乾燥肌の原因を知ろう!潤い肌を取り戻すための基礎知識
油の多い肌に悩む人は多いですが、『乾燥肌』も実はかなり深刻です。
とくに女性はホルモンの都合上、男性よりも乾燥肌になりやすいため、このケアに苦心する人はたくさんいます。
乾燥肌を体質のせいだと決める人がいますが、努力次第では大きく改善可能です。これ以上乾燥で悩まないためにも、対策方法についてチェックしていきましょう。
リスクも多い!乾燥肌で起こりやすい弊害
最初に、『乾燥肌になった場合のリスク』について認識しましょう。
- 化粧がのりにくい
- 肌荒れ
- かゆみ
後述にて詳しく説明しますが、「別に乾燥肌じゃないし…」という人も急になってしまう可能性があるため、今現在は乾燥してなくとも注意が必要です。
どの弊害も困りものですが、全てに共通しているのは『美容面でのマイナス』であり、乾燥肌が原因で外に出られない…なんてこともあり得ます。とくに自分の容姿を大事にしている人は、早いうちから乾燥肌への対策が欠かせません。
体質で乾燥肌になってしまった人も、ある日急に乾燥しだしたという人も、対策を理解して綺麗な肌を維持しましょう。
乾燥は女性ホルモンから?ホルモンバランスが肌を左右する
女性が不調を訴える際は『ホルモンバランス』が関係する場合が多いですが、乾燥肌と女性ホルモンは密接に関係しています。
卵胞ホルモンと言われても「?」となるかもしれませんが、エストロゲンと書けば「聞いたことあるかも!」となりやすいでしょう。
黄体ホルモン(プロゲステロン)も女性ホルモンとして重要な役割を持っており、肌トラブルとも無縁ではありません。しかしエストロゲンに比べて聞き慣れない単語であるように、美容面ではエストロゲンのほうが大きな働きを見せます。
そこで、まずは『エストロゲンの補い方』について理解しましょう。
補充は欠かせない?不足しやすいエストロゲンの増やし方
エストロゲンの保有量には個人差があっても、ほとんどの人は『補充を意識しないと不足する傾向にある』のです。
若いうちはなにもしなくても肌が綺麗で魅力的なように、乾燥肌もエストロゲンが減っていく年代…30代以降から気になる人が増えます。
そんなエストロゲンを効率良く補充するなら、下記の食品がおすすめです。
- ローヤルゼリー(デセン酸)
- 大豆製品(イソフラボン)
とくにローヤルゼリーに含まれるデセン酸は、『女性ホルモンと似た働きをする数少ない成分』と称されるほど効果的です。サプリメントで手軽に摂取していけば、乾燥肌も改善しやすいでしょう。
ストレスも深く関係?乾燥肌にはメンタルケアも大事!
女性ホルモンは外部から補うことができますが、もっと手軽な乾燥肌対策として、『ストレス低減』から意識するのも良いでしょう。
「イライラしていたら肌の調子が悪くなった…」とコメントしている人も多いように、ストレスと乾燥は因果関係があると思って良いでしょう。
現代はストレス社会とまで表現されていますが、ストレスは精神面にて改善できるため、以下のような心がけを大切にしてください。
- 肌の改善を焦らない
- 休みの日は嫌なことをきっぱり忘れる
- 自分の現状を仕方ないと割り切る
乾燥肌になると「早く治さないと…!」と焦りますが、それもストレスになります。「今は乾燥してるけど、そのうち良くなるよね!」と前向きに考えることができたら、肌の調子も変わるでしょう。
お肌といえばコラーゲン!?乾燥を補う成分について
美容成分として有名な『コラーゲン』ですが、こちらの不足も乾燥肌に影響します。
先ほど紹介したエストロゲンと似たような働きがあるコラーゲンですが、こちらは保有する食料品が多いため、食事内容にて調整しやすいです。
また、「コラーゲンの経口摂取は無意味」という説もありますが、コラーゲンが不足した食事内容だと肌が荒れやすかったり、コラーゲン系のサプリで肌が良くなったという声が多かったり、現在は『不足したらある程度補うべき』という見方が有力ですね。
では、そんなコラーゲンはどのような食べ物で摂れるか、詳しく見ていきましょう。
コラーゲンが多い食べ物はコレ!食生活に取り入れたいもの
コラーゲンを多く保有する食品の一例として、以下は比較的有名ですね。
- 豚足
- 手羽先
- フカヒレ
- うなぎ
- すっぽん
いずれもコラーゲンの多さでは有名ですが、毎日の食卓では見かけにくく、負担なく取り入れるには多少の工夫も必要でしょう。
もしもこうした食品が苦手だったり、自炊が難しいという人は『サプリメント』も検討してください。サプリならば低コストかつ毎日利用できるため、忙しい人でも安心ですね。
ただしサプリメントの中には悪質な製品も多いため、できれば『評判の良いメーカーが天然素材で作った製品』が良いでしょう。そうすれば、安全で良質なコラーゲンが摂取できます。
摂りすぎに注意!コラーゲンはたんぱく質なのを忘れずに
コラーゲンが充実すれば乾燥肌も改善できますが、何事も行き過ぎは良くないように、『コラーゲンの過剰摂取』は下記のような問題を招きます。
- カロリーの過剰摂取
- 高血圧症
- 生活習慣病
たんぱく質の摂りすぎは太ると言われるように、過剰摂取にて肥満を誘発しやすいのです。
とくに先ほど紹介した『コラーゲンが多い食べ物』は脂質やカロリーも多く含むため、「乾燥肌のために食生活を変えたら、今度は太ってしまった…」ということもあり得ます。
コラーゲンを効率良く摂取するなら、その他の食事内容とバランスを取りましょう。とくに野菜を多めにしておくと肌にうれしいビタミン類も摂れるため、コラーゲンとの相乗効果も期待できますね。
意外な事実!?運動不足と乾燥肌の関わり
多くの人は「え?本当に関係あるの?」と驚きますが、『運動不足』も乾燥肌につながるのはご存じでしたか?正確には、『運動不足による新陳代謝の悪化』が原因です。
運動を行うと老廃物を外に出そうとする動きが活発化するため、古い細胞も入れ替えようと体が命令するようになり、結果として新陳代謝が正常に行われるでしょう。
また、肌の新陳代謝は『ターンオーバー』と呼ばれることもあり、これはどちらかといえば美容面で良く見かける単語ですね。そんなターンオーバーと運動が結びつくことが多く、乾燥肌に悩むなら体を動かすべきなのが良く分かると思います。
「運動って辛そう…」と思うかもしれませんが、実は『乾燥肌の改善』を行うくらいなら、さほど辛くはありません。
軽めの運動が効果的!乾燥肌を治すためのスポーツ一覧
乾燥肌を治す運動は『軽めの内容』が好ましく、以下のような『運動強度が低めのスポーツ』で十分です。
- ウォーキング
- サイクリング
- エアロバイク
- エアロビクス
- ヨガ
こうした運動は「最近運動してなかったなぁ…」という人でも取り入れやすく、女性であっても負荷が強すぎなくて始めやすいですね。とくにウォーキングは特殊な機材や知識も不要なので、困ったら歩くことから始めましょう。
ただし、こうした運動もやり過ぎると負荷が増えすぎてしまい、続けることが困難になります。
慣れてきたらペースを上げても構いませんが、上げすぎると「辛いからやめたい…」と思うようになり、逆効果になるでしょう。また、そうしたストレスは女性ホルモンにも関わるため、運動は無理なく、そして楽しく取り入れてください。
毎日の生活を運動に!スポーツができない人向けのコツ
運動をするならそれなりに時間が必要なので、「仕事が忙しくて時間が割けない…」という人だと、継続するのも一苦労です。その場合、以下のような『日常生活で起こりえる行動にて運動量を増やす』のが良いでしょう。
- バスや電車を減らして徒歩を増やす
- エレベーターやエスカレーターを使わず階段を利用する
- 通勤や帰宅時に敢えて遠回りをする
毎日通勤や通学をしている場合、多少なりとも移動が発生しているため、それらの量を増やすだけでも効果はあります。
とくに「会社は歩きでも十分通える」という人は、ぜひ徒歩に切り替えてください。そうすると驚くほどの運動効果が見込めるため、乾燥肌と美容のためにも頑張ってみましょう。
ただし、帰宅時間が夜遅い場合、女性一人で遠くまで歩くのは危険です。その場合は朝のみに行うなど、安全性も確保しておきましょう。
全ては不健康な生活が原因!規則正しい毎日で乾燥を防ぐ
今回紹介した『乾燥肌への対策』を見ていると、とある共通点に気付きませんか?
昔から「規則正しい生活を!」と呼びかけられているように、不規則な生活習慣は乾燥肌以外の大病も招き、良いことはほぼありません。
つまりは『乾燥肌に悩む人はほかの健康面や美容面を損なう』とも表現できるため、女性にとっては一大事です。乾燥肌に悩む人は、まず規則正しい生活を目指してください。
もしも規則正しい生活で乾燥肌が改善できれば、美容面でも大きく前進できます。いつまでも綺麗な肌を保ちたいなら、頑張る価値は十分すぎるほどありますね。
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