健康は美しさの土台。心も体もヘルシーに保つ生活習慣や健康法
好きなことを楽しむにも、仕事に一生懸命打ち込むのにも、健康な心と身体がなくては思うような結果が出せませんよね。身体が弱っていると心まで弱ってしまいますし、その逆で心が弱ると身体も衰弱していきます。
心と体の健康を維持することは、人間的な明るさや美しさ、フレッシュな魅力へと直結します。
お腹の不調や睡眠不足、心のモヤモヤ…健康を害するものが一つでもあるのなら、すぐにでも健やかさを取り戻すために行動しましょう。心の悩み、身体の悩み、そして女性特有の悩み…いろんな面からの健康へのアプローチをご紹介します。
誰もに覚えがある身体の不調。原因や対策をチェック
まずは身体の健康面で立ちはだかるお悩みを見ていきましょう。当てはまる悩みがある人は、その原因や対策方法を要チェックです。
冷え性の原因と対処法
身体の先が冷えやすい、上半身はポカポカしているのに下半身が異様に冷え切っている…こんな冷え性を抱える女性、少なくはありませんよね。
冷え性を抱える女性には、「生理」「筋肉の不足」「薄着」といった3つの原因が考えられます。
生理に至っては「仕方のないこと」と諦めがちですが、血液や女性ホルモンを補うこと、腹部や足を温めることを意識すれば、冷え性は充分に改善させられます。
また、筋肉は脂肪を燃やし体温を上げ、ついでに身体を引き締めて見せてくれる存在。ムキムキは目指さなくても、程よく身体を温められる程度の筋肉はつけておきたいですね。
冷えがあなたの健康を阻害する!身体を温めて冷え性を撃退しよう
睡眠の重要性と寝不足対策
忙しくて時間が取れないからと言って、睡眠時間を削ってまで何かをしようとしていませんか?睡眠は人間にとって重要な時間です。
睡眠は脳と心身に休息を与え、ストレスを取り除き、ホルモン分泌を促して美肌へ導きます。つまり睡眠不足は心にも身体にも多大なダメージを与えてしまうというわけです。
睡眠不足にならないようにするには、自分に適している睡眠時間を知り、快適な睡眠環境を整えることが大切です。
- ショートスリーパー…睡眠時間6時間以下。外交的、活発的な人が多い
- ロングスリーパー…睡眠時間6時間以上。創造的な仕事をする人が多い
自分に合った睡眠時間が分かっているなら、後はリラックスして眠れる睡眠環境を整え、快眠を得ましょう。
眠る前のスマホやブルーライトは避け、しっかり入浴し、寝室の環境を整えることが快眠の秘訣。眠る前のハーブティーやヨガでリラックスするのもおすすめです。
なぜ人は眠るの?自分に合う睡眠環境で質の良い眠りを手に入れよう
見逃しがちな貧血の原因・対処
顔色が悪くなったり、立ちくらみがしたりといった症状の出る貧血。しかしこれらは分かりやすい症状の一つで、一見貧血とは関係のなさそうな症状が出る「隠れ貧血」というものも存在します。
- 肩こり
- むくみ
- 手足の冷え
- 動悸や息切れ
- 抜け毛
- 風邪
貧血と言えば「鉄分不足」が疑われがちですが、人の体質や生活習慣によってその原因は異なります。汗をかいたり血流が悪くなることも、立派な貧血の一因です。
貧血を補うには、鉄分を摂取するのが効果的。単純に鉄分を含んだ食材を使う他にも、鉄分の吸収をサポートする食材も大切です。
貧血の改善・予防には何をすべき?疲れやすい女性は特に気をつけたい
便秘の及ぼす影響と対処法
体重は増えるしお腹は痛いし、おまけに気分が悪くなる…便秘にはたくさんの悪影響があり、人によって原因も異なります。
- 便が腸内で腐敗する
- 血液が汚くなる
- 胃腸の機能が弱る
- 肌荒れが起きる
- オナラや息が臭くなる
便秘には種類があります。クセになってしまった「慢性便秘」、もとから身体に問題がある「器質性便秘」、ストレスが理由で起きる「過敏性腸症候群」の3つ。
便秘には食生活の乱れや運動不足、ストレスといった理由が考えられますが、便秘のシチュエーション別にこんな理由も隠されています。
- コロコロ便が出る便秘
- 水分や油分が不足している他、運動不足やストレス、睡眠不足も考えられます。
- 便秘と下痢を繰り返す
- 便を押し出す「腸のぜん動運動」が弱まっています。体操をして骨盤を動かすのがおすすめ。
- 生理前の便秘
- 生理前は黄体ホルモンが分泌されやすくなり、水分を身体に溜め込もうとして便秘になりがちです。
- 旅行中の便秘
- 気温や生活リズムが変化したり、トイレのタイミングを掴めないことが原因です。食生活が変化することも理由の一つ。
- 妊娠中の便秘
- 妊娠後の黄体ホルモンの増加により、排便の回数が減ってしまいます。また、自律神経の乱れや大腸の圧迫も理由の一つ。
便秘を解消するには、腸内環境を整える食材を取りいれたり、自分で腸もみをしたり、食生活の見直しをすることがおすすめです。
病は気から。心の健康を邪魔するトラブルに注意
「健康」と言えば体の悩みばかりを重視しがちですが、心の健康も体の健康と同じくらい重要。「病は気から」という言葉もあるように、心の健康を疎かにしてしまうと、やがて身体の健康まで害する可能性があります。
ストレスへの対処法
ストレス社会と言われる今、ストレスに悩まない人はほぼいません。
- 自律神経を乱す
- 眠れなくなる
- ホルモンバランスが乱れる
- お腹の調子が悪くなる
- 身体がなんだか怠くなる
…などなど、ストレスによる健康被害は挙げるとキリがありません。ストレスは無自覚にどんどん蓄積されますから、自分で意識的に発散する機会を設けることが大切です。
例えば日記をつけることで毎日のストレスを吐き出したり、泣ける映画や小説で思いっきり泣いてみたり…。自分の好きなことをして心を開放させる時間を設けましょう。
- 対人関係のストレス(職場、家族、友人、近所付き合い…)
- 職場や仕事のストレス(仕事の責任、不満、不安…)
- プライベートのストレス(自由時間の不足、ジレンマ…)
- その他漠然としたストレス(将来の不安、寂しさ…)
自分で思っているよりも多くのストレスを抱えている可能性を考えて、ストレスの対処法や発散方法をいくつか用意しておきたいですね。
無自覚が多い依存症への対処
ただの趣味として行っているつもりでも、実は依存症に発展してしまっている…という状況、意外と陥りやすいので要注意。
そもそも「依存」とは、日常生活に支障をきたすほど何かに熱中していることを指します。依存症は大きく分けると、次の3つに分類されます。
- 物質依存
- 特定の物質を摂取しないと気が済まない状態のことです。アルコールやタバコ、カフェインなどが例として挙げられます。
- 行為・プロセス依存
- 特定の行為に熱中してしまい、自分の意思ではやめられない状態のことです。仕事やゲーム、買い物、パチンコ、ネット、美容など…。趣味から発展しやすいのが特徴です。
- 共依存
- 特定の人との歪んだ人間関係を求めたり築き上げたりする状態のことです。恋人や友人、家族に依存したり、DVやストーカーにまで発展することも。
依存の大きな原因は「孤独」であると考えられており、自分が「孤独」と感じる環境や状態を見つめ直したり、自分の依存状態に自覚を持つことが、依存症を抜け出す大切な一歩です。
女性の身体に訪れる悩み。女性と健康の付き合い方
女性の身体はデリケートかつ複雑なつくりになっています。男性にはない、女性ならではの身体の悩みも多くあります。
生理中や妊娠中など…女性だから起きる身体の状態を、健康的に過ごす秘訣を確認しておきましょう。
生理中の不調との戦い方
頭が痛い、身体が怠い、気分が落ち込む…生理中には「あるある」な不調です。生理中は以下の理由から不調を感じやすくなっています。
- 子宮の収縮で腰やお腹が傷む
- 血液の循環が悪くなり、身体が冷える
- ストレスを感じることで、生理痛を余計に強く感じる
生理中は身体を冷やさないようにするのが大切。薄手の上着を羽織ったり、身体を温める作用のある食材を使ったりといった工夫をしてみましょう。ヨガなどの軽い運動は腰痛改善や血流促進といった効果があり、おすすめです。
また、生理中によくある悩みには次のような対処をしてやり過ごしましょう。
- 頭痛
- ホルモンバランスの変化で脳の血管が膨張している場合、頭を冷やすのがおすすめです。ただし貧血が理由で頭痛が起きている場合は、逆に首の後ろ辺りを温めるのがおすすめ。
- 食欲の増減
- 心身が不安定になることで、食欲が増えたり減ったりしがちです。食欲が増したときには太りにくいもので食欲を満たしましょう。食欲が減ったときには、ビタミンや鉄分を中心に食べられるだけの食事を摂りましょう。
- 眠気
- 生理中は体温が下がりやすいことから、眠気を感じやすくなります。眠気を感じたときは可能なら眠ってしまいましょう。仕事中などはツボ押しや身体を動かすなどして、リフレッシュするのがおすすめ。
- 肌荒れ
- 生理中は肌が荒れやすく、ニキビもできやすいですよね。生理中は女性ホルモンのバランスが崩れ、皮脂が分泌されやすくなります。いつもより多く眠ったり、栄養バランスに気を使ったりして過ごしましょう。
生理中の体調不良には理由がある!頭痛や食欲と戦う解決法とは?
妊娠・出産の過ごし方
妊娠は生理の遅れや生理周期の乱れで気づく人が多いですよね。実際に妊娠周期は、最終月経の1日目を「妊娠0日」として数え、出産予定日を計算します。
妊娠が発覚したら、母体と赤ちゃんの健康をどちらも大切にするために、いつもに輪をかけて生活習慣に気を配りましょう。
- 葉酸を摂取する
- ビタミン類を摂取する
- 鉄分やカルシウムを摂取する
- アルコールやタバコを控える
健康面に気を付けるなら、栄養バランスに優れたタンポポ茶が妊婦さんにおすすめです。
妊娠周期が重なるにつれ、つわりが起きたり足元が見えにくくなったりします。お医者さんや周りの人の助けを借りて、油断せず慎重に過ごしてくださいね。
母子手帳を受け取ったり安産祈願をしたり、出産費用のサポートを受けたりといった手続きも、妊娠や出産ならではのだいご味です。
9つの症状で見極める!元気な赤ちゃんを産む為の妊娠・出産について
産後を健康に過ごすポイント
無事に出産を終え赤ちゃんと顔を合わせたら、今度は産後の過ごし方について考えましょう。産後は心も体も不安定になりやすく、赤ちゃんのお世話もあり大変な時期です。
- 「後陣痛」…膨らんだ子宮が元のサイズに戻ろうとする痛み
- 「産褥器」…産後6~8週間までの、母体を回復させる期間
など、産後には産後の悩みがあります。産後は決して無理をせず安静にして過ごし、可能なら家事や育児は他の人にお願いしましょう。
特に産後はホルモンバランスが急激に変化するため、育児の責任やストレスから「産後うつ」になる可能性も見逃せません。
- 産後の抜け毛
- 骨盤の歪みで生じる腰痛
- 出産が原因の痔
- 骨盤底筋が緩んで尿漏れ
- 産後太りで痩せにくい
- その他身体の痛みや肌トラブル
また、産後2年以内に夫婦の愛情が冷めてしまう「産後クライシス」という恐ろしい症状もあります。産後は自分の心や体を大切にするのはもちろん、夫や家族を頼って絆を深めることも大切です。
大切な家族が一人増えることを、夫婦や家族でしっかり話し合っておき、産後の時期をみんなで協力して乗り切りましょう。
産後に起こる心とカラダの変化。トラブルを乗り越えて楽しく過ごす方法
毎日を元気に過ごすための健康習慣を身につけよう
健康維持は生活の楽しさや安定性を維持するのと同じこと。心と体の健康を維持する上で参考にしたい、健康習慣をご紹介します。
リフレッシュでストレスをリセット
「リフレッシュ」とは気分を一新させ、元気を取り戻すこと。リフレッシュ行動派心にも身体にも必要ですが、まずは心のリフレッシュから始めるのがおすすめです。
心が疲れたままではリフレッシュすら上手くできず、疲れを引きずることになりますまずは買い物や食事、趣味…自分が楽しめることに時間を使って、心のリフレッシュを図りましょう。
心のリフレッシュができたら、次は体のリフレッシュ。実は心よりも体のリフレッシュの方が難しくて、「睡眠を取れば良い」「何もせずにダラダラすれば良い」というのとはちょっと違います。
体をリフレッシュさせるなら、睡眠の質に注目し、体をマッサージなどしてリラックスさせましょう。
良質な睡眠は程よい運動やアロマの使用で得られます。マッサージはセルフで行っても良いですし、出かけた先のお店でプロにお願いするのもおすすめ。
もちろん「何もしたくない」と感じるのであれば、「何もしない」というのも立派なリフレッシュの一環。自分に適した方法でリフレッシュを習慣づけましょう。
朝活のコツとメリット
「朝活」とは、朝早めに起きて活動を開始すること。朝の時間は趣味や勉強、運動、家事…いつもは忙しくてできていないことにチャレンジできます。
- 生活リズムが整う
- 成長ホルモンの分泌を促す
- うつを抑制する
- 時間にゆとりができ、心にもゆとりができる
- ダイエット効果が高い
- 自分磨きに取り組みやすい
趣味に没頭したり、運動や美容の時間にあてたり。朝は静かで人も少ないですから、気軽にいろんなことにチャレンジできます。
しかし早起きも簡単ではありませんよね。二度寝や夜更かしの誘惑を振り切り、生活リズムを整えることが朝活成功の秘訣です。
- 寝起きに朝日を浴びる
- 起きてすぐ水を飲む
- 夕食を食べすぎず、空腹をアラーム代わりに目を覚ます
といった方法で早起きにチャレンジしてみましょう。
大人ならではのお酒との付き合い方
お酒は大人の嗜みの一つですが、楽しい面もあれば危険な面もあり、「禁酒」を考える人も少なくはありません。ただ、適量のお酒には健康を手助けする作用があるというデータがあるのは事実。
つまり飲み過ぎは絶対に避けるべきですが、「全く飲んではいけない」というのも間違いだということ。要はお酒の適量を見極めることが大切ということです。
- 血行を促進する
- 冷えを解消する
- リラックスさせる
- ワインなどには抗酸化作用がある
一方で次のようなデメリットもあります。
- 飲み過ぎると二日酔いになる
- お酒による体調不良や肥満
- 生活習慣病の原因になる
- 依存症になる
お酒を楽しむ一番の秘訣は、上手に飲むことです。お酒の種類や量を見極めたり、一緒に食べるおつまみにも注目しましょう。
お酒のカロリーが気になるなら、蒸留酒であるウィスキーや焼酎・ウォッカがおすすめ。脂っこいものより食物繊維の多いサラダの方が、アルコール吸収を抑制するためおつまみに向いています。
食生活の見直し方
食生活は美容や健康、精神状態などの多くを左右します。太りにくい体質を目指したり、綺麗な髪や肌を手に入れたいなどの目標があるなら、一度食生活を見直してみましょう。
基本は栄養バランスに気を付けて、万遍なくいろんな食材を摂取するのが一番。バランス面から見ると和食がおすすめです。
- 砂糖の多いもの
- カフェインの含まれているもの
- 外食や出来合いのもの
- ジャンクフード
また、食生活と体調は強く結びついています。ストレスが溜まっているときに辛い物が食べたくなったり、極端な食欲の増幅・減退など…。今の食生活をどんな風に見直すべきか、普段の生活を振り返りながらチェックしてみてください。
毎日少しずつの健康習慣で身も心も元気で美しくなる
心と体の両方が健やかでいてこそ、初めて「健康」な状態と言えます。体が病気になっていたり、心が落ち込んでいたりすれば、日々の生活が全然楽しくなくなってしまいます。
健康でいる人は心も体も健全で爽やかになり、大人としての美しさも必然的に身についていきます。
女性としての魅力を引き出すには、まず健康を第一に考えていきましょう。睡眠時間を確保したり、心の余裕を保てるように過ごし方を変えてみたり…。意外と簡単なことから健康は近づいてきますよ。
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