
ヘアカラーでイメージ激変!失敗しないために押さえるポイント
ヘアカラーはオシャレに欠かせない大切な要素ですよね。髪色が違うだけで可愛くなれたりエレガントになれたり…どんな人でも華麗なる大変身を遂げることができます。
でも、髪を染めるのって何だか勇気がいりますよね?
まずはカラーリングに踏み切る前に、ヘアカラーの種類やコツ、注意点などについてサラッとみていきましょう。
染める前に押さえておきたいカラーリング剤の種類
単に「ヘアカラー」と言っても、実は髪を染める目的や状況に応じてカラーリング剤とその使用方法はちょっとずつ違います。
まずはカラーリング剤の違いによるヘアカラーの種類についてご紹介しますね。
その1.ヘアカラー(永久染毛剤)
カラーリング剤の中でも特にポピュラーなのが「ヘアカラー」と呼ばれるもの。「酸化染毛剤」とも呼ばれていますね。
ヘアカラーを使ってのカラーリングでは
- 髪のキューティクルを開く
- 内部でメラニン色素を脱色する
- 髪の毛の内部で染料を結びつける
- 完璧に髪の毛を染める
といったメカニズムで髪の毛が染められています。一度染めたら水に濡らしてもシャンプーをしても、色が落ちることはありません。
ヘアカラーの持続力は約2~3か月ほどとされていて、時間の経過と共に色が落ちることがあります。
また、時間が経てば髪が伸びますから、生え際の部分と染めた部分とで色の段差ができるプリン」と言われる状態になることもあります。
その2.カラートリートメント(徐染性染毛料)
カラートリートメントは、トリートメントの中にカラーリング剤が混ぜられたものを言います。
ヘアカラーと違って髪の内部にまでカラー剤が作用することはなく、表面だけを穏やかに染め上げるタイプになっています。そのため髪にダメージを与えず、優しいカラーリングができるのが魅力。
ただしカラートリートメントは髪の表面しか染まらないため、黒髪には色が着きません。あらかじめ脱色された髪にのみ発色します。
カラートリートメントを使うときは、あらかじめブリーチなどで脱色している必要があるのです。
基本はシャンプーの後でトリートメントと同じように使いますが、カラーバターと混ぜて好みの色をつくったり、敢えて乾いた髪に使って色落ちを遅らせる方法もあります。
人によって自由度が高いカラートリートメントは、
- 髪を傷めずにカラーリングしたい
- 短期間だけのカラーリングがしたい
- 自分らしさを追求したカラーリングがしたい
といった人におすすめですね!
その3.ヘアマニキュア(半永久染毛剤)
ヘアマニキュアは爪に使うマニキュアと同じで、表面にのみ色をつけるカラーリング剤です。キューティクルを開いて脱色はせず、髪の表面にカラー剤を付着させるものです。
こちらも髪に負担をかけないけれど黒髪には発色しないという特徴を持っています。カラートリートメントと似ていますが、ヘアマニキュアとの違いは色落ちまでの期間と使い方。
また、こちらはカラートリートメントよりもコストがかかりません。低コストで気軽なカラーリングがしたい場合には、カラートリートメントよりもヘアマニキュアの方がおすすめですね。
白髪染めとおしゃれ染めでは目的も染毛の仕組みも違う
年齢が増すにつれて徐々に目立ってくるのが白髪の存在。ですが、最近では年齢に関係なく白髪が生えてくることもあります。そのため年齢関係なく多くの人の悩みの種に…。
白髪を染めるのも黒髪を染めるのも結局はカラーリングですが、オシャレ目的で染める「オシャレ染め」と白髪を隠すために染める「白髪染め」とでは大きな違いがあるのです。
白髪染めとオシャレ染めの違い
白髪を染める場合は、黒髪を染める場合と違って脱色の必要がありません。そのため白髪染め専用に作られたカラー剤は、オシャレ染めに作られたカラー剤よりも
- 脱色力が弱い
- 染毛力が強い
のが特徴です。
また、白髪であればすでに脱色された状態ですから、カラートリートメントの使用も可能ですね。
白髪が目立ってきたからと言って、オシャレ染めに使っていたカラーリング剤を使うのはよくありません。適材適所で白髪染めとオシャレ染めのカラーリング剤を使い分けていきましょう。
白髪染めは特に注意深く行おう
白髪には、黒髪と違って
- 抜け毛
- 薄毛
- 頭皮のかゆみ
といった嫌な症状が出てきます。白髪は老化の一種ですから、白髪の生えてきた頭皮や髪はとってもデリケートな状態なのです。
そのため白髪染めを使う時は黒髪を染めるときよりも更に輪をかけて丁寧に行ってください。
白髪染めの頻度は2~3か月に1度が理想的です。あまり頻繁に染めすぎると髪や頭皮を傷めつける原因になってしまいます。
他にも、放置時間を守る、染めた後のシャンプーは2度洗いをするなど…。白髪染めでは、髪や頭皮を労わったカラーリングが重要です。
技術力or低コスト。美容院とセルフでのカラーリングの違い
ヘアカラーは美容院にお願いする方法とセルフで行う方法の2種類があります。どちらを選ぶにしてもそれぞれ長所と短所がありますから、ヘアカラーを検討している人はあらかじめリサーチしておきましょう。
美容院の方が技術力が高い
美容院でヘアカラーをお願いするメリットは、何といってもカラーリング技術の優秀さです。
セルフでカラーリングするのとは違い、美容院ではプロの美容師さんが髪に色ムラをつくらず染めてくれます。そのため、セルフで染めたものと比べるとすぐに違いがわかることも…。
また、カラーリングに使う薬剤を上手に使いわけてくれるのも美容院の魅力です。
もちろん予約の手間やコストがかかるというデメリットがありますが、ヘアカラー初心者さんはまず美容院でカラーリングをお願いした方が安心ですよ!
2015年に登場したイルミナカラーはカラーリングによるダメージを最小限に抑えてくれる上、褪色しにくいと人気上昇中です。
セルフカラーリングはコツさえ掴めば低コスト
市販のカラーリング剤さえ手に入れば、カラーリングは低コストで済ませることができます。わざわざ美容院を予約する手間もかかりませんし、思い立ったら気軽にトライできますね!
ただし、市販のヘアカラーだと薬剤の細かな調整ができませんから、脱色や染毛の際に髪・頭皮に加わるダメージが大きくなります。ここがお金をかけるかかけないかの分岐になりますね。
- 髪を細かくブロッキングして色ムラをつくらないよう注意する
- メーカーの指示に従った方法で行う(放置時間や使う量など…)
- ヘアカラーを流す前にぬるま湯で乳化させる
といったコツを掴むことで解消できます。
カラーリングの出来だけに注視するのであれば、市販のヘアカラーでも美容院に行ったように綺麗なカラーリングを仕上げることができますよ。
どんな髪色にする?後悔しないヘアカラーの選び方
髪色を変えるのってワクワクしますが、どんな色にするかで悩みますよね?髪の色は印象を大きく左右しますから、染めた後で「失敗した」なんて思いたくはありません。
ヘアカラーには特に「これが正解」と呼べる色もありませんが、色選びの参考になりそうなポイントについて少しご紹介しますね。
パーソナルカラー診断を参考にする
「パーソナルカラー」という言葉は知っていますか?パーソナルカラーは、その人に一番似合う色のことを言います。
- 肌の色
- 目の色
- 顔のパーツや形
- 体型
といった特徴から、その人が一番似合う色を診断してパーソナルカラーを見つけ出します。見つけたパーソナルカラーは髪色を決める他に、服や小物の色を決めることにも使われていますね。
髪色の選び方に迷ったときは、パーソナルカラー診断を参考にしてみると方向性が決まりやすくなりますよ。
どんな印象を与えたいかで決める
自分に似合うor似合わないはひとまず置いて、「こんな風になりたい!」とイメージチェンジでヘアカラーを考える人も多くいますよね。
髪色を決めるときは、ポイントを明るさと色味の2つに分けて考えてみましょう。
- かっこよくorシャープに見せたい…暗くて濃い色
- 柔らかくorキュートに見せたい…明るくて薄い色
色味を決めるときのポイントは
- ソフトor華やかに見せたい…黄みの強い色(オレンジ、イエロー系)
- エレガントorクールに見せたい…青みの強い色(バイオレット、アッシュ系)
オシャレにおいて、自分に似合うものと希望のイメージは全然違いますよね。もし「こうなりたい!」というイメージがあるのなら、染める前にしっかりヘアカラーのシュミレーションをしておきましょう。
写真を加工して髪色だけを変えるカメラアプリなどもありますよ!
30代はエレガント系の髪色にチャレンジ
やりたい放題でオシャレを楽しむ20代と比べて、30代になると少し落ち着きが欲しくなりますよね。できれば「可愛い」よりも「綺麗」な印象を与えたいところ。
もしも年齢のことを考えてヘアカラーを悩んでいる場合は、ダーク系の色を合わせて落ち着いた雰囲気を出していきましょう。
また、年齢が増すにつれてどうしても白髪の心配も出てきますよね。頭皮や髪を労わって白髪を増やさないためには、30代以降のヘアカラーはなるべく美容院でお願いするのがおすすめですよ。
染めた後のケアは?ヘアカラーの色落ちやプリン問題の対処法
オシャレの幅が広がるヘアカラーですが、どうしても時間が経てば色落ち問題やプリン化問題に直面してしまいます。
- 髪が伸びる
- 髪が生え変わる
- カラー剤が落ちる
といったきっかけで起きるヘアカラー特有のトラブルですが、どれもカラーリング後のケアで対処することができますよ!
ヘアカラーを長持ちさせる方法
ヘアカラーが落ちてしまう原因は様々ありますが、「髪に刺激・負担を与えることでカラー剤が落ちやすくなる」という点が共通しています。
そこで、
- ヘアカラー当日はシャンプーを我慢
- 低刺激のシャンプーに変える
- ドライヤーやコテを使いすぎない
- 髪の保湿を欠かさない
といったポイントを日頃のヘアケアで守っていけば、色落ちを防いで髪色を長持ちさせることができますよ!
プリン状態も予防・改善できる
ヘアカラーの後で髪が伸びてくると、染めた部分と生え際で色の段差ができる「プリン」状態になってしまいます。ヘアカラーをためらう人の中には、このプリンう状態を恐れている人もいるのではないでしょうか?
プリン状態は、「リタッチ」と呼ばれる部分染めのカラーリングで防ぐことができます。リタッチは美容院にお願いしてもセルフで行っても可能。
リタッチの他にも、
- ヘアアレンジでごまかす
- ヘアアクセサリーで隠す
- 毛先だけを染めるグラデーションカラーでプリン自体を防ぐ
といった方法もありますよ。
突然の発症もあり!ヘアカラーで起きるアレルギー症状
魅力的なポイントがたくさんあるヘアカラーですが、アレルギー症状のリスクがあることも覚えておきましょう。
ヘアカラーで起きるアレルギー症状は、カラーリングから時間が経った後で急にあらわれることもあります。そのため、症状が出てもヘアカラーが原因だと気づかないことも…。
- 頭皮にかゆみが出る
- 頭皮に腫れやブツブツが出る
- 顔や耳、首筋にまで炎症が起きる
ヘアカラーのアレルギーを防ぐには、カラーリング前に行うパッチテストが欠かせません。また、アレルギー症状の疑いが出た場合はすぐに皮膚科を受診してくださいね。
髪色を変えれば自信も出る!ヘアカラーでおしゃれを楽しもう
ダイエットや整形とは違い、ヘアカラーは手軽にイメージチェンジを成功させられる方法です。髪色が変われば自信も出てきますし、普段はできないことにチャレンジするきっかけにもなります。
もちろんヘアカラーにはアレルギーや髪・頭皮のダメージなど、心配すべき部分もたくさんあります。
ですが事前にしっかり知識を持っていれば、そういったリスクも予防することができますよ!
カラーリングの前には、
- どんな方法で染めるのか
- どんな色で染めるのか
をしっかり考えることが大切。
いろんな髪色に挑戦して、自分の可能性をどんどん広げてくださいね。

マイナス5歳を叶える!40代からの若見えヘアカラー選び2019.01.22
カラートリートメントの使い方、ケアしながら美髪キープ!2018.10.23
白髪染めの頻度はどのくらいがベスト?髪を傷めないように注意!2018.10.18
ヘナの効果と使い方。白髪染めにヘアケア、足湯にも使えて万能2018.07.12
ヘアカラーアレルギーに注意!突然発症、使うたびに重症化も2018.04.20
30代女性のヘアカラーの選び方。若い頃と同じままはマズイ!2017.05.18
違いを知れば失敗もしない!おしゃれ染めと白髪染めの違いとは?2017.05.15
髪にツヤ感、透明感!ダメージレスのイルミナカラーとは2017.05.07
市販のヘアカラーと美容院でする違い。気になる仕上がりやダメージの差2017.04.21
白髪染めトリートメントの効果と使い方。ダメージを与えず簡単!2017.04.17
プリン状態になった髪の直し方。リタッチの方法やプリンのごまかし方2017.04.04
市販のヘアカラーで失敗したくない!ムラなくキレイに髪を染めるコツ2017.04.04
美容師直伝!シャンプーやセルフケアでヘアカラーを長持ちさせる方法2016.07.05
コーヒーで髪の毛を染めれるそうなので実際に友達で試してみた2012.12.14