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部下の叱り方が分からない貴方にもできる!叱り方のコツ11条

Date:2017.08.23

今、部下の叱り方に悩む上司が増えています。

「自分が若手の頃、叱られて伸びた経験がない」
「部下が何を考えているのか、イマイチ分からない」
「叱ってはみたものの、効果が全く実感できない」

管理職のあなたにとって、これらは他人事ではない悩みかもしれません。

「和」を重んじる日本人、とくに現代の日本人は、叱り下手の傾向があるようです。

部下の叱り方も、ともすれば

  • 感情的に怒る
  • やり方がわからず、叱れない

という、両極端のどちらか傾くことが多いのではないでしょうか。でも、これはどちらも逆効果になってしまうのは、どなたも実感していることでしょう。

とくに女性にとって、部下を叱るのはなかなか難題。女性の管理職はようやく増え始めたばかりで、お手本がなく戸惑うことも多いですよね。

そこで今回は、女性向けに「部下の上手な叱り方」をご紹介します。

部下を効果的に叱るために意識すべきポイントは何か。また、逆効果になりかねない「叱り方のNG」とは何かを、分かりやすくまとめました。

早速、見ていきましょう!


【1】部下を「上手に叱ること」があなたの業務に必要なワケ

でも、これを読んでいるあなたはこんな感覚を持っているかもしれません。

「叱ることって、本当に必要なの? 褒めて伸ばせばいいんじゃないの?」

確かに、褒めて伸ばすことも大事なマネジメントです。ただし、褒めるべきところを褒めたら、叱るべきところもきちんと叱らないと、部下が正しい判断をできるようになりません。

でも適切な叱り方ができなければ、部下がふてくされてやる気をなくしてしまったり、上司である自分と距離を置くようになるのも確かです。

だからこそ、叱るときにはあらかじめポイントを把握しておくことが大切なのです。

▼部下の褒め方についてはコチラを参考にしてください!

部下の褒め方の記事のトップ画像キャプチャ

「叱る」がうまくいくと得られるメリット

部下を適切に、効果的に叱ることさえできれば、大きなメリットを得られます。

(1)部下を成長させるチャンスになる

まず、部下が成長するチャンスとなること。これは、自分の仕事をスムーズに行うためにも大事なことです。

管理職の役割は、業務全体を見て人員を配置し、限られた予算や人手で最大のパフォーマンスを発揮すること。そのためにはチームメンバー(部下)の能力を把握するとともに、スキルアップを促すことが肝心です。

また、業務全体を見渡してコントロールする仕事は、自分が手一杯ではできません。頭にも身体にも、ある程度の余裕が必要ですよね。

部下が成長すれば、それだけ仕事を任せやすくなり、自分の手元に余裕が生まれます。

上司として、司令塔としての役割を充分に果たし、より複雑な仕事や新しい業務への準備に落ち着いて取り組むことができるようになるのです。

もちろん、部下自身のためにも成長は大切です。仕事ができるようになれば、それだけ集中しやすくなり、モチベーションも上がるでしょう。

(2)部下の信頼を得るチャンスになる

叱るという行為は、成功すれば部下の信頼を得るチャンスにもなります。

叱ると部下に嫌われてしまうのでは……と思い込んでいる人も案外多いのですが、それは叱り方に問題がある場合の話です。

「叱る」というのは結局、上司の意向や要望を伝える行為ですから、一歩間違うと強引で独りよがりなやり方になってしまいがち。そんなアプローチを好む相手はいません。

そもそもは仕事をスムーズに運ぶために行うのが「叱る」という行為。それが成功し、部下の成長にも繋がれば、「言うべきことをきちんと言う上司」として信頼を得ることもできます。

叱ることは、適切に行えば部下とのかけがえのないコミュニケーションになるのです。

「間違った叱り方」をすることのデメリット

叱ることは大事なコミュニケーションの一つですが、どんな叱り方でも良いというわけではありません。間違った叱り方は、自分と部下の双方にデメリットを引き起こします。

【「間違った叱り方」が引き起こすデメリット】

  • 部下のパフォーマンスが低下する
  • 反発を招き、仕事の生産性が落ちる
  • 職場の雰囲気が悪くなる
  • 部下の嘘や、ミスの隠蔽を招く
  • 長い説教で本題が伝わらない
  • 部下が聞く耳を持たなくなる

頭ごなしに激しく叱責したり、脅すようなやり方で部下を従わせようとしてはいけません。また、部下にとって理不尽な要求を無理やり通すことも良くありません。

それらの行動は部下の不信や反発を招き、職場の雰囲気の悪化やパフォーマンスの低下を招きます。

また、叱責への恐怖心を植え付けてしまうと、部下がいざミスを犯したときにそれを隠蔽しようとしたり、上司の責めを逃れようと嘘をついたりするようになる恐れがあります。

そして長過ぎるお説教は、御法度。聞かされる部下がうんざりしてしまえば、伝えたかった本題も右から左へ聞き流されてしまいます。

同じように、頻繁に叱りすぎるのも逆効果です。部下が「またか」という姿勢でいい加減に聞くようになれば、言いたいことは全く伝わりません。

「叱らない」という選択のデメリット

「叱るというのは、そんなに難しいのか。じゃあいっそのこと、叱らない方がいいんじゃないかな」

そう考える人もいるでしょう。でも、叱らないこともまた、大きなデメリットを生みます。

【「叱らない」ことが引き起こすデメリット】

  • 部下が成長しない
  • 「無関心」「無視されている」という誤解を与える
  • ルール違反やマナー違反が放置される
  • できる部下を消耗させる

あなたが部下を一切叱らないとすれば、奪われるのはまず「部下の成長のチャンス」です。

あなたが指摘さえすれば、部下はその時点で間違ったやり方や非効率的な作業手順を改善することができます。

また、部下の中にはあなたのフィードバックを得られないことに不満を持つ人もいるでしょう。

改善点があることに気づいていてあえて言わない上司を、部下は「優しい人」とは感じません。逆に「あの上司は自分の仕事には無関心なんだ」「自分は上司にとってどうでもいいんだ」と思われてしまうことは、意外と多いのです。

さらに悪いのは、明らかなルール違反やマナー違反が横行してしまうこと。指摘せずにいることで「悪いことをやってもいい」という空気が職場に蔓延すれば、最も疲弊するのは「きちんとやっている部下」です。

良い部下を消耗させ、悪い習慣を根付かせてしまう。叱らないという選択は、そうした事態に繋がります。

【2】部下の生産性を奪う「NGな叱り方」

ではここで、一度目線を変えてみましょう。

もしもあなたの上司が、次のような叱り方をしてきたら、あなたはどう感じるでしょうか?

想像しながら読んでみましょう。

【こんな叱り方を上司にされたら、どう感じますか?】

  • 事情も聞かず、反射的に怒る
  • 威圧的に怒鳴る、責める
  • 部下の言い分を聞かない
  • 追いつめて逃げ場をなくされる
  • 人格を攻撃される
  • その日の気分や相手によって、叱る基準がコロコロ変わる
  • 他の人と比較される
  • 人前で恥をかかせられる
  • 長々と説教される
  • 「またか」「きみはいつも●●だ」と決めつけられる
  • 上司自身の評価のために叱る
  • 「上が言っている」など、誰かの代弁として叱る

部下の立場で見てみると、これらの叱り方が逆効果なのがよく分かるはず。

部下の成長を促すどころか、必要以上に萎縮させ、やる気を奪うばかりです。

でも頭に血が上っていると、人はついこうした叱り方をしてしまいがちなのです。上記の項目の中には、ひょっとしたらあなた自身が「やっちゃってるなぁ」と感じるものがあったかもしれません。

では、こうした無意味な叱り方を避け、適切に部下の改善を促すには、どのような点に気をつければよいのでしょうか?

【3】叱るとき意識すべき、シンプルなポイント3つ

部下を叱る際に気をつけるポイントは、じつは意外とシンプルです。

ポイント1:怒りが沸騰しているときは叱らない

「叱る」と「怒る」は、イコールではありません。この2つを混同してしまうと、叱ることに失敗してしまいます。

「叱る」というのは、部下に改善を促すための「手段」です。あくまでも仕事の一部なのです。

仕事ですから、叱る側・叱られる側双方にとって、精神的苦痛などのコストが最も少なく、その後の仕事により良い影響が出る方法を冷静に選択する必要があります。

叱っている最中も、相手の反応を見ながら「言いたいことがきちんと伝わっているか」「納得しているか」といった成果を観察し、手応えによっては方法を変えることも必要です。

叱る行為には、冷静さが不可欠なのです。

これに対して「怒る」というのは、単純に感情の動きでしかありません。上司だって人間ですから、部下の失敗や失礼な態度を目にすれば、ふつふつと怒りが沸き上がることもあるでしょう。

でも、怒りに任せて責めてしまうのは「叱る」行為とは言えません。部下に改善を望むなら、少し時間を置いてでも、心を鎮めて冷静になってから叱りましょう。

ポイント2:叱る目的を明確にする

部下を呼びつける前に、今回叱る目的が何なのかをしっかり自覚しましょう。あなたは今回、なぜその部下を叱るのですか?

  • ミスを繰り返させないため
  • ルール違反やマナー違反を正すため
  • 下がりすぎたモチベーションをアップさせるため

叱るからには何か目的があるはずです。叱っている最中に目的を見失ってしまっては、意味がありません。自分でしっかり把握しておきましょう。

ポイント3:相手に合った叱り方をチョイスする

叱り方にはいくつかのテクニックがあります。

  • 簡潔に注意する
  • 熱い言葉で叱咤激励する
  • 論理的に説明する
  • 部下自身に考えさせる

など。あなたもいくつかのテクニックを持っているはずですが、叱るときにはどれか一つに偏っていませんか?

じつは、効果的な叱り方というのは部下によって異なります。というのも、部下にはそれぞれ

  • 年齢
  • キャリア
  • 得意・不得意なこと
  • 内向的か、外向的か
  • 論理的か、感情的か

など人間ならではの差があって、同じ叱り方をされても感じ方が異なるからです。

これから叱ろうとしている部下には、どんな言い方が刺さるのか。どんな言い方をすればその部下が納得しやすいのか。

あなたなりにそれを考え、叱り方をチョイスすることが大切です。また、そのためには日頃から叱り方を始めとするコミュニケーションのレパートリーを増やしておくのもおすすめです。

ただ、どんな叱り方にも共通するコツのようなものもあります。最後にそれをご紹介していきましょう!

【4】部下のベストな叱り方、基本のコツ11ヶ条

最後にご紹介するのは、どんな部下を叱るときにも押さえておきたい、基本のコツです!

早速見ていきましょう。

(1)感情的にならない

上でも書いたとおり、「叱る」と「怒る」は別物です。怒りにまかせて反射的に怒ることはやめましょう。

怒鳴ったり、大きな音をたてて脅したりするのは逆効果です。

部下が萎縮してしまえば、本当に大事な改善点についての話が全く頭に入っていかなくなりますし、パワハラとして問題になることもあります。充分留意し、自分をコントロールしましょう。

叱ることは、改善点など要求を伝え、実践してもらうための行為です。相手も落ち着いて話を受け止められるよう、冷静に対処しましょう。

(2)結論を出すのは、部下の言い分を聞いてから

最初から「部下が悪い」と決めつけて叱ってしまい、後から別の原因があったと分かって慌てたことはありませんか?

部下としては理由があってしたことなのに……。上司が部下の言い分を聞かずに思い込みで「悪い」と判断すれば、部下には不満と不信感しか残りません。

一度そうなってしまうと、信頼関係を取り戻すのは至難の業です。

誰が悪いのか、何が原因か。結論を出すのは部下の言い分を聞いてから、と決めておきましょう。

結局は「部下が悪い」という結論になったとしても、きちんと話を聞いてもらえたか否かで、部下の捉え方は大きく変わります。

最後まで話を聞いてくれた上司に信頼感を抱けば、部下自身「今回は自分が悪かったな」と素直に反省する気持ちも自然と湧いてきます。

(3)変えられないことや部下の人格を攻撃しない

叱るときには、

  • 今起きていることだけ
  • ミス、または問題行動そのものだけ

にターゲットを絞りましょう。

変えられない過去の出来事や、部下の人格を攻撃しても意味がありません。信頼関係を破壊することにも繋がります。

たとえば、

「前にも同じことで注意したよね」

とか、

「またなの?いつも似たようなミスするじゃない」

といったセリフ。

つい口にしてしまいがちですが、これは「今」の問題を飛び越えた、過去への攻撃です。また、

「あなた前職は派遣社員だったよね?だから仕事が雑なのよ」

といった言葉も、過去への攻撃です。

過去は変えようがありませんし、これを聞いても部下は自信をなくすかうんざりするかで、反省を促すことはできません。

ましてや、

  • 性格
  • 外見
  • 経歴
  • 家族構成

などを責めるのは、もってのほか。人格攻撃は部下の尊厳を損なう行為、言葉の暴力です。

信頼を失わないためにも、無意識に人格を攻撃していないかどうかは、常に気を配る必要があります。

では、どんな言い方が適切なのでしょうか?

もし部下がいつも同じミスをしていて、それを改善させたいのならば、明確にそう言いましょう。

「ここでミスをする傾向があるようだけど、何か原因に思い当たる?」

とストレートに質問したり、

「2回チェックするようにしてみようか」

と提案するのがおすすめです。

(4)他の人と比較しない

部下の中にもさまざまな人がいます。ときには、ミスをした部下と他の部下とを比べて「なぜこの人だけミスをするのか」と不満に思うことがあるかもしれません。

でも、他の人と比較するのは、叱り方としては逆効果です。得意・不得意も個性の一つ。もし叱られるのが自分だったら、と考えてみましょう。

「Aさんはあなたより経験が浅くてもちゃんとできている。それに比べて、あなたは……」

こんなふうに言われて、「Aさんに追いつけるように頑張らなくちゃ」と思えるでしょうか?おそらくは、逆ですよね。

反発心が働いて、ますます仕事に身が入らなくなってしまうかもしれません。

他の人を引き合いに出すのではなく、あくまでも当人の問題として解決策を探しましょう。「あなたにはこういう癖があるから、こうすると良いかもしれない」といった提案を示された方が、部下は素直に反省できます。

また、「私があなたくらいの頃は……」と、過去の上司自身を引き合いに出すのも、同様の理由でやめましょう。

(5)人前で恥をかかせない

部下を叱るときは、できるだけ人の目につかない、会話を聞かれない場所で落ち着いて話をしましょう。

「恥ずかしい」という感情は、人から冷静さを奪います。上司の要望がどんなに正当なものであっても、「恥をかかされた」と感じた瞬間、部下は不当な扱いを受けたと感じ、心を固く閉ざしてしまいかねません。

また、叱られている最中も他人の目が気になって会話に集中できず、上司の伝えたいことが全く部下の耳に入っていかない可能性も高くなります。

叱られた内容を理解できなければ、また同じミスに繋がるかもしれません。

叱るのは、部下に恥ずかしい思いをさせることが目的ではありません。できるだけ人目を気にせずに、部下と本音で話し合える場所を選びましょう。

(6)短時間で、簡潔に叱る

学生時代、話の長い教師はいませんでしたか?その先生のお説教で、内容を覚えているものがあるでしょうか?

会議や研修でもそうですが、強く伝えたいことがあるならば、話は短くまとめた方が相手の記憶に残ります。

長々と話をしてしまうと、聞いている方はだんだん疲れてきます。まじめに聞いているつもりでも、いつのまにかぼんやりしてしまい……終わってみると、結局何が本題だったのか分からない、ということになりやすいのです。

叱っている方も、長々と話しているうちにだんだん興奮してきます。叱るのに必要な「冷静さ」を失ってしまい、「あれ、何が言いたかったんだっけ」ということになっては意味がありません。

言いたいことはたくさんあるかもしれません。でも、叱る目的は部下を疲弊させることではないはずです。

要点を簡潔にまとめ、伝えたいことが確実に伝わるよう心がけましょう。

(7)「上の考え」「社の方針」のせいにしない

部下を叱るとき、たまに見られるのが

「社長(上層部)だってそう言っている」

とか、

「我が社の方針に反している」

などと理由をつけて、「自分だってこんなこと言いたくはないんだけど」という態度を装う上司です。

これは、部下の信頼を大きく損なう可能性のある、リスクの高い叱り方なのでできれば避けましょう。

あなたが叱り、部下が自分の身を顧みる。それは、あなたと部下との信頼関係の上に成り立つ、人間同士のやりとりです。

あなたが誰かの意向や、顔も見えない「我が社」の方針を代弁するスタンスで臨めば、部下はそれを「あなたの言葉」として受け取ることができません。

そこに人間同士のやりとりはなく、部下の中には「一方的に何かを強要された」という感覚だけが残ります。

一人の人間の言葉だからこそ、相手の心に沁みていくのです。叱るときにはぜひ、あなたの言葉で、あなたの思いを伝えてください。

(8)上からではなく隣から語る

叱ることは、要求を正しく伝えること。

要求を伝えるときは、上から目線で一方的に言うよりも、「一緒にやろう」と隣に立って肩を叩くような気持ちで言う方が、部下にとって受け入れやすくなります。

上司という立場を見失ってはいけませんが、それを振りかざすのも非効率的です。

「こうすべき」「どうして出来ないの?」という叱り方ではなく、「こうしてほしい」「そのために何を変えればよいのか、一緒に考えよう」というスタンスで臨んだ方がうまくいきます。

(9)叱る基準をコロコロ変えない

叱り方としてついやってしまう人が多いのが、「叱る基準を変える」こと。

たとえば、

  • 気分によって叱り方が変わってしまう
  • 同じことをしても叱るときと許すときがある
  • 叱りやすい相手はいつも叱るが、叱りづらい相手には何も言わない

といった変化です。あなたは、こうした叱り方をしていませんか?

「部下によって叱り方を変える」という方法を叱り方のコツとしてご紹介しましたが、これはあくまでも「相手に合った叱り方をチョイスする」という意味です。

気分で叱り方や頻度を変えるということでは決してありません。

日によって、または人によって、同じことをしても叱ったり叱らなかったり……ということが続けば、部下はあなたが自分の気分を満たすために叱っているのだ、と感じます。

叱る内容がどんなに正論でも、そう感じた時点で部下はあなたの言葉を拒絶するでしょう。それを防ぐには、叱る基準をあらかじめしっかり定め、「叱るときは叱る」「叱らないときは叱らない」と意識しましょう。

誰が相手でも、あなたの気分が良くても悪くても、基準がブレないよう心がけることが大切です。

(10)効果が出ないときは叱り方を変えてみる

部下のタイプを予測して叱り方をチョイスしても、なかなか効果が現れないときがあります。

そんなときには、思いきって別の叱り方を試してみると、案外あっさり部下のミスが減ったり、対応が良い方向に変わったりすることもあるので、試してみましょう。

人間は、意外な一面を持っているものです。あなたから見た印象と、その部下の本質との間にズレがあっても、何の不思議もありません。

あまり自分のイメージ固執せず、効果が出るまでいろいろなアプローチを仕掛けてみるのがおすすめです。

(11)最後は励ましで締めくくる

終わりよければ全て良し、という言葉がありますが、叱り方に関してはこの言葉をとくに実感できます。

上司に叱られ厳しい指摘を受けたとき、「怒られた」という恥ずかしさやショックと同じくらいに部下の心に去来しているのは、

  • 上司に見捨てられたのではないか
  • 次も失敗するのではないか
  • 自分には能力が足りないのではないか

といった、不安や恐怖です。

でも、上司が心からの激励を最後に一言付け加えさえすれば、部下としても「見捨てられたわけじゃなかった」と安心し、「また頑張ろう」と元気が湧いてくるもの。

そう感じることができれば、上司の指摘も自然とその後に活かされます。

部下を叱るときは、

  • 部下はいつも頑張っていると知っている
  • 本来、力のある人だと思っている
  • できると信じているからこそ、厳しいことを言ったのだ
  • ここでミスをしてしまったけれど、ここまではよく出来ていた

など、励ましの言葉を強調して締めくくるようにすると良いでしょう。部下の改善度合いが目に見えて変わるはずです。

普段からコミュニケーションをとり、風通しのよい関係を

人を叱るのは、気力も体力も要る仕事です。お互いの負担を減らすには、信頼関係が欠かせません。

日頃から誠実なコミュニケーションを心がけ、部下と本音で会話ができる関係性を築いておくことも、上手な叱り方のコツと言えるかもしれません。

そしていざ叱らなければいけないときには、冷静に、言葉を選びながら要望を伝えること。また、あなた自身の言葉で、誠実に伝えること。それを意識することで、信頼関係をきちんと保つことができます。

あなたと部下との関係、そして職場環境が、より良い方向へ変わることを、心から祈っています。

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