正しく飲んで、お酒で美しさと健康を手に入れましょう!
みなさんは、どんなお酒が好きですか?
日本で人気のあるお酒はビール、ワイン、日本酒、焼酎、ウィスキーの5種類。どれも気軽にお店や家で飲むことができます。
美容、健康のためにも、甘いカクテルよりこれらのお酒をおすすめします。
ただし、どのお酒も飲み過ぎは良くありません。お酒を味方につけるために、まずはこれらのお酒と正しく付き合えるようになりましょう。
美容、健康に効くお酒の飲み方
それぞれのお酒の効果を知り、目的に合わせてお酒を選べるようになりましょう。たくさん飲むのではなく、おいしく適量を飲むことが大切です。
美肌作りにビール!
不健康なイメージを持たれてしまいがちなビールですが、実は美肌作りに役立ちます。ビールは麦芽から作られるため、麦芽の持つビタミンB郡やミネラルを含んでいるのです。
特に多いのはビタミンB6とナイアシン。
ビタミンB6は肌荒れ予防に効果があり、体のだるさなどにも効果があります。
夏においしいビールにこのような効果があるとは、うれしい限りですね。
ただし、飲むときは「ビール」を選ぶようにしましょう。たとえ味が似ていても、「発泡酒」は麦芽の使用率が低く効果が期待できません。
ビールには他にもたくさん効果があるので、一部をご紹介します。
- ・利尿作用
- 90%が水でできているため、利尿作用が高く、特に、結石への効果が期待されています。小さいうちならビールで結石を流しだせるともいわれています。ただし飲みすぎは逆効果になるので、注意しましょう。
- ・骨粗しょう症を予防
- ビールの香り付けに使われるホップには、フィストロゲンが含まれており、この成分が骨密度減少を抑制し、骨粗しょう症を予防します。
- ・ガン予防
- 実は、ビールはワインの次にポリフェノールを多く含むお酒です。そのポリフェノールに、ガンを予防する効果があるとされています。
などなど、意外にもビールの持つ多くの効能に驚かされますね!
1日1本を、自分へのご褒美と思っておいしく飲みましょう!
アンチエイジングに赤ワインはいかが?
赤ワインは、ポリフェノールを最も多く含むお酒です。
赤ワインがアンチエイジングに効くことは、すでに多くの人に知られている事実ですね。
「身体をサビさせる」といわれている活性酸素は、シミ、シワなどの肌の老化のほか、ガン・動脈硬化・糖尿病・老人性痴呆・白内障などの病気を引き起こす可能性のあるものです。
ポリフェノールで活性酸素を除去することは、これら全ての防止につながりますので「とにかく老化防止にこだわりたい!」という方は、迷わず赤ワインを選んで下さい。
また、アルコールはポリフェノールの吸収を助けるため、赤ワインでポリフェノールを摂取すると効率も良いでしょう。
適量は、1日1~2杯。ポリフェノールは体にとどめておくことができない成分なので、毎日のお食事と一緒に継続して飲むことが大切です。
毒素を排出しよう!デトックスには白ワイン
ワインと言えば、ポリフェノールの多い赤ワインが注目されがちですが、白ワインにも女性に嬉しい効果があります。
むくみを防止するカリウムを多く含み、利尿作用も高いため、体の中の毒素を排出するのに役立ちます。
また、便秘解消に役立つ有機酸も含んでいます。
デトックスしたい方には最適のお酒と言えるでしょう。
その他にも、マグネシウムやカルシウムを含み、健康な骨の維持に役立ちます。
適量は、1日1~2杯。赤ワインと同様、毎日の食事と一緒においしくいただくのがおすすめです。
女性の大敵!冷え性予防には日本酒
日本酒は、他のアルコールより体温の上昇が2度ほど高く、体温を保つことができます。
これにより、血液循環を良くし、肩こりや偏頭痛の改善が期待できます。冷え性の方や、凝りを感じている方に最適です。
その他にも多くの成分と効果がありますので、一部をご紹介します。
- ・老化を防ぐ
- 量は赤ワインやビールほどではありませんが、日本酒も「フェルラ酸」というポリフェノールを含みます。そのため、活性酸素を除去し、老化を防ぐ効果があります。
- ・生活習慣病を予防
- 100種類以上の有効成分を含み、血管をつまりにくくします。それにより、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞を防ぎます。
- ・胃を丈夫にする
- ビールの約10倍のアミノ酸を含み、食事と一緒に飲むと胃の壁を厚く丈夫にするといわれています。お酒の中でも胃にやさしく、胃潰瘍を防ぐ効果もあります。
- ・筋肉のこりをほぐす
- 他のお酒よりアデノシンを多く含みます。アデノシンは強力な血管拡張物質のため、血流を改善させ、筋肉やこりをほぐします。入浴やマッサージのような効果を得ることができます。
日本酒をつくる人の手は綺麗」という話、きいたことがありませんか?
適量は、1日に1合(180ml)日本人が古くから食してきた「お米」パワー、ぜひ取り入れたいですね。
血液サラサラ効果も!ダイエット中にはオススメな焼酎
焼酎には、血液をサラサラにする効果があります。
また、糖質がないため、ダイエット中だけどお酒が飲みたい!という方に最適です。
適量は、1日に100ml(半合程度)
甘い飲料で割るとせっかくの糖質ゼロが台無しになってしまいますので、水やお湯など、糖質のないもので割って飲みましょう。
美白&ダイエットにウィスキー!
最近若い女性もよく飲むようになったウィスキーですが、実は美白に効果あります。メラニン色素を抑制する成分であるエラグ酸を含むためです。
エラグ酸もポリフェノールの1種で、赤ワインにも含まれていますが、ウィスキーに含まれていることはあまり知られていません。
ウィスキー好きには朗報ですね!また、ウィスキーには太りにくいという特徴があります。
適量は、1日にダブル1杯(60ml)。ウィスキーの香りには森林浴のようなリラックス効果があります。
香りを楽しみながら、ゆっくり飲みましょう。
美や健康を意識する女性におすすめのおつまみ
美と健康を意識してお酒を飲むのなら、おつまみも身体に良いものを選びたいですね。簡単に手に入り、お酒に合うヘルシーなおつまみをご紹介します。
- 枝豆
- アルコールを代謝するのに必要な成分が入っており、カロリーも低め。ビールと枝豆が定番ですが、その他のお酒とも合います。お店でもよく出るおつまみですが、最近は冷凍でも売っていて、流水で洗うだけで食べられるものもあります。家で飲むのが好きな方は、常備しておくと良いですね。
- 豆腐
- こちらも、アルコールを代謝するのに必要な成分が入っており、カロリー低めです。定番の冷奴や湯豆腐の他、サラダにしたり、ワインに合わせてオリーブオイルと塩で食べるのもおすすめです。
- きゅうり
- 枝豆に負けず、低カロリーですね。野菜スティックにしてそのまま食べても、お漬物でもおいしいので、どのお酒にも合わせられます。
夜のお酒をおいしく飲むために、数時間前から水を飲まずに我慢している方がいますが、お酒で水分補給はできません。水分をとらずにお酒を飲んでいると、脱水症状を引き起こす可能性があるため危険です。きゅうりには水分が多いため、おつまみとして食べれば脱水症状も防いでくれます。
- 貝類
- ホタテや牡蠣などの貝類には、「タウリン」が含まれています。お酒は肝臓に負担をかけると言いますが、タウリンには、肝機能を強化させる効果や肝臓の解毒作用を高める効果があります。タウリンは、タコ、イカ、マグロなどにも含まれるため、お刺身やカルパッチョにしていただくと良いですね。
「飲む」以外にもお酒でできる美容対策
たくさんの美容、健康効果を持つお酒を、飲む以外の方法でも取り入れてみましょう。
贅沢の極み!お風呂にお酒を入れてみよう!
今のところウィスキー風呂というのはあまり聞きませんが、その他のお酒を使ったお風呂については、女優さんが実践していたり、レジャー施設のお風呂に採用されていたりしますので、試してみる価値がありそうです!
特に、お酒を使った温泉なんてのもあるそうですので是非行ってみたいものですね。まず、一番簡単なのはお酒をお風呂に入れることです。
いつものようにお湯をはって、お酒をまぜるだけ。香りによるリラックス効果や美肌効果が期待できます。
それぞれ、お湯に入れる量の目安は下記のとおりです。
- ビール:3リットル
- ワイン:半分~1本 (赤がおすすめ)
- 日本酒:5合
- 焼酎:コップ1~2杯
お好みで調整してみてください。
お酒を使った手作りコスメ
市販の化粧品にも使われている日本酒は、精製水でうすめるだけで化粧水になります。
保湿効果のあるグリセリン、または好きな香りの精油をほんの少しまぜても良いでしょう。
分量はお好みで問題ありませんが、日本酒が多いと目にしみます。まずは、日本酒の量よりも精製水を大めに入れてお試しください。
お酒を味方につけて、美しく健康になろう!
お酒には、リラックス効果もあります。
ストレスをためず、いつも穏やかな表情でいられる女性は素敵ですよね。
また、病院で止められている場合などは絶対に飲まないでくださいね。
あらかじめ量を決めておくと飲みすぎを防止しやすくなりますので、ぜひ適量を覚えておいてください。正しく飲んで、お酒で美しさと健康を手に入れましょう!
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