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入浴 | 女性の美学
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シャワーだけはもったいない!ゆっくり入浴することが健康への近道に

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37℃~39℃のお湯に長めにゆっくり浸かると血行が良くなり体が芯から温まります。

体が温まることで筋肉の緊張がほぐれて、疲れがとれ、神経が鎮静化しリラックスします。

温熱作用により女性に多い冷え性の改善効果もあり血行不良による肩凝りや首懲りを改善し、むくみもとれます。

また毛穴が開き、温かいお湯につかっているだけで皮膚の汚れや脂質を落とし、溜まっていた老廃物や雑菌を落とす美容効果があります。

そもそもなぜお風呂に浸かるといいの?

暖かいお風呂には医学的な健康作用があり、

  • 温熱作用
  • 浮力作用
  • 静水圧作用

この3つが身体に働きかけます。

温熱作用とは
冷えは人間の身体にとって、大敵です。お風呂で身体を温める事によって、血管が開き、体中を駆け巡る血流がよくなり、毛穴が広がります。今まで蓄積されていた老廃物や疲れが取れることにより、デトックス効果を発揮します。
浮力の作用とは
水には浮力がありますので、お風呂に入ることによって重力を軽減させることが出来ます。重力が軽減されると、身体の重みが減るため、リラックスすることが出来ます。
静水圧作用
身体にかかる水圧によって、血液の循環が良くなります。それによって身体に必要のない老廃物が流れやすくなり、むくみの解消にも繋がります。

お風呂に入るメリットはまだまだ他にもあります。

寝覚めの悪いときは!朝のお風呂でスッキリしよう

目覚めが悪い朝に41℃~42℃の熱めのお湯に早めの時間に浸かります。

そうすると交感神経が刺激され、気分がスッキリとリフレッシュし、目覚めのよい朝を迎えることができます。

寝不足な朝、疲れがたまっている時などに熱めのお湯に浸かることはおすすめです。

仕事の出来る人は実践している?!お風呂でのお勉強

入浴時にはリラックス効果で脳波の状態がアルファ波であることが多く確認されています。

人間の脳はアルファ波が多く出ている時にリラックスして学習に集中できるそうです。つまり、入浴時に学習することで、時間の節約や学習の効率アップにつながるのです。

ダイエットにも効果的な入浴時の浮力効果

お風呂に肩まで浸かると体重が10分の1になります。体の関節や筋肉、腰や足は重力に逆らって体重を支えています。

お湯に浸かることでそれらの負担が軽減され重力によるストレス解消につながるのです。そのためお湯に浸かりながらのちょっとしたエクササイズにも最適です。

お風呂の中でお腹を膨らませたり、へこませたり、脚を上げてお尻で座るだけでも普段使わない筋肉を使い、体の引き締めにも効果的なのです。

睡眠不足の解消にもつながり、深い良質な睡眠環境を作れる

私達の体は体温が下がると眠くなるという仕組みになっています。また体温の低下が早いと眠気が強くなると考えられています。

そこで、入浴してきちんと体が暖まった後に眠ることで、体温が低下し睡眠不足にも効果的とされています。

また、40度以上のの湯温で体を暖めてから眠ると徐波(デルタ波)が出やすくなります。

徐波(デルタ波)とは深い眠りについている時に出る脳波のことです。温かい温度で入浴することによって深い良質な睡眠環境を作り出すことができるのです。

入浴活用法その5 温まることで孤独も癒し、鬱も改善

イギリスのエール大学で18歳から60歳のボランティア400人に入浴習慣に関してお入浴前後でどのように感じたかを日記につけてもらうという調査を行いました。

その結果孤独を感じた人はその気持ちを和らげるために無意識に温かいお風呂に入ったりシャワーを浴びる傾向があり、孤独感が強い人ほど入浴やシャワーの頻度が高まり、入浴時間も長くなり、お湯の温度も高くなるという結果になりました。

追跡調査では、身体的なぬくもりと友人や家族達と一緒にいる時に感じられる社会的なぬくもりの関連性を確かめるために、抱き締めると癒し効果のある温かいパックと冷たいパックを両方ボランティアの人達に渡し、その後の孤独感のレベルを調べました。

調査の結果、身体的ぬくもりと社会的なぬくもりは私達が家族や友達と一緒にいる時の精神状態と身体の状態にリンクしていることがわかりました。

専門家は温まることによる得られる安心感は私達の脳に幼少期から備わっていると考え、私達が無意識に温かいスープや飲み物を飲むのもそのためかもしれないという結論に至りました。

入浴することで得られる身体的な温かさは、心暖まる思い出や、ぬくもりを連想させ私達の孤独感を癒してくれるのです。

また、入浴は鬱にも効果があり、ぬるま湯に30分以上入るとリラックスした時に出やすい副交感神経が働き前述した通り寝付きがよくなることや、リフレッシュして「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニン分泌量も増える可能性があることが指摘されています。

実際に鬱だった方が「疲れたな~」と思ったらスーパー銭湯に行き、1日中ぼーっとしたり、リラックスすることに集中した結果、鬱がぶり返しにくくなったという報告もありました。

まだまだある!意外な入浴後活用術

入浴後、身体があたたまっている状態を利用しない手はありません!

血流がよくなり、筋肉が緩んでいるお風呂上がりこそ、ダイエットやアンチエイジング・スキンケアのチャンスです。

特にお肌はお風呂上がりにとっても乾燥します。乾燥が始まる前にしっかりとお肌に化粧水・乳液をなじませましょう。

入浴後の体は痩せやすい?!効果的なストレッチのすすめ

ストレッチは体が硬い状態で行うのよりも、温熱効果で柔らかくなった入浴後に行う方が効果的です。

「体の柔軟さと寿命は比例する」と言われています。筋肉や関節が硬かったり、体に歪みがあると血行促進効果が持続しにくいです。入

浴後のストレッチで体を柔軟にし、左右バランスのとれた歪みのない体を作ることは万病予防にもつながります。

息を吐きながらゆっくりと自然呼吸で前屈や、足を広げて体を前に倒すストレッチなどを習慣づけてみましょう。

入浴後に牛乳を飲むことでカルシウム不足、貧血不足、睡眠不足を解消し、また熱中症を防ぎます

就寝中の夜中に成長ホルモンの分泌が著しく、カルシウムが骨や筋肉を作るのに効率的に働きます。

また、夕食後から起床時にかけて絶食状態であれば若干カルシウム不足となり、血液中のカルシウム濃度を維持するために、骨からわずかにカルシウムが溶けだすこともあります。

この事から就寝前に牛乳を飲むことが非常に効率的でベストなことだとわかります。

また牛乳はカルシウムの吸収率が高い上に、乳たんぱく質が分解してできる「オピオイドペプチド」が神経伝達物質の分泌を抑制して鎮静作用をもたらします。

さらに眠りを持続させる「幸せホルモン」セロトニンを生成するアミノ酸も多く含まれるので夜に牛乳を飲むことがおすすめなのです。

また牛乳に含まれるビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保つ働きをし、風呂上がりに摂取すると肌の乾燥を防ぐ効果があるとされ、同じく牛乳をに含まれるビタミンB12は血を造るのに欠かせない欠かせないビタミンで風呂上がりの貧血防止にもなります。

また牛乳には血液に水分を上手に取り入れてくれるアルブミンという物質が含まれます。

アルブミンはたんぱく質なので牛乳を飲むと大幅に増加します。

そうすると、血液の量が増加し、体の熱を効率的に外に出すことができ、熱中症対策にもなります。

夜に入浴後牛乳を飲むことでたくさんの健康効果があります。

ただし、牛乳を摂取し過ぎると軟便や肥満といった症状が現れる可能性があります。1日に牛乳を飲む量は400ml 以下にとどめておきましょう。

シャワーだけで済ませるのはもったいない!ゆっくりお風呂に浸かりましょう

さて、入浴することは単純に体の血行を良くし、疲れをとるだけではありません。
新しく知ったお風呂の効果ももいくつかあったのではないでしょうか。

ただ温かいお湯に浸かるだけでも効果がありますし、プラスαでストレッチをしたり、お風呂に入りながら勉強や読書をしてみたり、牛乳を飲むことで同時に効率よく別の効果も期待できます。

また、入浴剤をその日の気分によって変えたり、泡風呂や牛乳風呂、炭酸風呂、水素風呂などお風呂のお湯にも変化をつけて日々の生活をリラックスして入浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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