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温泉で得られる嬉しい効果。泉質によっても効能が異なる!

Date:2017.11.09

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温泉で得られる嬉しい効果。泉質によっても効能が異なる!|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/onsenwkouka1987/

古くから親しまれてきた温泉。老若男女問わず人気の娯楽施設の一つです。

実は日本だけではなく、中国や韓国などのアジアを中心に、ヨーロッパやアメリカでも大人気なんです。

何気なく「気持ちいいから」利用している温泉。皆さんは温泉の効果をどれほど知っていますか?

疲れをとったり癒されることはもちろん、いろんな効果が期待できるんです。

各温泉には「効能」が書かれた立て看板が設置されているところが多くありますが、温泉の効果にはどんなものがあるのでしょうか?

今回は温泉の嬉しい効果についてご紹介していきます!


そもそも温泉はどうして心と体によいのか?

おうちのお風呂よりも銭湯、銭湯よりも温泉…。大きいお風呂ってなぜか気持ちいいですよね。

でもそれは解放感だけの理由ではなく、「温泉だから」気持ちいいんです!

浮力・水圧・温度

水中では「浮力」が働きます。
私たちは知らず知らずのうちに重力に耐えるべく筋肉を使って生活をしていますが、水の中では浮力によって重力に逆らう必要がなくなり、全身の筋肉の緊張がほぐれます。

そこへ「水圧」がかかると、血行が良くなり、まさにマッサージを受けているかのような効果が得られます。

最後に温度。こちらは好みが二通りに分かれるのではないでしょうか。

まずぬるめが好きな方。半身浴をされる方はぬるめで長く入るのが効果的とされていますよね。

ぬるめのお湯は副交感神経が優位になることでリラックスすることができます。

逆に熱いお湯が好きな方。熱いお湯は交感神経を刺激し、体を目覚めさせてくれる他、胃腸の働きを抑制し、汗をたくさんかくことができます。

肌が真っ赤になるくらい熱いお風呂に入ることを「江戸っ子風呂」と呼んだりしますね。

実際には肌が真っ赤になるまで我慢して入ることは、体にとって刺激が強く負担になってしまうので避けるべきです。長くても10分程度にとどめましょう。

「まだ楽しみたい」という方は一度お湯から上がって風に当たりながらひとやすみするのも温泉の醍醐味の一つですよ。

温泉の成分

温泉には、土地によって含まれている化学成分・温度・色・匂い・肌ざわりなどさまざまな特徴があります。

これを“泉質”と呼び、環境省によって10種類の泉質名で分類されています。

温泉の中でも療養効果の基準に満たないものには泉質はなく、代わりに「温泉法上の温泉」などと記載されます。

つまり、泉質を掲げている温泉は、療養効果が期待でき、わたしたちの旅の目的となりうるのです。

温泉は通常、入浴により楽しまれていますが、中には飲用温泉(飲んで楽しむ温泉)もあり、入浴と飲用では効能も変わります。

ただ入るだけ・飲むだけで効果が得られる、温泉。どんな効果があるのか気になってきませんか?

これから更に詳しくご紹介ていきます!

あなたはいくつ入ったことがありますか?温泉の泉質は10種類!

温泉は、含まれている化学成分や、温度、液性(pH)、色、匂い、味、肌触りなど様々な特徴があります。

温泉の泉質は、温泉に含まれている化学成分の種類とその含有量によって決められ、以下のように10種類に分類することができます。

    1.単純温泉

    特徴
    肌触りが柔らかく、癖がなく肌への刺激が少ないのが特徴で、アルカリ性単純温泉は、入浴すると肌がすべすべするのが特徴です。日本で一番多い泉質です。
    泉質別適応症
    自律神経不安定症、不眠症、うつ状態、冷え性、末梢循環障害 、軽度高血圧

    2.塩化物泉

    特徴

    単純温泉に次いで多く、塩分が主成分となっているので飲用すると塩辛く、塩分濃度が濃い場合やマグネシウムが多い場合は苦く感じられます。保湿効果の高い泉質です。

    泉質別適応症

    (浴用)きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
    (飲用)萎縮性胃炎、便秘

    3.炭酸水素塩泉

    特徴
    入浴後の清涼感が特徴で、 アルカリ性で角質を軟かくし、肌が滑らかになります。
    泉質別適応症
    (浴用) きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
    (飲用) 胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、耐糖能異常(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)

    4.硫酸塩泉

    特徴
    傷を早く治す効果があります。保温効果が高いのも特徴です。
    泉質別適応症
    (浴用)きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
    (飲用)胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘

    5.二酸化炭素泉

    特徴
    入浴すると全身に炭酸の泡が付着して爽快感があるのが特徴です。
    (いわゆる、炭酸ガスです。)

    低温のわりに保温効果が高く、血管拡張が強まるので血圧が下がります。飲用すると炭酸の爽やかな咽越しが楽しめます。日本では比較的少ない泉質です。俗に「泡の湯」とも呼ばれることがあります。

    泉質別適応症
    (浴用)きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症
    (飲用)胃腸機能低下

    6.含鉄泉

    特徴
    鉄を含む刺激の強い泉質。温泉が湧出して空気に触れると、鉄の酸化が進み赤褐色になる特徴があります。 飲用は源泉に近く酸化していない含鉄泉がよいとされています。
    泉質別適応症
    (飲用)鉄欠乏性貧血症

    7.酸性泉

    特徴
    肌にしみる強い刺激があり、慢性皮膚病の治療などに利用されます。口にすると酸味があり、殺菌効果もあります。ヨーロッパ諸国ではほとんど見られない泉質ですが、日本では各地でみることができます。
    泉質別適応症
    (浴用)アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症

    8.含よう素泉

    特徴
    飲むとコレステロールを下げる効果があります。非火山性の温泉に多く、時間がたつと黄色く変色します。
    ※甲状腺機能亢進症は飲用禁忌です。
    泉質別適応症
    (飲用)高コレステロール血症、疲労回復、健康増進

    9.硫黄泉

    特徴
    硫黄型と硫化水素型に分類され、日本では比較的多い泉質です。タマゴの腐敗臭に似た特有の臭いは、硫化水素によるものです。血管拡張作用や殺菌作用があります。
    泉質別適応症
    (浴用)アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型については、末梢循環障害が加わる)
    (飲用)耐糖能異常(糖尿病)、高コレステロール血症

    10.放射能泉

    特徴
    微量の放射能を含み、ラジウム泉・ラドン温泉とも呼ばれています。

    放射能というと人体に悪影響を及ぼすと考えられがちですが、レントゲン等の放射線量よりずっと少ない量です。

    ごく微量の放射能は、むしろ人体に良い影響を与えることが実証されています。 また、皮膚や呼吸器から吸収されますが、入浴後はすぐ排出されます。

    泉質別適応症
    (浴用)高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など

こうしてみると、泉質によってそれぞれ違った効果が期待できますね。

筆者も温泉が大好きで温泉旅行にも出かけますが、10種類すべては制覇できていないかも…。
温泉の泉質制覇を旅行の計画のひとつに加えてもいいかもしれません。

女子に嬉しい効果が得られる!泉質別にオススメの温泉をご紹介!

温泉の泉質には10種類あり、それぞれ作用が異なることをご説明しました。

私たち女性にはそれぞれ、女性特有の色んな悩みをかかえているもの。
温泉に浸かってリラックスしながら、悩みを緩和できる…そんな一石二鳥の温泉をご紹介します。

全ての温泉が持っている!保湿作用

温泉の成分に含まれる塩類が、皮膚を構成するタンパク質と結びついてコーティングしてくれます。これにより汗として水分が出ていくことを抑え、お肌をしっとりと保つことにつながるのです。

これは同時に保湿にもつながり、湯冷めしにくくなります。

よく温泉は冷え性に効くといわれますが、単にあったまるだけではなく、塩類による保温効果があるからなんですね。

【オススメの温泉】全て

角質が気になるあなたにオススメ!角質ケアと美白の湯

血管拡張作用や殺菌作用がある硫黄泉は、皮膚の角質を柔らかくしてから取り除く、いわゆる角質ケアと同じ効果が期待できます。

角質ケアは一般的に、肌の古い部分の皮膚を取り除く「ピーリング」のことをさしますが、硫黄泉は皮膚にたまった皮脂や汗などからできる油を乳化させることができます。
これによってつるすべ肌になれますし、古い角質を取り除くのですから、もちろん美白効果も期待できます。

ただし、角質ケアを行った事のある方はわかるかもしれませんが「角質ケア」つまり角質を除去することによって、汚れによってある意味守られていた肌が外気にさらされ、保湿効果が損なわれる可能性もあります。

敏感肌の方や長湯になってしまった方には、しっかりと全身保湿を怠らないよう注意することをおすすめします。

【オススメの温泉】 栃木県・日光湯元温泉、埼玉県・秩父温泉、 神奈川県・箱根温泉郷の小涌谷温泉など。

肌の弱い方へオススメ!肩こり・腰痛にもバッチリ効きます

日本の温泉の泉質として代表的な「塩化物泉」は刺激が少なく肌の弱い方にオススメ。肩こりや腰痛への効果も期待できますよ!

【オススメの温泉】静岡県・熱海温泉、石川県・片山津温泉など

貧血しやすいあなたには含鉄泉がオススメ!

含鉄泉 は文字通り鉄分が豊富。貧血気味の方にオススメです。

さまざまな症状が緩和されるとストレスが緩和され、結果、肌荒れなどに効果が期待できます。

また、生理不順の方にも有効です。「婦人病の湯」とも呼ばれています。

【オススメの温泉】兵庫県・有馬温泉など。

毎日スッキリしたい!便秘に効く湯

便秘に効くのは塩化物泉と硫酸塩泉。どちらも飲泉です。腸の運動を活発にさせて弁の排出を促します。

便秘のためにはよく冷やして飲むといいとされています。また、便秘の原因のひとつはストレス。
飲用でなくとも、温泉にゆっくり浸かってみるのも立派な便秘対策ですね。

【オススメの温泉】群馬県・法師温泉、静岡県・天城湯ケ島温泉など

泉質別にオススメの温泉をご紹介しました。

気になる効果はありましたか?これ以外にも女性に嬉しい効果の得られる温泉はたくさん。
泉質は土地によって変わるので、その場所その場所で違った効果を楽しめますよ。

キレイになりたい女子必見!「日本三大美人の湯」

日本三大美人の湯の存在を知っていますか?古くから湯の川温泉、川中温泉(群馬県)、龍神温泉は美人の温泉(美肌湯)と呼ばれてきました。

泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩を含む塩化物泉。美人の湯はいずれも肌にやさしい弱アルカリ性。そこにナトリウムとカルシウムが皮脂と結びついて洗浄作用が生まれるといわれています。

女子旅を計画中なら、ぜひ!美人の湯に浸かって美肌をゲットし女子力アップしたいものですね。

湯の川温泉(島根県)

島根県は出雲空港から車で5分、三方を山で囲まれた閑静な地に涌く源泉掛け流しの温泉です。

周囲には縁結びの神様が祭られている出雲大社、世界遺産登録されている石見銀山などがあり、観光にもぴったりです。

川中温泉(群馬県)

川の真ん中に湧き出ていたため、流されて河原になりましたが、その後復興と流出を繰り返しながら、その都度人々の手によって守られてきた温泉です。

車なら東京から2時間半ほどで行けるアクセスの良さもポイント。

観光にオススメなのは、紅葉の名所でもある吾妻渓谷や 南面に約200メートルにわたる岩山の絶壁があり、吾妻八景を代表する景勝地として知られる、岩櫃山です。
アクティブなあなたにオススメです。

龍神温泉(和歌山県)

高野龍神国定公園、日高川沿いに位置する温泉郷です。 源泉掛け流しの共同浴場です。お湯も毎日入れ替えられているので気持ちよく入浴できます。

こちらも世界遺産登録されている熊野古道・高野山から近く、森林浴をした後で温泉が楽しめます。

熊野古道はパワースポットにもなっているため、スピリチュアル系女子にもオススメです。

知らなかった温泉の効果!旅行はもちろん、日々の生活にもおすすめの温泉

筆者はこれまであまり温泉の効果を重視せず、温泉に浸かってから立て看板を見て「へー、疲労回復とか筋肉痛とかに効くんだな」と知る程度でした。

しかし調べていくにつれ、思っていた以上に色んな効果・効能があることがわかりました。

温泉といえば旅行!とも思っていましたが、東京など近場でも温泉に浸かれるんですよね。

設備の整ったキレイなスパもいいけれど、温泉の効果にあやかりながら、毎日のお風呂の代わりに銭湯でゆっくり温泉に浸かって日常生活を少しだけ豊かにするのもいいかもしれません。

もちろん、入り過ぎは湯あたりの原因にもなってしまうので、入浴回数には気を付けてくださいね。水分補給はしっかりしましょう。

泉質制覇や都道府県制覇温泉旅行も楽しそうだし、温泉と言ったら何より旅館のおいしいごはん!ですよね。

旅館のホームページには旅館の情報はもちろん、温泉の泉質についても書かれているので、参考にしてみてください。

癒しの温泉旅行、ぜひ泉質の効果を利用してより楽しんでくださいね。

▼美容効果を上げる温泉の入り方についてはコチラを参考にしてください!

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温泉で得られる嬉しい効果。泉質によっても効能が異なる!|【女性の美学】
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ライター:マーナ

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