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睡眠 | 女性の美学
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なぜ人は眠るの?自分に合う睡眠環境で質の良い眠りを手に入れよう

睡眠

なぜ人は睡眠が必要?自分に合う睡眠環境で、質の良い眠りを手に入れよう

当たり前の話ですが、人は1日の終わりに眠り、睡眠をとっています。

人の睡眠時間は1日にだいたい平均して6時間~9時間と言われています。睡眠時間は人によって差はありますが、1日の3分の1、強いては人生の3分の1を占めているのです。

それでは、私たちにとって睡眠とは本当のところ何のために必要で、どういった作用があるのでしょうか?

人は寝ないとどうなる?

それでは、人は眠らないとどうなってしまうのでしょうか。調べてみると、次の調査結果を見つけました。

1964年の冬に、17歳のランディー・ガードナーさんは冬休みの自由研究で不眠記録の実験を行おうと思いつきました。その実験にはスタンフォード大学の睡眠研究者ウィリアム博士が、立ち会う事になりました。

結局ガードナーさんは264時間(11日)もの不眠に耐え、ギネス記録を打ち立てました。

しかし、立ち会っていたウィリアム博士は、ガードナーさんが明らかに変調をきたしていることを指摘しました。

ガードナーさんは不眠2日目で、眠気と倦怠感襲われ、4日目には自分がプロの野球選手であるという誇大妄想を抱きました。

6日目にはついに幻覚が見え、9日目には、視力低下と被害妄想が生じ、最終日には極度の記憶障害の症状がでました。

ガードナーさんのダメージは主に脳のダメージで、体の障害は特に何も生じなかったようです。

ガードナーさんは、なんとか11日の記録を樹立し、その後15時間続けて睡眠を摂り、またもとの生活に戻ったそうです。

その後のガードナーさんに、特に異常は見つからなかったようです。

ガードナーさんの後にも2007年に当時42歳だったイギリス人男性トニー・ライトさんがこのギネス記録に挑戦しました。

その結果、ガードナーさんを上回る266時間の不眠記録を打ちだしました。
トニーさんは、この記録の挑戦後に5時間半の睡眠を摂って、またもとの生活に戻りました。

しかし、この記録はギネスブックの「不眠」の記録は載りませんでした。
眠らないことが、人体に及ばす影響が大きいと判断されたのです。

眠らないと人は大変なことになってしまうのですね。

上記の結果も踏まえ、調べてみた結果、まとめると睡眠には次の3つの働きがあることが、わかりました。

脳と心身を休ませる

日々人は、仕事をしたり、勉強をしたり、運動をしたり、脳と体を休まず働かせています。そんな、働き者の脳と体を休ませ、リフレッシュさせるために、人は睡眠をします。

ストレスを取り除く

よく、「眠ると嫌なことを忘れられる」と、言います。
人は、深いノンレム睡眠のときに「嫌な記憶」を消し去り、浅いノンレム睡眠の時に記憶を整理したり、いろいろな記憶を関連づける作業をしているそうです。

例えば部屋が散らかっているとストレスになりますよね。

それと同じように、私たちが眠っている間に脳が記憶の整理をし、いらなくなったものは捨てたり、必要なものを残したりして、ゴチャゴチャしている私たちの頭の中を整理してくれているのです。

夢を見ることも、これから起こる様々な状況に対して上手く対応するためのシミュレーションである、と言われています。

これは人類が昔、災害や外敵から身を守るために無意識に作り出した、種の保存のため、とも言われています。

また、うつ病の人ほど眠れず、睡眠時間が少ない、と言われています。

眠ることで、私たちは記憶を整理したり、あらかじめ起こるであろうことに対してのシミュレーションをしたりして、ストレスを和らげているのです。

ホルモンを分泌して、美肌を作る

睡眠中に成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、けがをした時の肌の再生や、その他の体の組織の修復・再生、脂肪を燃焼させる働きなどがあります。

成長期に、よく眠るとよく育つ、と言いますよね。成長ホルモンには、古い細胞を新しく再生する働きがあるので、大人になってからも美肌効果、アンチエイジング、認知症予防と、いい仕事をしてくれます。

人によって睡眠の周期が異なる?自分の睡眠の周期を知って効果的に眠ろう。

有名な話かもしれませんが、人は寝ている間、浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠を交互に繰り返しています。

一般的には90分間の周期で、このレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返していて、90分後の浅いレム睡眠の時に起床すると、気持ちよく目が覚めると言われています。

しかし、この90分の眠りの周期は人によって異なり、1周期が80分の人もいれば110分の人もいるそうです。

ですので、目覚まし時計を90分の周期に合わせて鳴らしたとしても、スッキリ目覚められるかどうかは、限らないのです。

それでは、一体どうしたら良いでしょうか?解決策として、自分で統計をとり眠ってから何時間後に起きた時に一番気持ちよく起きられたかを調べることで、自分のベストな睡眠周期の時間がわかります。

自分の睡眠周期を知っていれば、朝にスッキリと目覚めることができるのです。

ショートスリーパー、ロングスリーパーあなたはどっちのタイプ?

世の中には睡眠が短いショートスリーパーと、睡眠が長いロングスリーパーがいます。

ショートスリーパーとリングスリーパーとでは、性格にも違いがあるようです。両者を比べてみました。

外交的で活発な人に多いショートスリーパー

ショートスリーパーとは、持続的な睡眠時間が6時間以下の人のことを指します。ナポレオン、エジソン、明石家さんまさん、みのもんたさんなどが、ショートスリーパーであると有名です。

エジソンは、「4時間以上眠ると具合が悪くなる。」と、話していて、エジソンとナポレオンは昼寝をしていたそうです。

創造的な仕事に向いているロングスリーパー

ロングスリーパーとは、持続的な睡眠時間が6時間以上の人のことを指します。アインシュタイン、などが、ロングスリーパーであると有名です。

アインシュタインは寝室に鍵をかけ、自分の睡眠を誰にも邪魔させなかったそうです。

ロングスリーパーの人は、夢を見ること多いので、創造的な仕事をするのに向いているそうです。

相対性理論を説いたアインシュタインは、人知を超えた推測とイメージ力を使って研究に励んでいたのでしょう。

働く女子は、ロングスリーパーが多い?

            

さて、働く女子に「ショートスリーパー」「ロングスリーパー」どちらのタイプに当てはまるか、を聞いたアンケートがあります。

その結果、ショートスリーパーの人が37.5%、ロングスリーパーの人が62.5%、とロングスリーパーの人が多いという、アンケート結果になりました。

ショートスリーパーの人の意見をまとめると、「深夜2時くらいに寝ても翌朝6時~7時には起きられる」と目覚まし時計いらずのうらやましい意見がありました。

そういえば、「ホンマでっかTV」で明石家さんまさんも、目覚まし時計がいらずで、パッと目が覚めると言っていました。

他にも

  • 年齢とともに難しくなってきましたが、20歳~25歳ころまでは、2~3時間睡眠でも元気だった。助かっていることはないが、人生の時間は限られているため、時間の節約ができたと当時は感じていた
  • 「自分のベスト睡眠時間が4時間程度だから。朝活がしやすいのは助かる」

という、意欲的な意見もありました。さて、それではロングスリーパーの人はどうでしょう?意見をまとめてみました。

  • 何も制約がなかったら、永遠に眠れそうなくらい、毎日が眠たい
  • 社会人になってからも8時間近く寝ているので。深夜番組を見たりスマホをいじったりもないので、電気代が浮く

また、トイレにも行かないので、ロングスリーパーだと、水道代も節約できますね。

どうやら、ショートスリーパーは時間の節約になっているのに対し、ロングスリーパーは、時間の節約になっているようです。

「最低7時間半寝ないときつい。睡眠時間が6時間で十分だったらもっと有意義な夜を過ごせていると思う」という、意見もありました。

長く眠っている都道府県の方が学力テストの結果が良いという調査結果もありますし、一方で、ストレスが多いと人は長く眠る、という説もあります。

また、ショートスリーパー、ロングスリーパーは遺伝によって分かれるという一因もあるのだそうです。

つまり、短く眠ることや長く眠ることが、良い悪いという問題ではなく、自分に合った睡眠時間で眠ることが1番大切なのです。

リラックスすることで良質な睡眠を招く?! 眠りやすい環境を作ろう

眠ることで1番重要なのは、深い睡眠ができたかどうかです。

前述したとおり、深い睡眠のことを、ノンレム睡眠と言いますが、このノンレム睡眠の中でも「深いノンレム睡眠」というものがあり、実はこの睡眠の時に、脳がしっかり休めるのだそうです。
脳は睡眠によって休息させなければ、その機能を充分に発揮できなくなってしまいます。

シカゴ大学で行われた実験によると、強制的にノンレム睡眠を遮断されたハツカネズミは、3週間後にはすべて死んでしまったそうです。

質のいい眠りを作るには、普段から、ぐっすりと眠れる環境を作ることが大切です。

そのためには、眠る前にできるだけ、リラックスする環境を作ることが必要です。

それでは最後に、眠りやすい環境を作るための方法をいくつか紹介します。

眠る前にスマホをいじったり、ブルーライトは避ける。

眠る前にブルーライトの光を見ると、光が脳を刺激し、眠りにくい環境を作り出してしまいます。

眠る直前に携帯を見たり、PC操作は控えましょう。

多くの経営者は眠る1~2時間前には、携帯を触ったり、そばに置いたりしないそうです。
それだけ、良い睡眠環境を作ることは大切な事なのです。

就寝前に入浴し、体を温める

私達の体は体温が下がると眠くなるという仕組みになっています。また体温の低下が早いと眠気が強くなる、と考えられています。

そこで、入浴後にきちんと体が暖まった後に眠ることで体温が低下し、心地よい睡眠に効く、とされています。

また、40度以上の湯温で体を暖めてから眠ると、デルタ波が出やすくなります。

デルタ波とは、人が深い眠りについている時に出る脳波のことです。

温かい温度で、就寝前に入浴することによって、深い良質な睡眠環境を作り出すことができるのです。

部屋の環境を整える

寝室の理想的な室温は、冬は16~19度、夏は26度以下です。

湿度は季節を問わず50%前後を保つと快眠しやすくなります。

また、私たちが光を浴びるのにちょうどいい時間は朝です。

夜眠る時に明るいと、脳が朝だと勘違いしてしまい、脳や体が活性化してしまいます。
夜はしっかりと電気を消して部屋を暗くして寝ましょう。

ただし、私たち人類は昔、外で生活していた時の記憶があり、月明かりの明るさが本来はちょうど良いという、説もあります。

香りやハーブティーなどでリラックスする

いい匂いを嗅ぐと、人はいい気分になり、リラックスします。定番のラベンダーはもちろん柑橘系のオレンジやネロリ、紅茶にもあるカモミール、入浴剤で有名なクナイプ社も使っているバレリアンというハーブのアロマもおすすめです。

また、眠る前にコーヒーやお茶などカフェインが入った飲み物を控えるようにする、ということは有名です。

その逆に、ぬるめのミルクティーやハーブティーは、体も温まり心を落ち着かせるので、お勧めです。

眠る前にヨガをしたり、ストレッチをする

ヨガやストレッチをして、体を伸ばすことによって、普段緊張していた筋肉がほぐれます。また、ヨガの呼吸法を眠る前に取り入れると、心身共にリラックスし、心地よい眠りを招くことができます。

心地よい眠りは自分次第?!快適な眠りをカスタマイズしよう

睡眠の周期は人によって異なります。また、睡眠も6時間以内のショートスリーパーの方や、6時間以上のロングスリーパーの方もいます。

眠りやすい環境も、電気を暗くするとよく眠れる方もいますし、逆に、暗くすると怖くて眠れないという方もいます。

室内の温度も人によって暑がりだったり、寒がりだったり人それぞれ違いますよね。
つまり、どういった環境で眠ることが1番良いのかは、一般論はありますが人それぞれなのです。

前述した一般論などを参考に、色々試してみて、自分オリジナルのカスタマイズした睡眠環境を作るのはどうでしょうか?

そして、日常的に深い良質な睡眠をして、自分に合った周期で、心地よく目覚め、美肌や、ストレスフリーな生活を手に入れるのはいかがでしょう?

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