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日本古来のつげ櫛の効果や使い方。艶のある美髪になれる!

Date:2017.06.12

ヘアスタイルを整えたり、クセを直したり、髪についた汚れやホコリを落としたり…毎日の髪のお手入れに欠かせないブラッシング。

そんなブラッシングに使うアイテム、あなたはどのようなものを使っていますか?

  • 髪の毛全体に使いやすい大きめのブラシ
  • 細かく使えるコーム

など種類は様々。いくつも持っていて、朝晩の用途などに合わせて使い分けている方もいるかもしれませんね。

そんな髪をとかす道具のひとつとして、今回おすすめしたいのが「つげ櫛」です。

和のイメージやちょっと古風な印象のつげ櫛ですが、実は単なるブラシとは大違い!実はツヤ髪に導いてくれる頼もしいアイテムなのです!


その歴史は1000年以上!しなやかで折れにくいつげ櫛

つげ櫛はその名の通り、常緑広葉樹であるつげ(黄楊/柘/柘植)から作られた櫛のことです。

数多くある樹木のうち、なぜつげの木なのかというと、つげの木が櫛に最適な

  • しなやかさ
  • 固さ

の両方を兼ね備えているからです。

固くて強い素材でありながら適度な弾力があるのでしなることも出来る。つげの木の粘り強い性質は櫛として最適と言われています。

日本の伝統的な櫛

木目が細かく彫刻しやすいつげは櫛だけでなく、

  • 印鑑
  • 細工物

などの素材としても古くから親しまれてきました。その歴史はとても古く、なんと日本最古の和歌集『万葉集』にも詠まれているほど!

日本古来の伝統的な櫛なのです。

また、つげ細工は固く使い込むほど艶が出るという特徴があることから、「変わらない絆」を表す縁起の良いものとして大切にされてきたそうです。

  • 夫婦円満
  • 家内安全

などのお守りとされることもありました。

櫛とブラシの違い

現在は、櫛もブラシも髪をとかす道具に分類されていますが、厳密にいうとこのような違いがあります。

髪をとかしたり髪についたほこりをとるために使うもの。
ブラシ
頭髪を整えるなどヘアセットに使うもの。

こうしてみると櫛が髪をとかすことに特化した道具ということがわかりますね。

本物のつげ櫛は一生もの

最近は「つげ櫛」と言っても様々で、

  • 国産のつげの木で作られたもの
  • 外国産のつげの木で作られたもの
  • つげ以外の木(例えば桃の木など)で作られたもの

などがあり、数万円するものから100円ショップやドラッグストアなどで買える安価のものまであります。

「つげ櫛」という言葉は言わば木製の櫛の総称として使われていると考えると良いかもしれませんね。

ちょっと使ってみたいという人にとっては挑戦しやすいですが、本物のつげ櫛を求めるのであれば専門店などを利用するのが間違った商品を買わずに済む方法と言えます。

国産のつげから作られる本物のつげ櫛はとても高価なものですが、弾力があり折れにくく耐久性に優れています。お手入れをして大切に使えば何十年も使うことが出来ます。

使い続ける年月も含めて、「自分だけの櫛」「一生ものの櫛」になりそうですね。

つげ櫛と椿油の関係

「つげ櫛」で検索をかければ「椿油」と出てくるほど、つげ櫛と椿油の関係は切っても切れない深いつながりがあります。

椿油
椿油=ヘアケアのイメージが強いかもしれませんが、実は髪だけでなく、顔、体にも使えるマルチオイル。万能である理由は椿油に含まれる「オレイン酸」にあります。「オレイン酸」は天然保湿成分で人の皮脂成分に最も近いと言われており、なんと椿油には85%も含まれているそう!皮膚に不足している成分を補いつつ、潤いのある健やかな肌に導いてくれます。また、酸化しにくいというのも安心できるポイントです。

伝統的な製法で作られる一流のつげ櫛はそんな椿油をたっぷり含んでいます。そのため美しい飴色をしているのですね。

「そんなに高価なつげ櫛は手が届かない…」という人は安価なつげ櫛を購入して、別で椿油を用意して合わせて使えばOK!

つげ櫛と椿油のダブルの作用が働いて髪にツヤを与えることが出来ます。

髪をとかすだけで艶、まとまりのある美髪に!つげ櫛の効果

洗顔や歯磨きとと同じように毎日当たり前のようにするブラッシングですが、「どんなブラシやコームをつかっても髪をとかす目的は同じ」と思っていませんか?

実はつげ櫛を使って髪をとかすことには頭髪を整える以上の嬉しい効果があるのです。

静電気によるヘアダメージを防ぐ

プラスチック製のコームやブラシで髪をとかして静電気が起きた経験はありませんか?これは髪とブラシが摩擦を起こすことで発生する摩擦電気によるもの。

髪が静電気を帯びると、ぴたっと顔に張り付いたり浮き上がったり、時にはパチパチと音がして気になりますが、実は静電気はヘアダメージを引き起こします!

そもそも静電気は乾燥した髪に発生しやすく、静電気を帯びた髪はキューティクルが剥がれやすくなります。髪の水分や栄養分が失われてより乾燥が進み、髪同士が絡んだり引っかかるようになります。こうして、

  • 切れ毛
  • 枝毛
  • 折れ毛

などのヘアダメージにつながってしまうのですね。

また、ダメージは髪だけに留まらず頭皮や毛根に及ぶことがあります。

静電気を帯びた頭皮が空気中のちりやほこりを引き寄せ、それらに含まれるばい菌によって、

  • 頭皮のかゆみ
  • 薄毛
  • 細毛

などの頭皮トラブルや毛根ダメージを招く場合も…。

不愉快なだけでなく髪の毛や頭皮環境に悪影響を及ぼす静電気。

つげ櫛でもっとも大きなメリットと言えるのがこの静電気を起こしにくいということです。

なんとつげ櫛の静電気発生量は、

  • 一般的な櫛、ブラシに比べると数百分の一
  • 静電気が起きにくい加工がされている櫛やブラシに比べると数十分の一

と言われています。いかにつげ櫛が静電気防止効果が高いかということが分かりまよね。

静電気を抑えつつキューティクルを整えて髪をとかすことが出来るつげ櫛は、静電気が起きやすい人にとってはもちろん、

  • ぱさつき
  • きしみ

など乾燥による髪悩みを持つ人にも最適な櫛です。

まとまりのある艶髪に

つげ櫛で髪をとかすことは頭皮に適度な刺激を与えることでもあります。

髪をとかすたびに頭皮から分泌される皮脂がほどよく髪に馴染んでいくので自然と髪全体に艶が出るようになりますよ。

こうした頭皮のマッサージ効果は血行促進にもつながるので頭皮環境の改善にもなりますね。

また、伝統的な方法で作られる本物のつげ櫛には椿油がたっぷりと染み込んでいますから、そういったつげ櫛で髪をとかすことはそのたびに椿油を薄く髪に塗っていることになります。

椿油に含まれる、

  • 潤い
  • 栄養分

が頭皮や髪の一本一本に行き渡ってしっとりとしたまとまりのある艶髪に変わっていきますよ!

特に髪のうねり、くせ毛などは、

  • 頭皮の毛穴の歪み
  • 頭皮の血行不良
  • 髪の毛の水分バランスの乱れ

などによって引き起こすと言われていますから、そういった髪のお悩みを持つ人には特につげ櫛はおすすめです。毎日のブラッシングで髪質改善が期待できるかもしれませんね。

梅雨どきなどの髪が広がりやすい季節もつげ櫛で髪をとかせばまとまりのある状態に抑えてくれます。

つげ櫛の基本的な使い方と知っておきたい注意点とは?

ここからはつげ櫛の使い方を紹介していきますね。

つげ櫛の基本的な使い方

櫛なので「普通にとかせばいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、つげ櫛のヘアケア効果を最大限引き出すためにも基本の使い方をマスターしておきましょう!

【手順】

  1. まずは毛先からブラッシングを始めます。毛先の髪をほぐすように櫛を通してくださいね。
  2. 続いて髪の根元から毛先にかけてすーっととかしていきましょう。

髪全体を一気にとかすのではなく毛先からほぐしていくのがポイントです。

使うタイミング

普段ブラシを使うタイミングで使えば良いのですが、特に

  • シャンプー前
  • 洗髪後

などはつげ櫛を使うのがおすすめです。

シャンプー前
洗髪前につげ櫛で髪をとかしておけば、頭皮の毛穴に詰まった皮脂や髪についた汚れなどが浮いて落ちやすくなります。
ドライヤー後
洗髪しドライヤーで髪を完全に乾かしたらつげ櫛でとかします。まとまりのあるしっとりとした髪に仕上がりますよ。

つげ櫛を使う際の注意点

つげ櫛は木製なので以下のようなことに気を付けて使いましょう。

水分
つげ櫛を水やお湯などで洗うのはNG!歯がふやけて歪んだり破損の原因になってしまいますし、光沢も失われます。濡れた状態の髪に使うのも避けましょう。
熱に弱いつげ櫛。ドライヤーやヘアーアイロンなどと一緒に使わないようにしましょう。

うっかり使ってしまうことがないよう、お風呂あがりやスタイリングの際はつげ櫛ではないブラシを用意しておくと安心です。

また、木でできているので高い場所から落とすと割れてしまうことがあります。使う時に気を付けるのはもちろんですが、高価なものであれば専用の入れ物などを使うのがおすすめです。

お手入れの方法

つげ櫛は長持ちしますが、適切なお手入れをしてあげることでより美しさや機能性を保つことが出来ますよ。

高級なつげ櫛の中にはお店が推奨するお手入れ方法が紹介されている場合がありますので、その場合はそちらに従ってください。

ここでは一般的なお手入れの仕方を紹介しますね。

【用意するもの】

  • 椿油
  • ガーゼなどの柔らかい素材の布
  • つまようじ
  • 綿棒

【手順】

  1. つまようじ、綿棒に椿油を染み込ませます。
  2. つげ櫛についた汚れをつまようじや綿棒で優しく取り除いていきましょう。
  3. 汚れをとり終えたら、つげ櫛に椿油を染み込ませます。
  4. 2日間ほどおきましょう。
  5. 時間が経ったら椿油を布でふき取ります。
  6. 乾かしたらお手入れ完了です。

椿油を染み込ませる!オリジナルのつげ櫛を作ってみよう

なかなか数万円もする高価なつげ櫛が買えない…という人は自宅で簡単に作れる方法がありますよ!

オリジナルのつげ櫛で楽しくヘアケアが出来そうですね。

つげではない木櫛に椿油を染み込ませる方法

つげではない原木から作られている木製の櫛なら安ければ数百円で手に入れることが出来ます。

ここでは1週間ほど時間をおいて作る方法を紹介しますね。

【用意するもの】

  • 桃の木などの木櫛
  • 椿油
  • 紙やすり
  • キッチンペーパー
  • 使い古しの歯ブラシ
  • ラップ

【手順】

  1. まずは櫛の状態を整えるところからスタート!紙やすりで櫛をやすりがけしていきましょう。
  2. やすりがけで出た細かい屑を歯ブラシで払ってきれいに取り除きます。
  3. ラップの上に櫛を置き、上から椿油を数滴落としていきましょう。
  4. ラップで丁寧に包み、その状態で1週間ほどおきましょう。
  5. 1週間後、ラップをはがし、キッチンペーパーで椿油をふきとります。
  6. 乾燥させたら完成です!

ポイントは櫛にオイルがしっかり染み込むよう下準備を行うこと。買ってすぐの木櫛にはニスでコーティングされていますから、やすりで削り落とすことが大切です。

椿油以外でおすすめのオイル

日本古来のつげ櫛に使うオイルといえばやはり椿油が定番です。先に説明したように、酸化しにくく、成分も人の皮脂に近いので、ヘアケアに最適です。

しかし、何も椿油でないと絶対にだめというわけではありません。

椿油の他に、ヘアケア効果が高いと言われているのが

  • あんず油
  • ゆず油

です。和を感じさせる香りとつげ櫛がマッチして素敵に仕上がります。

他にもマルチオイルとして人気のホホバオイルやベビーオイルなどを使った方法もあるようですが、

  • 食用ではないもの
  • 植物性オイル
  • 天然由来のもの

を選ぶようにしましょう。

今、私たちの周りにはたくさんのオイルがあり、ヘアケアにも良い効果をもたらすものがありますから、自分好みのオリジナルのつげ櫛を作るのも楽しいですね。

日本古来のつげ櫛でブラッシングがスペシャルなヘアケアに

奈良時代や平安時代に使われていたつげ櫛が今、若い世代にヘアケア効果が高いとして注目されているなんて、なんだか不思議な気持ちになりますよね。

健康的で美しい艶髪が美の条件であることは今も昔も同じこと。

毎日のブラッシングをヘアケアに変えてくれるつげ櫛、使ってみてはいかがでしょうか。

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