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ヒールを履くと足が痛い…ヒール靴が足にかける負担の原因と対策

Date:2017.01.19

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ヒールを履くと足が痛い…ヒール靴が足にかける負担の原因と対策|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/heelitami4997/

shutterstock_225964102ヒールのある靴って素敵ですよね!足が細く長く見えるし、いつも着ている服だってヒールのがあるのとないのとでは全く印象が変わります。

でも、ヒールのある靴に必ずついてくるのは「履いていると足が痛くなる」という悩み…。

おしゃれをして出かけても、歩いている内に足が痛くなってしまえば歩き方がおぼつかなくなってせっかくの外出も満足に楽しめません。

ヒールを履くと足が痛くなる原因は何なのでしょうか?対策方法と合わせてご紹介します。

ヒールのある靴は足にかかる負担や病気で履くと足が痛くなる

普段歩いているときに足が痛くなってしまうのは、主に「靴によって足にかかる負担」が原因になっています。

足に負担を抱えた状態で歩き続けることで、足に病気を抱えることもあります。

様々な種類がある靴の中でも、特にヒールのある靴は足に負担をかけやすいデザイン・構造になっています。

ヒールのある靴で歩くと足に痛みが生じてしまう原因は次の通りです。

体重が前に偏りすぎている

サンダルやパンプスなど靴のデザインに関係せず、ヒールのある靴を履いているときに共通して懸念すべき問題があります。

それは「体重が足のつま先に偏りすぎている」ということ。

靴で足を覆っていればなかなか気が付きにくいのですが、ヒールのある靴を履いているとき、足の形は常につま先立ちのようなポーズになっています。

ヒールのある靴を履いて歩き続けることで、常につま先立ちになってつま先に体重をかけ続けています。ずっと体重を支えた状態で歩き続けているつま先には痛みが生じます。

しかも、ヒールのある靴は前に向かって斜めになっていますから、重力に従って足のつま先が靴のつま先部分に滑り落ちてきて擦りつけらる状態になっています。

ただでさえ体重が多くかかっている足のつま先は、靴のつま先部分に圧迫されることでより負担を与えられて痛みを感じやすくなっているのです。

また、つま先が圧迫されることで足が変形し、外反母趾などの病気を併発する恐れもあります。

外反母趾になる・なっている

変わった形の靴やパンプス、ハイヒールなどを履く機会の増えた現代では、外反母趾の名前を聞いたことのない人はほとんどいないでしょう。

外反母趾は、簡単に言えば「足の形が変形する病気」です。

外反母趾になっている人にはこんな症状があります。

  • 親指の付け根が腫れたり外側に飛び出ている
  • 親指の先が小指側に反っている
  • 靴擦れや水ぶくれが親指の付け根に出来やすい
  • 歩いているとかかとが痛くなる

外反母趾になっている足は、主に足の指先の形が変形します。

足の指が変形すれば、靴を履いたときに骨や指先が靴に圧迫されて靴擦れになったり痛みを感じてしまいます。

特にヒールのある靴は足先にいくにつれて先細りになるデザインが多くありますから、より外反母趾による痛みを強く感じることになります。

また、外反母趾になる原因は履いている靴の形だけではなく、かかとに負担がかかっていることも挙げられます。

足の形を構成している骨は、かかとの骨をスタート地点にしてから足の指へと枝分かれしています。つまり、このかかとの部分に負担がかかれば、そこから連結している足の指にまで影響が及んでしまうということです。

ヒールのある靴を履いていると、足の裏全体で支えている体重のバランスが崩れてしまいます。

特にヒールが細いものや高いものだと、かかとへの負担はより大きくなって外反母趾になるリスクが高まります

偏平足になる・なっている

ヒールを履いていて「足が痛い」と感じるとき、土踏まずの部分に痛みを感じているのなら偏平足になっている可能性があります。

偏平足は、土踏まずの部分がなくなって足裏がぺったんこになってしまう病気です。

土踏まずは身体のバランスを保ち、立ったり歩いたりするとき骨格に伝わる衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています

この土踏まずがなくなることで、足にかかる負担が増して歩いたときに疲れやすくなったり、足に痛みを感じやすくなるなどの症状が現れます。

人の足は、歩くときに足の指の筋肉を使っています。足の指で地面や床を蹴ってから足を前に進ませるのですが、ヒールのある靴だと足裏にかかっている体重がアンバランスなため、足の指を上手く使って歩けません。

そのため足の裏の筋肉が衰えて、土踏まずがなくなる偏平足になってしまいます。

ヒールの高いパンプスなどは、偏平足だけではなく足の形を外側から圧迫して外反母趾の原因も招いてしまいます。

足底筋膜炎になる・なっている

足の裏にある、ちょうど土踏まずの辺りには「足底筋膜」と呼ばれる一本の腱が存在しています。

この足底筋膜はかかとの部分から足先にかけてを一直線に結んでいます。

歩くときに土踏まずがクッションの役割を果たしているのは、この足底筋膜がバネのようにして足に加わる衝撃を吸収しているからです。

足にかかる負担を減らすのが目的の足底筋膜は、足に負担がかかればかかるほど亀裂が入って炎症を起こし、痛みを感じやすくなります。

ヒールのある靴を履いていて足底筋膜のあたりに痛みを感じるのは、ヒールで歩き続けることで足にたくさんの負担がかかっている証拠です。ヒールが高かったり細かったりするほど痛みは強くなります。

歩いているときにピリッとした痛みが走ったり、足の裏につったときのような痛みを感じる人は足底筋膜炎になっている可能性があります。

足と靴の形が合わずに靴擦れが起きる

ヒールのある靴には、デザインが凝ったものが多くありますよね?

  • 「可愛いから」
  • 「かっこいいから」

という理由で、自分の足に合わない形のものでもついお買い上げしてしまうことは多くの女性が経験済みでしょう。

しかし、自分の足の形に合わない靴で歩いていると靴擦れを起こす原因になります

靴擦れは元ある足の形を靴で圧迫し続けて起こります。足の皮が向けたり水ぶくれ・マメやタコが出来てしまうことで知られていますが、他にも足の骨格に負担がかかって足が変形するなどの重たい症状を起こす危険性もあります。

また、外反母趾や偏平足などで足の形に異常のある人が靴擦れを起こすような靴を履き続けることで、更に症状を悪化させます。

外反母趾の場合は、最悪歩けなくなってしまうような状態に陥ることもあります。

ヒールのある靴はただでさえ足のつま先に負担をかけやすい構造であるため、より靴擦れを起こしやすくなっています。

靴擦れを起こしたまま歩き続けることでより足の痛みは悪化しますから、しっかり自分の足に合った靴を選ぶことが重要です。

夕方にかけて足がむくんでくる

朝方にスルッと履いて出かけた靴が、夕方になるにつれてきつくなってしまった経験はありませんか?

仕事などで日中の活動をしている内に、血行が悪くなって夕方ごろに足がむくんで靴がきつくなってしまうことがあります。

長時間同じ体勢で座りっぱなしのデスクワークや立ちっぱなしの販売業務などをしている人は、夕方になってから足のむくみが生じる可能性が高いです。

ずっと同じ体勢でいることで身体の中を流れている血液の巡りが悪くなり、足に水分が溜まってむくみが生じやすくなるのです。

特にヒールのある靴を履いていると、足のむくみは生じやすくなります。ヒールを履いた状態(かかとだけを上げた状態)でいることで、足の血流を促しているふくらはぎの筋肉が常に緊張したままになっています。

ふくらはぎの筋肉が緊張状態でいることで足の血流が悪くなり、重力も手伝って足にむくみが生じやすい環境が出来上がってしまいます。

足がむくんで靴がきつくなれば、足が圧迫されて痛みを感じたり靴擦れを起こす原因になってしまいます。

靴選びや足のケアでヒールのある靴の負担を軽減する方法

ヒールのある靴は想像以上に足に負担をかけてしまいますが、だからと言って履く靴を妥協するのは悔しいですよね!美しくいることも健康でいることも、どちらだって諦めたくはありません。

そこで、ヒールのある靴でも足に負担をかけずに履き続けるための対策方法をご紹介します。

自分の足に合った靴を選ぶ

おしゃれをして出かけるときって、ワクワクした気持ちになりますし不思議と自信も湧いてきますよね!だからこそ、履いている靴による痛みでせっかくの楽しい気分を邪魔されたくはありません。

靴を買う時には、しっかり自分の足に合った疲れにくいものを選ぶのが重要です。

足に負担をかけないヒールのある靴の選び方をご紹介します。次のポイントをチェックしてみてください。

  • ヒールが高すぎない(6cm以内が理想)
  • ヒールに横幅がある。太くて安定感がある
  • 素材や生地が柔らかく足と擦れない
  • 実際に履いて歩いてみてフラフラしない
  • ストラップがある
  • 履いたときに足のつま先から靴のつま先の間に1.5cmほど余裕がある

また、靴の試し履きは足がむくんだ状態である夕方頃に行いましょう。そうすることで朝と夕方で起きる足と靴のギャップに悩まなくて済みます。

デザインに一目ぼれをして即レジに持っていくのではなく、しっかり両足で試し履きをして履き心地を確認してから靴を選びましょう。

自分の足のサイズがよくわからないという人は、シューフィッターさんのいるお店に行って相談してみるのも良いですよ!

シューフィッターさんは足のサイズを測ってくれるだけではなく、靴の中敷きや足の痛みについてのアドバイスもしてくれます。

下記のサイトから検索が可能です。

シューフィッター検索(認定順) – 足と靴と健康協議会
http://fha.gr.jp/search

インソールを靴の中に敷く

つい一目ぼれで靴を買ってしまったけれど、いざ履いてみたら痛くて歩けたものじゃない…という経験はありませんか?

元は素材が固いものや足にフィットしない靴でも、中にインソールを敷くことで痛みを緩和することができます。

特に足に負担をかけやすいヒールのある靴は、買う時にインソールとセットで買っておくのも良いです。

インソールには次のような種類があります。

  • 土踏まずの場所にクッションがあるタイプ
  • ヒールによる前滑りを防止するつま先部分だけのタイプ
  • 足のサイズと靴のサイズに生じたギャップを埋めるタイプ

自分の足の形や履いたときに生じる痛みに合わせてインソールを選んでみてください。

また、ヒールによる足の前滑り用のインソールは、耐震マットで代用することもできます。

つま先に耐震マットを敷いても良いし、かかとの辺りに敷いて足の位置を固定する方法もありますよ。

定期的にストレッチをする

ずっとヒールのある靴を履いた状態でいると、血行が悪くなったり足の形が変形してしまいます。

暇を見つけて足のストレッチを行うことで、血行を促したり足の筋肉を鍛えてヒールによる痛みや負担を減らすことができます。
足裏・指のストレッチ
靴を脱いで、足の指をギュッと内側に丸め、次に思いっきり外側に向けて開いてください。最低5回ほど繰り返しましょう。
ふくらはぎのストレッチ
よく準備運動などでやるアキレス腱伸ばしです。左右の足を前後に開き、両方の足先を真っ直ぐ前に向けた状態で前に重心を落とします。少し痛いくらいのところまでふくらはぎを伸ばしましょう。

比較的短時間ですぐにできるストレッチですので、是非やってみてください。

定期的にマッサージをする

血行不良によるむくみを予防・解消するにはマッサージが最適です。長時間同じ体勢でいることが多い人は、特に気を付けて定期的に足をマッサージしましょう。

土踏まずのマッサージ
あぐらをかくように片足を逆側の足の上に置き、土踏まずを手で優しく揉みましょう。少しずつ場所を変えながら揉んでみて、疲れの溜まっている場所を見つけたらそこを重点的に揉みます。片足につき1分くらいかけてください。
足の甲のマッサージ
体育座りのように両足の裏を床につけて座り、足の甲を手でマッサージします。両手で一つずつ握り拳をつくったら、指の骨を使って足の甲を上下にさすってください。

外出先で短時間でも簡単にできるマッサージです。

ヒールのある靴は足に負担をかけやすいことを忘れずに!

「おしゃれは我慢」なんていう言葉がありますが、我慢をしすぎると病気になったり、もう満足なおしゃれが出来ない身体になることもあります。

第一、痛かったり苦しかったりすることは我慢すべきではありません。

おしゃれは健康という土台があってこそ成り立つものです。脚をおしゃれに飾るヒールのある靴で足を傷めつけては本末転倒。

健康を保ちつつおしゃれをするからこそ、自信と美しさを兼ね備えた女性に近づけます。

ヒールのある靴は、足に負担をかけやすい構造です。常にそのことを念頭に置いて、ヒールのある靴を履くときはしっかり足を気遣った対策をしておきましょう。

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ヒールを履くと足が痛い…ヒール靴が足にかける負担の原因と対策|【女性の美学】
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ライター:箸屋

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