脂性肌の原因や対処・解消法。肌のテカリやメイク崩れを防ごう
脂性肌(オイリー肌)は、皮脂の分泌量が多くて肌がテカテカになりやすくなる肌質のことを言います。
脂性肌になるとメイクがすぐにはげたり、肌にテカリができたり、肌トラブルが増えたり…悩みが尽きませんよね。
肌が汚く見えたりして、コンプレックスに感じることもあるでしょう。
脂性肌にお悩みの人は、脂性肌特有のトラブルや、その原因と解消法についてよくチェックしてみてください。
インナードライとは?脂性肌と乾燥脂性肌の違い
脂性肌の解消方法を見ると、よく「インナードライ」という言葉があります。インナードライは「乾燥脂性肌」と呼ばれていて、純粋に皮脂の分泌量が多い脂性肌の人とはちょっとパターンが違います。
皮脂は肌を乾燥から守るために分泌されるものです。インナードライは肌の乾燥で皮脂が分泌されすぎて、皮脂の外側は潤っているのに内側は乾いている状態のことを言います。
- 皮脂が気になって取り除く(拭いたり落としたりなど…)
- 皮脂が足りなくなって肌が乾燥する
- 皮脂が余計に分泌される
- インナードライになる
- 1に戻る
といったループを繰り返していることがとても多いのです。
皮脂の分泌量が多いからといって、むやみに皮脂を取りすぎるのも禁物ですね。
脂性肌に付き物。顔のテカリの原因や予防・解消法
脂性肌の人は、肌のテカリに悩まされることが多いと思います。顔のテカリは目立つ上にあまり良い印象を与えないため、コンプレックスなることがほとんどです。
顔のテカリの解消方法や原因について見ていきましょう。
Tゾーンのテカリの原因と予防法
Tゾーンとは、
- おでこ
- 鼻
にかけた範囲のことです。脂性肌の人は、主にこのTゾーンのテカリに悩まされていることがほとんど。
Tゾーンには他の部位よりも多くの皮脂腺があります。そのため皮脂の分泌量も多くなり、脂っぽくなってテカリやすいというわけです。
脂性肌の人は、まずはTゾーンのテカリに注意してみましょう。もちろん皮脂腺が多いことだけがTゾーンのテカリの原因になっているわけではありません。
- 正しい洗顔ができていないせいで、皮脂が過剰分泌されている
- 毛穴パックなどで皮脂を取りすぎてしまい、皮脂が過剰分泌される
- 保湿がされていないせいで”インナードライ”になっている
- ストレスで皮脂が分泌されやすくなっている
心当たりのある原因があれば、ぜひ改善に努めてくださいね。心身共に健康に過ごす努力をしていれば、皮脂量の多いTゾーンでもテカリは十分に抑えられますよ。
顔のテカリを解消する方法
顔のテカリを解消するためには、スキンケアとメイク方法、それから食生活への気遣いが欠かせません。
- クレンジングや洗顔で皮脂を落としすぎないこと
- 洗顔で肌を傷つけないこと
- 刺激の強すぎない洗顔料を選ぶこと
メイク方法で気を付けることは
- 油分の少ない化粧品を選ぶこと
- リキッドよりもパウダーファンデーションを使うこと
- メイク後も適度に保湿をすること
日常生活で気を付けることは
- ビタミン類を積極的に摂ること
- ジャンクフードやインスタント食品を減らすこと
- 睡眠をしっかりとること
肌を労わった生活をしていけば、自然と脂性肌は改善されていきます。今の生活がお肌に悪影響を与えていないか、振り返ってみてくださいね。
食材を使って身体の内側から脂性肌を解消する方法
外からのスキンケアやメイク方法で脂性肌を解消するのも良いですが、やはり身体の内側からアプローチしていくのも欠かせません。
栄養がたっぷり含まれた食べ物を摂取すると、皮脂の分泌量や肌のターンオーバーを促して肌の調子を改善できます。
- 豚肉
- レバー
- 大豆食品
- 海苔類
- パプリカ
- モロヘイヤ
- 玄米
- ナッツ類
ビタミンやミネラル、イソフラボンといった栄養素に注目しながら、食材を選んでみてくださいね。
逆にスナック菓子や揚げ物、甘い物は脂性肌を悪化させるリスクがあるためなるべく避けてください。
食べ物による肌質の改善は一朝一夕とはいきません。ですがその分ゆっくり時間をかけて、着実に肌がきれいになっていきますよ。
脂性肌の人なら覚えるべきスキンケアやメイク方法
脂性肌の人の肌は、日頃のスキンケアやメイクに大きく左右されています。間違ったスキンケアやメイク方法で皮脂を増やさないように、正しい方法で脂性肌を解消していきましょう。
あぶらとり紙の使い方
脂性肌の人は、メイクやスキンケアで「あぶらとり紙」にお世話になったことが多いでしょう。あぶらとり紙は、肌の余分な皮脂だけを取り去る便利アイテムです。
メイク直しのときに使うと、化粧を崩さずに肌の余分な皮脂だけを取り去ってくれます。ただし使いすぎると皮膚に必要だった分の皮脂まで取り去ってしまい、肌の乾燥を招いてしまいます。
便利なあぶらとり紙ですが、使うときには細心の注意を払いましょう。
- 肌に強く押し当てない
- 肌が乾燥しているときは使わない
- あぶらとり紙を使った後は保湿をする
…などのポイントを押さえて、あぶらとり紙を上手く活用してみてくださいね。ゴシゴシ擦って拭くようなことは絶対にNGです!
脂性肌にあった化粧水の選び方
化粧水には様々な種類がありますから、本人の肌質に合わせながら選んでいく必要があります。特に脂性肌の人は、自分の肌質や肌トラブルなどを振り返りながら選びましょう。
皮脂が多くてベタつくのなら、さっぱりタイプの化粧水がおすすめです。油分の少ない化粧水を使うと、みずみずしさをキープした上での保湿ができます。
他にも、「ノンコメドジェニック化粧品」といってニキビを抑制する化粧水もあります。脂性肌によるニキビが気になる人は、ノンコメドジェニックの化粧水を探してみても良いですね。
皮脂の過剰分泌や毛穴開きが気になるなら、収れん化粧水を使ってみるのもおすすめ。ですが、収れん化粧水は他の化粧水と違って
- 多くの量を使いすぎてはいけない
- スキンケアの最後に使う
といった特殊な使い方があります。化粧水選びのときには、効果だけではなく使い方にもしっかり注目してくださいね。
正しい洗顔やクレンジングをする
脂性肌の人は、肌を労わった洗顔とクレンジングで肌の調子を改善していくのが一番です。
メイクのクレンジングは、とにかく早めに行ってください。脂性肌の人が長時間メイクをしたままでいると、皮脂が出て化粧品がベタつき、汚れが付着しやすくなってしまうのです。
肌への負担が少ないクリームタイプやミルクタイプのクレンジング剤が良いですね。オイルタイプだと皮脂が取れすぎてしまうためよくありません。
洗顔料には、添加物の少ない物を選びましょう。特にスクラブやメンソールの入ったものは避けてください。負担や刺激の少ない、固形石鹸のような洗顔料が理想的ですね。
洗顔もクレンジングも毎日行うことですから、脂性肌を悪化させないようなやり方を心がけていきたいですね。
脂性肌の人のメイク方法
皮脂が分泌されるせいでメイクを崩された…という経験を持つ脂性肌の人は多いですよね。メイクを皮脂に崩されないためには、まずメイク前にしっかり皮脂を取って、化粧水と乳液で保湿をすることが大切です。
メイクの前の保湿が十分なら、メイク後に分泌される皮脂の量を抑えることができます。
ファンデーションやシャドウ、チークなど…使う化粧品は、油分の少ないパウダー系のものを選ぶのがおすすめ。ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれた化粧下地なら、肌の乾燥を防いで皮脂の過剰分泌を予防できます。
脂性肌は繰り返しやすい!ケア方法を変えて少しずつ解消しよう
脂性肌は目に見えて目立ちますから、気になるあまりつい触りすぎて脂性肌を悪化させてしまうことがあります。
皮脂を取ろうとして皮脂を増やす…といったように、脂性肌は一度なってしまうとその後繰り返しやすいのが特徴です。
思い切って今やっているスキンケアやメイク法を変えてみると、意外と皮脂の分泌を抑えることができますよ。ちょっとでも脂性肌を改善することができたら、後はそれを糸口に肌質を改善していきましょう。
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