる

好きな香りを嗅ぐと、脳は自然とリラックスします。アロマキャンドルやお香を炊いたり、エッセンシャルオイルをお風呂に垂らすなど、生活に香りを取り入れましょう。

ゆったりくつろぎたいときや、ぐっすり眠りたいときは、

  • ラベンダー
  • カモミール
  • サンダルウッド

など。

シャキッと元気になりたいときは、

  • グレープフルーツ
  • ベルガモット
  • ミント

など、気分によって香りを使い分けてみましょう。

3:無添加の食品を選ぶ

調理する元気があるときだけでかまいません。無添加の食材を買ってきて、簡単な料理を自分で作ってみましょう。

というのも、市販の加工品に含まれる添加物は、胃腸をはじめ身体に負担をかけがちだからです。

無添加の食材や、無農薬の野菜など、できる範囲で選んでみましょう。意外と、「料理していると疲れが吹き飛ぶ」といった新しい自分を発見できるかもしれません。

4:バスタイムを大事にする

忙しい毎日。シャワー派の女性も多いですが、お風呂にお湯を張ってゆっくり浸かることは、リラックス効果が大きいです。

38〜40度のぬるめのお湯に、15〜20分ほどゆっくりと浸かってみてください。

お湯や水に触れることは、心をリラックスさせます。また、血行が促進されると、肩こりや内臓の不調も取り除かれてスッキリしますよ。

5:とにかく眠る

気力と体力を回復するのに一番いいのは、睡眠です。

やりたいこと・やるべきことは、あれこれあると思いますが、疲れたときには「今日はもう何もしない」と割り切って寝てしまいしょう。

帰宅して夕飯を食べたら、お風呂に入って、何もせずに寝る日をつくります。

やはり睡眠は一番手っ取り早い回復方法です。涙が出ないのは、心が疲れているから。心の疲れは身体の疲れと連動しています。

眠れないときは、暗くて静かな部屋で身体を横たえているだけでも、疲れはとれます。焦らなくてもいいのです。

身体を休めてあげると、心の元気も自然と回復してきます。

涙はあなたの一番身近な味方です

泣きたくても泣けない。その状態はつらいものです。

でも、心のどこかで「涙は自分の敵」と信じ込んでいるために、涙が遠慮して引っ込んでしまっているのかもしれません。

涙はあなたの味方です。それも、一番身近な身体の中にいる味方なのです。

しんどいときには力を借りて、どうせならばスッキリした頭で、「明日」に向かってみませんか?

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